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序章
「この世に神は二人といらぬ」
1柱の神がそう口にした。
その後、世界は炎の海へと変わった。
1箇所で起きた戦いが他地域へと伝播していき、世界中の神が争いを始めたからだ。
人はこれをラグナロクと呼び、ただ神々が振るう暴威から身を隠し、嵐が過ぎ去るのを待つのみだった。
100年後神話の戦争は終わりを告げた。どの神も消耗し現世に留まれなくなるほど衰弱しきっていたからだ。だが、神々は人に自分たちの権能の一部を貸し与え自分の代わりに世界を治めさせようとした。人々は、この日を豊穣の日と呼び神総歴が誕生した。
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