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キスで世界が変わりました  作者: 高尾天
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プロローグ

もううんざりだ。

毎日にメリハリが無くて、同じ事をいつもしている気がする。

同じような顔つきの奴がゴロゴロいて、それでいて同じような事しかしてない。

今の俺は高校生であまり取り柄はない普通の男だ。

ただ、1つだけ秀でている事があるとするならばそれは……

キスだ

俺はどんな奴よりもキスが上手い自信がある。

少し言いすぎかもしれないが自分が世界一だと思っている。

何故そんなに自信があるというと・・・それは言いたくない。

とにかく俺はもう死ぬ。

屋上は落下防止のために鉄柵があり、その中にはベンチが柵に沿って置かれている。

鉄柵の外には30センチ程度の足場があり、俺はそこに立っている。

ここから地面までの高さは分からないが、落ちれば即死だろう。

下では生徒達が騒ぎ立てているが、はっきり言ってどうでもいい。

もう覚悟は決まっている。

「どうせ生まれ変わるなら退屈しないところに生まれたい。」

簡単でありながらも儚い願いは、風にかき消され俺は静かに地面に向かっていった。

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