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嫌ボーボー!
貧乳だから組まされた。その現実に意気消沈する新田。
丹にしてみれば、こちらこそ願い下げな話なのだが、丹が嫌がる以上に新田が嫌がっているのでそうも言ってられない。
仕方ないので丹の方から提案を持ちかけた。
「この事件、一人で解決してみるとイイ。そうすればペアを組む必要も無くなるだろう。こちらとしてもヤマさんへの義理を欠かずに辞められるから万々歳だ」
「…一人で解決したからって何?一人で事件を解決させると貧乳じゃ無くなるの!?」
「いや、貧乳は関係無いだろう?今は捜査を優先して…」
「優先すると貧乳が治るの!?貧乳が治らないなら捜査なんかテキトーでイイじゃない!な〜にが貧乳だからペアを組んだ…なのよ!馬鹿にするんじゃないわよ!!」
これだからボーボーは嫌なんだと、丹は辟易するがそうも言ってられない。
憤慨する新田を何とかなだめて、嫌々ながらも捜査協力をするのであった。