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躊躇!
「ひんっ…!?」
すぐ様、否定しようとする新田ではあったが、思い当たる節がある。
そもそも捜査一課と言う花形部署に、自分が配属されたことが奇跡なのだ。周りにいた連中も、身体でも使ったんじゃ無いかと陰口を叩いていたが、新田の胸を見てそれは無いと失笑。
もしヤマさんが後継者となるロリを探し、該当するロリが見つけられなかったら、どうしたであろうか?
丹の捜査協力を継続する為に、何としてでも後継者を作るには…次点で貧乳を採用したのでは?
ロリでは無く、ボーボーではあるが、貧乳の新田。丹への妥協案、それが新田とのペアである、と。
ヤマさんの真意を理解した新田は会議室を飛び出し、デスクでお茶をすすっているヤマさんを問い詰める。
「ヤマさん!私があの男と組まされたのは…貧乳だからじゃないでしょうね!?ねぇ、違うって言ってよ!お願いだからさ!」
懇願する新田。しかし、現実とは常に残酷なものである。
「…だから呼ぶのを躊躇ったんだよ。こうなるって分かってたからさ」
『失笑』も誤用ですね(●´ω`●)