トリオ結成!
二人の前に姿を現したのは…一人のロリであった。こんな夜更けにロリが一人で出歩くとは?
不思議に思った新田ではあったが、丹の態度がその疑問を解決。
「ロ…ロリナちゃんじゃないか!いつ日本へ⁉︎」
名倉ロリナ。それはかつて、ある犯罪に巻き込まれたロリである。しかし、ペ道に生きる刑事だった丹をかどわかし、見事に罪を他人になすり付け…いや、無罪を勝ち取った在日タイ人のロリである。
事件後はタイに強制送還された筈なのだが、何故かそのロリが丹の前に現れた。歓喜する丹とは逆に、新田は嫌な予感しかしない。そしてロリは怪しく笑みを浮かべて、こう告げる。
「丹お兄ちゃん!約束通り、助手になる為に遥々タイからやって来たよ!」
タイに強制送還された筈のロリが、丹の目の前に現れた。そして助手になると宣言。どう考えても、犯罪の臭いしかしない。
丹とロリ、二人が手を繋いでどこかに向かおうとするが、それを新田が阻止。
「ダメよ、二人共!なんかもう、二人から犯罪の臭いしかしないから!ちょ、待ちなさいよ!ねぇったら!」
新田はロリと丹との間に入り、必死で二人を引き離そうとする。
のちに次々と難事件を解決に導く名探偵、丹 貞太と助手の名倉ロリナ。そして刑事の新田 舞でのトリオが結成した瞬間である。
この珍妙なトリオの活躍についてはまた、別のお話で…。
FIN
ここまでお読み頂きありがとでした(●´ω`●)
あとは日付が変わり次第、あとがきの投下で完結となります。
なお、ロリの苗字が名倉なのは、タイ人に多い名前なので使用しました。異論は認めません。