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0.2%!

「自白が無理、証拠の捏造も無理…じゃあ、殺した父親が本当は双子を愛していたとか、でっち上げて犯人に良心の呵責を促すとか…」


「それも証拠の捏造でしょ?」


丹のアイディアを新田が一蹴。話し合いは平行線で、深夜にまで及んだ。



「完全犯罪を瓦解させる事は不可能かもね…」


諦めかける新田。どう考えても兄の一郎が実行犯だと、決め手に欠くのだ。諦めたくもなる。だが、丹は諦めてはいない。


「やれやれ…君はいったい、ヤマさんから今まで何を学んで来たのだ?諦めたらそこで試合は終了だろう」


「私はバスケの試合なんかしてません。それにヤマさんとの付き合いも一ヶ月にも満たないです」


「言い訳を考える暇があるなら、少しは事件解決に向けて頭を働かせたらどうなんだ?君の給料は国民の血税だと言う事を忘れるな。僕が株で稼いだお金の一部も、君の給料として支払われているのだ。給料ドロボーだと警察が揶揄されるのは…」


「深夜遅くまで考えても結論が出ないんだから仕方ないじゃ無い!貴方だってマトモな意見は出して無いでしょうが!」


「いや、一緒にするな。こちらは既に答えを導き出している」


「…は?」


「ふむ…仕方がない。では、取って置きの秘策と行こうではないか」


「秘策?いや、その前に…答えを導き出しているならもっと早くに…」


「これでダメならお手上げだが…さて、0.2%に賭けてみる気はないか?」


丹の出した最終手段。これが双子の作り上げた完全犯罪を瓦解させる事に繋がるのであった!

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