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誘導尋問!

「そんなの簡単だろう?僕にダイヤルの番号を聞けばいい」


「…は?」


新田はキョトンとするが、丹は気にせず話を続ける。


「いいか、僕は『ヒントは無し』と言ったんだ。でも答えであるダイヤルの番号を聞いては駄目だとは、言ってはいないだろう?ヒントを聞かずに、答えを聞く。そう、僕からヒントなんか聞かずに直接、番号を聞き出して鍵を開ける。ほら、簡単な事だろう?『ヒントは無し』と聞いた時点で『答えを直接聞く』という発想が消滅。固定概念が正解を遠ざけているんだ」


「何よそれ!そんなの…」


「コロンブスの卵だよ。やり方を聞けばなんて事はない話。でも、そこに至ることが叶わないのが、固定概念の塊の頭でっかちの貧乳の哀しい宿命。さあ、これを今回の事件に置き換えてみよう。自ずと答えが見えて来るだろう?」


「は?あんたに聞いても答えなかったじゃん!」


「今回の事件の事だぞ?僕は犯人ではない。聞くのは当事者に、だ。つまり…」


「…つまり、犯人から聞き出す?誘導尋問で犯行を行なったのはどちらかを聞き出せと?」


「やっとそこに行き着いたな。犯人が双子のどちらか分からないなら、犯人を知る双子に聞く。金庫の番号を知りたいなら、知っている人に聞く。当然のことだろう?」


「でも、取り調べでは何も…」


「無いなら、これから聞き出せばいい。まあ、先の取り調べで既にヒントになる事は発言していたけどな」


「あのオジャマンガ㌦美の事?」


「そう、それだ!国民的アニメであるオジャマンガ㌦美を二人が同じ様に観ていた発言。そこに鍵がある!」

答えについてクレームが来ませんように

( ̄▽ ̄)

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