消火栓
メイド「ご主人様」
主人「なんだ」
メイド「消火栓のあのボタン、押してみたくないですか？」
主人「いや、別に」
メイド「なんでですか!? 超めっちゃ凄く押してみたくなる物でしょ!?」
主人「そんなの人それぞれだろ」
メイド「だって『強く押す』んですよ!! 『強く』ですよ!!」
主人「強くのところになんの魅力があるんだよ」
メイド「いや、なんか興奮するじゃん？」
主人「全く同意が出来ないな」
メイド「なんですと!?」
主人「そこに興奮する奴は、まずいないと思うぞ」
メイド「ご主人様は消火栓ちゃんの魅力が分かってないだけです!!」
主人「消火栓ちゃんって・・・ ついに無機物まで対処になったのか」
メイド「いや、女の子以外は無理ですから」
メイド「しかし、消火栓ちゃんは男か女の子かで言うと女の子になります」
主人(・・・それって、守備範囲って事じゃ無いのか？)
主人(それを言うと、めんどくさそうだから黙っておこう)
主人「なんでそうなるんだ？ 赤いからか？」
メイド「はい、と言う事で始まりました『第一回、ご主人様に消火栓ちゃんの魅力を知ってもらおう』のコーナー」
主人「第一回？ 第一回ってなんだ？」
メイド「ご主人様が意味わからない事言ってるけど、みんな放置しよーねー」
主人「・・・それ誰に向けて言ってるんだ？」
メイド「はい、ではまずみんなが気になっているであろう消火栓ちゃんの性別判断からだよ♪」
主人「・・・全く興味ねぇ」
メイド「みんなが見てもわかる通り、消火栓ちゃんはおっぱい丸出しの痴女です」
主人「・・・は？」
メイド「下着も着けずに野外や学校に佇んでいます」
メイド「合法で露出出来るとか羨ましい限りです・・・」ボソッ
メイド「みんなも見かけたら揉んであげよ〜」
主人「お前、それもしかして、赤いランプのついているあの部分のことか!?」
メイド「当たり前じゃないですか」
主人「どの辺が当たり前なのか教えて欲しいわ」
メイド「え？ なんですって？ 消火栓ちゃんのおっぱい情報をもっと知りたい？」
主人「そんなこと一言も言って無いんだが」
メイド「仕方が無いですね～ 少しだけですよ」
主人「人の話をちゃんと聞こうか」
メイド「私の『女性専用胸囲測定眼』によりますと、アンダーとトップの差が12cmでBカップみたいです」
主人「こんなに興味のわかない物もなかなかないと思う」
メイド「しかし、この『女性専用胸囲測定眼』は20%前後の誤差が生じるのは、みんなが知っての通り」
主人「初耳なんだが」
メイド「なので、直接揉ーー 失礼しました。 直接手で測りました」
主人(言い直す意味は果たしてあったのだろうか)
メイド「こちらだと誤差を2%にまで軽減する事ができます。 こちらで計測した結果なんとーー」
メイド「アンダーとトップの差が11cm!! つまり、Bカップ寄りのAカップだと言う事が判明いたしました!!」
主人「すっげぇどうでもいいわ」
メイド「正直ドストライクです!!」
主人「お前、女の子の胸ならなんでもいいんだろ？」
メイド「な!? なぜバレて・・・」
主人「お前、本当に女でよかったな。 男だったらやばかったぞ」
メイド「女湯に入れませんしね」
主人「いや、そう言う事じゃなくてだな・・・」
メイド「じゃあ、どういうことなんですか？」
主人「お前、ちょっと想像してみろ。 男が消火栓のランプを揉みしだいてたらどうよ？」
メイド「間違え無く通報しますね。 消火栓ちゃんは女の子ですよ？ セクハラです!!」
主人「お前の場合は意味不明だが、もしかしたらやばい奴と通報されるかも知れないんだぞ？」
メイド「・・・ってことは、女の子だと女湯に入れるだけでなく、合法でおっぱいを揉めるってことか!!」
主人「お前、アホだろ」
メイド「女の子ってすげぇ!! 私、女の子で良かった!!」
主人「同性でもセクハラってあるらしいからな」
メイド「でも、女の子に私のおっぱい揉ませるならセクハラにならないのでは!?」
メイド「・・・私って天才ですね」
メイド「ちょっと今から特許とってきます」
メイド「あ、ご主人様、いいアイディアだからって男相手にマネしないで下さいね」
主人「俺はホモじゃねぇ!!」
メイド「じゃあ、行ってきます!!」
主人「お前、仕事は？」
メイド「・・・あ」
主人「あ、じゃねぇよ!!」
主人「第一そんなので特許取れるわけねぇだろ!!」
メイド「試さないと確率は0なんですぜ旦那」ドヤァ
主人「その顔うぜぇ」
メイド「殴って貰っても構いませんよ。 むしろ殴って下さいご主人様!!」
メイド「１回、２回と言わずに3回、４回でも!!」
主人「うるせぇ!! とっとと仕事しろや!!」
個人的に、小学校にあってはいけないものtop10に入っていると思う消火栓。
強く押すに惹かれた人も少なく無いのでは？
