リスタートゲーム0
目を覚ますといつものたわいない風景が目の前にあった…そうか……やはり先ほどのは悪い夢だったんだ……たぶん、多分そうに違いない……。
そう自分に言い聞かせるかのようにして呟き目の前の扉をゆっくりと開いた………
そこにはいつもと変わらない自宅の廊下…ではなく、見知らぬ空間が広がっていた
『?』
立ち尽くしていると不意に向かいの扉が開き人が出てきた、
みたところどうやら男性のようだ
男性は僕を一瞥して部屋の中へ戻ってしまった
(ドンドンドン
『すみませんっ!あのっ、お聞きしたいことがあるのですが‼︎すみません!』
男性が入った部屋の扉を叩き声をかけた
すると扉が開き男性が出てきた
男性は気怠そうに
『あ、……えぇっと……起きた…みたいだね……』口篭りながら言葉を紡いだ
『あの…ここは何処なんですか?』
男性はハッとした表情を見せた後『詳しいことは僕からは言えないけど、時期に君にもわかるさ』『時期にわかるってどういう……』しかし男性は何も言わずただついて来いという素振りをみせスタスタと歩いて行ってしまった。
歩いて行くと一つの扉の前に着いた、中からは人の声のようなものがちらほら聞こえてきた…
”他にも人がいる?
……時期にわかるって言ってたけど それってどういう意味なんだろう……
そうこう考えているうちに男性が扉を開いた…