第1話
マウンドに君臨する彼の名は、堀江彼方。
彼が投じた一球は、ホームベースで待ち構える『愛妻』春見光月のキャッチャーミットへと収まり、
チームに栄光をもたらす最後の一球となった。
『市立間谷地高校、夏優勝!上町監督の悲願が叶いました!
エースの堀江君、この大会4完投、3回目の完封で優勝を飾りました!まだ2年生です!
同じく2年生、キャッチャーの春見君と喜びを分かち合っています!』
『只今より、優勝いたしました市立間谷地高校の栄誉を称え、同校の校歌を演奏し、校旗の掲揚を・・・』
校歌の斉唱が始まり、一同はバックネットの前に整列する。
今どきの、といえばそうなのかもしれないが、
この整列を見ていて思うことには、近ごろは高校球児の様相も変わった。
皆がめいめいの髪型をし、個性を出している。
ミツキも男子高校生としては長めの、セミロングまではいかない髪型をしているし、
カナタに至っては後ろで結んだポニーテールをたなびかせている。
だが、そんなことよりも、明らかに一昔前とは違っているモノもある。
明らかに「女子」がいるのだ。それもまぁまぁの人数が。
それは、ベンチ前で彼らの校歌斉唱を聞いている、対戦校も同じだ。
彼女らは決してマネージャーなどではない。
背番号のついた、れっきとした選手である。
今を遡ること、およそ25年と少し前。
突如として、世界中を異変が襲った。
それは、男性が突然変異的に『女性』となってしまうモノだった。
比喩としてではない。
『身体の隅から隅まで女性化』し、それまではっきりと男性だった肉体が、女体へと変化するのである。
それも『完全な形』で。
世界中に異変が拡がったことで、それまで「当たり前」とされていたことが変わっていった。
まず、男性用トイレ・女性用トイレという区別がなくなった。
そして、数多ある変更点の一つが、この高校野球である。
元来、高校野球では女子選手の出場は認められていなかったが、
異変による急激な社会・生活様式の変化は、今どき信じられないほど保守的だった高野連にすら方針転換のときを与えた。
異変のおかげというのもおかしな話だが、女子選手の参加が認められて、もう久しくなった。
「ううう・・・かなたぁ・・・みつきぃ・・・」
監督の上町は、目から滝のような涙を流しながら、
カナタとミツキの優勝バッテリーを見つめる。
「監督、泣いてんですか?」
「やっとここまで来れましたもんね、でも監督、ボクらまだ2年ですから」
「そうですよ監督、カナタと俺がいれば、来年だってここまで来てやりますよ!」
「みっくん、ダメだよ、みんなの力でここまで来たんだから」
「うう・・・お前らぁ・・・」
上町は思わず2人を抱き締めた。
その姿はまるで、感極まった『母親』が我が子を抱擁するかのよう。
そう、野球部監督である上町那由多はちょうど20年前、
高校2年の夏にこの異変を喰らってしまった。
今のカナタ・ミツキと同学年のときである。
それでも、プロ注目の実力を持つ超高校級投手だった上町は、
女体化して以降もその腕でチームを引っ張り、3年の夏には念願の甲子園出場を果たした。
そして、深紅の大優勝旗をその手に収めることなく、上町はそこで散った。
上町はそれを機に選手生活を諦め、指導者の道へと進んだのだった。
「アレから19年・・・本当に長かった・・・」
「監督、監督の指導のおかげですよ」
「カナタ・・・」
「監督の指導のおかげで、みんなここまで来れたんです
ボクの力じゃなくて、みんなの力でここまで来れたんです」
「・・・まぁ、カナタが言うんなら、そういうことにしといてやるか!」
「みっくん」
「へっ、カナタ、わりぃわりぃ」
アルプススタンドの前に整列し、ここまで応援してくれたみんなに挨拶をする。
そのとき、最前列から声をかける者がいた。
割とスレンダーな体型でありながら、一部分だけが異様な形を見せている。
「カナタぁー!ミツキぃー!みんなぁー!」
「あっ!先輩!」「先輩!」「見てくれてたんですね!」「みんな!アイツがいるぞ!」
『彼女』もまた、異変によって女体化してしまった、『元・男子』である。
『彼女』は1年生のときの秋大会後に女体化してしまったが、
不断の努力によって、その後はチームの主砲となり、2年夏の県予選では、チームをベスト4に導く活躍を見せた。
この夏が最後の夏であるはずのその『彼女』が、何故アルプススタンドにいるのか。
その理由こそが、異様な形を見せている『一部分』なのだ。
この異変は、男性を女体化させるだけでなく、不確定要素的に妊娠もさせてしまう。
『彼女』はこの春のセンバツ前に妊娠が発覚してしまい、
苦渋の決断の末、そこで野球部を退部する決断をしたのだった。
そのお腹には双子が宿っており、そろそろ臨月を迎えるころとあって、はちきれんばかりになっていた。
「カナタ、ミツキ、みんな、本当におめでとう・・・
そして・・・本当にありがとうな、産まれてくるこの子たちにも、いい思い出になるよ」
「先輩も、頑張ってくださいね」
「今度は俺らが応援する番、ってこと!」
「そうだそうだ!」「そうですよ先輩!」「頑張ってください!」
「ホント・・・みんな、ホントにありがとう・・・」
こうして、この年の夏は幕を閉じた。
といっても、新しい戦いはすでに始まっている。
最高の思い出を胸に、3年生は引退を迎え、残された2年生と1年生は次へと歩き始めていく。
残された2年生の中には、もちろんカナタとミツキもいる。
宿舎に戻ったチームは、さっそく新チームに向けてのミーティングをしていた。
「カナタ、次のキャプテンはお前だ!」
上町がみんなの前で新キャプテンを指名する。
挙げられたその名前に、誰も驚くことはなかった。
「・・・なんだ、もっとこう・・・なんかさぁ」
ミツキを筆頭に、皆が口々に言葉を発していく。
「いや、監督、そりゃそうでしょ」
「カナタがキャプテンになることなんて、誰も文句言いませんって」
「カナタがキャプテンなら、みんなついていくよ」
「堀江先輩以外にキャプテンになれる人なんているんですか?」
「おい、てめぇ、それ、俺をディスってんのか?」
「いやいやいや!春見先輩をディスってるわけじゃなくて!」
その様子を「やれやれ・・・」という顔で見ながら、上町はカナタに視線を向ける。
そしてカナタが話し始めた。
「みっくん、その辺にしときなよ」
「おっ・・・おう・・・」
「というわけで、ボクが新キャプテンなわけなんだけど・・・」
キャプテンとしてのカナタの初めての言葉に、みんなが固唾を呑んで聞き耳を立てる。
一種の緊張感がそこにはあったが、カナタから出てきたのは意外な、しかしカナタらしい言葉だった。
「別にみんな、チームのために、学校のために、とか、そんなこと考えなくていいからね」
「・・・!?」「・・・?」「・・・!!」
「みんな野球が好きでやってるんでしょ?
だったら、野球が好きな自分のためにプレーしていいよ、その代わり全力でね
みんながそのつもりで必死にプレーしたら、どうなると思う?」
その言葉を聞いて、まず反応を出したのは上町だった。
「お前らしいなぁ、カナタ」
カナタも上町に視線を向けて返す。
「監督だっていつも言ってるじゃないですか、「何も考えずに自分にできることを必死にやれ」って
だからボクも、自分にできるピッチングをやってたら、ここまで来れただけなんですよ」
「そうかぁ・・・そういうことか、カナタ
「みんなの力でここまで来れた」って、お前、球場で言ってたもんな」
「そういうことだよ、みっくん
みんなが自分にできることを必死にやってくれてるから、ここまで来れたんだよ
ねぇ、みんな」
今度はみんなのほうに顔を向けて、改めてカナタが話を続ける。
「これからも今まで通りやっていこう、自分たちができることを、全力で、必死に、自分のために
そうすれば来年もきっと、ボクたちは同じ景色を見ることができる、それは約束できる」
「おう!」「はい!」「おう!」
「あぁ、でも、これだけは言わせて
例の異変で野球を続けられなくなった人たちのためにもプレーしよう、それは約束してね」
それは、異変によって引退を余儀なくされ、本来ならこの大会にも不動の4番として出ているはずだった、
あの『彼女』のことを念頭に置いた発言だった。
もちろん『彼女』だけではなく、それ以外の同様の人たちのことも指している。
これまでの野球人生の中で、カナタやミツキだけでなく、上町も含めたここにいる彼らは皆、同じような経験をしている。
これまで一緒にやってきた仲間が突然女性となり、プレーの継続を諦める光景を何人どころでなく見てきた。
酷いパターンでは、中学のときに女体化し、そのまま妊娠したことで野球を諦めた仲間もいた。
もちろん、女体化してもプレーを続けて、一緒にここまで来た仲間もいる。
しかし、そういった仲間はそこまで多くもない。
カナタの言葉は、そういった人たちの無念を忘れるな、というニュアンスを込めていた。
「よし!じゃあ、お前ら、円陣だ!」
ミツキが音頭を取り、全員が肩を組んで円陣を作った。
「いいか、カナタだって、ああ言ってるんだ、やってやろうじゃないか」
「はい!」「おう!」「おう!」「はい!」
「じゃあ、カナタ」
「いい、みんな?そんな感じでこれからも・・・ファイトだ!!」
「「「「「ファイトだー!!!!!」」」」」
一同は、残されたわずかな夏休み期間を、ひと時のバカンスとして楽しんだ。
学校と後援会の計らいで、2日ほど大阪に滞在する時間を与えられた彼らは、それぞれに観光を楽しんだ。
そして、学校に戻ってきた彼らを待っていたのは、後援会主催による報告会を兼ねた祝勝会だった。
やはり「おらが街の学校、おらが街のチーム」が優勝して帰ってきただけあって、
来賓として市長や教育長が出席するなど、規模も大したモノだった。
「・・・で、あるからしまして、このように最高の結果をもちまして彼らが帰ってきましたことには・・・」
こういう会には付き物の、長ったらしい挨拶を退屈そうに聞きながら、
うんざりした様子を浮かべ、小さな声でミツキはカナタに話しかける。
「まったく、ジジイ連中ってのは、どうしてこういうのが好きなのかね・・・なぁ、カナタ・・・カナタ?」
「・・・っ、あ、あぁ・・・なんで・・・なんだろうね・・・」
少しカナタの様子がおかしいことに、ミツキはすぐに気付いた。
「どうした?体調悪いのか?」
「い・・・いや、大丈夫・・・だよ・・・」
「それでは続きまして、見事優勝投手となりました、新キャプテンの堀江彼方君にご挨拶いただきます」
「なっ・・・マジで大丈夫かよ、カナタ」
「大丈夫だって・・・ボク、行ってくる・・・よ・・・」
壇上へと向かう足取りは、明らかに体調を崩している人間のそれだった。
人混みの中にあっても、キャッチャーとして場の全体を見る眼が鍛えられているミツキには、
そのカナタの姿が異様に悪目立ちして映っている。
「アイツ・・・」
なんとか壇上に立ったカナタが挨拶を始める。
「えー・・・えっと・・・皆様のご支援ありましたおかげで、ボクたちは優勝という、素晴らしい結果・・・を・・・」
なん・・・だ・・・これ・・・
頭がふらふらする・・・目の前がぼんやりして・・・
「えー・・・その・・・えっと・・・」
カナタは普段そこまで多くを喋るほうではないが、
うまい具合に言葉が続かないその様子に、場内も少しざわざわしてきた。
『なんだい、アレは』『大丈夫なのかね』『おーい、どうしたー』
「あっ・・・あの・・・す、すいま・・・せ・・・」
あっ、これ・・・ヤバイ・・・
脚の・・・力が・・・
そのときだった。
カナタの身体から一瞬で力が失われ、膝から崩れ落ちた。
その様子をステージの上手側から見ていた上町が動くより先に、ミツキが駆け付ける。
「カナタ!!おい!!カナタ!!やっぱりダメだったんじゃねぇか!!おい!!」
カナタが倒れたのを見て、場内のざわめきも一層大きくなる。
『なんだ、どうした!?』『何があったんだ!?』
「カナタ!!なぁ!!カナタ!!」
ちくしょう、コイツら・・・こっちの気も知らないで・・・
カナタが倒れちまったら、俺は・・・俺たちはどうすれば・・・
「あ・・・み・・・っくん・・・ボク・・・」
「喋るなカナタ!呼吸はできるか?」
上町も壇上に着いており、カナタに声をかける。
上町には、今のカナタの状態に覚えがあった。
「は・・・はい、かんと・・・く・・・」
「大丈夫だ、落ち着いて深呼吸するんだ、ミツキ、アイスバッグをもらってきてくれ」
「は・・・はい!!」
コイツは、まさか・・・いや、嘘だろ・・・マジで勘弁してくれ・・・
私は・・・私たちはカナタのおかげでここまで来れたんじゃないか・・・
『お前』は・・・私だけじゃなくて、カナタからも夢を奪っていくつもりなのか・・・?
「監督!アイスバッグもらって・・・き・・・あ、アレ・・・?」
あ・・・なん・・・っで・・・
身体の力が急に・・・抜けて・・・あ
急いで戻ってきたミツキにも、突然の体調不良が襲い掛かった。
そして、カナタと上町が待つ壇上の手前でミツキも倒れた。
その瞬間に上町が叫ぶ。
「ミツキ!!まさかお前も・・・っ!!」
あ・・・かん・・・と・・・く・・・かな・・・た・・・
アイ・・・スバッグ・・・ここ・・・に・・・っ
目が覚めたとき、カナタの眼に飛び込んできたのは、白い天井だった。
そこが先ほどまでいたはずのパーティ会場でないことだけははっきりと分かった。
「こ・・・こは・・・」
どうやらベッドに寝かせられているようだ。
カナタはゆっくりと首を振って、周りを見回してみる。
隣にもベッドがあり、そのベッドには。
「・・・みっ・・・くん・・・?みっくん!?なんで・・・」
隣のベッドにはミツキが同じように横になっていた。
顔は見えるが、身体には布団がかけられていて、はっきりとは分からない。
それよりも、カナタは自分の身体から感じる違和感のほうが気になり始めていた。
違和感の正体を探るために、カナタは自分の身体をまさぐってみたが、一瞬で終わった。
「なんで・・・ボクの身体に・・・おっぱいが・・・?」
特にどこからということもなく、適当に触った個所が胸だったが、
ついさっきまでの自分の身体にはなかったはずの大きな膨らみが手に当たった。そして。
「え・・・えっと・・・まさか・・・」
カナタはその手を下半身に伸ばし、あるはずの『それ』を探し始めるが、
一向に見つからず、手に当たる感じもない。
「・・・ない・・・ちょっと待てよ・・・?」
何かを思ったカナタは、自分が寝かされていたベッドから身体を起こし、脇に立ち上がると、
そのままミツキの顔だけが見えているベッドに近付き、身体を覆っている布団を引きはがした。
そのカナタの眼に入ってきたミツキの身体は。
「・・・みっくん・・・嘘だろ・・・?」
ミツキの身体が女体化していたのだ。
まさかと思い、カナタは改めて自分の身体も見てみるが、答えは同じだった。
そのとき、部屋に誰かが入ってきた。
「カナタ!起きてたか!」
「あ・・・監督・・・ボク・・・」
上町はカナタの身体を優しく抱き寄せ、自分の身体に包み込む。
「落ち着け、カナタ・・・」
「ボク・・・ボクの身体・・・みっくんも・・・そんな・・・そんな・・・」
「落ち着くんだ、カナタ!」
「か・・・監督・・・うっ・・・ううっ・・・ううううううう・・・」
カナタが静かに泣き始めたとき、物音がした。
ミツキも目を覚ましたのだ。
「みっくん!!」
「カ・・・ナタ・・・?監督・・・?ここ、どこ・・・っ!?カナタ!!お前、その身体!!」
「みっくん・・・みっくんんん・・・」
涙に潤んだ瞳で自分を見つめてくるカナタの姿に、ミツキも何かを感じた。そして。
「・・・なんだ、こりゃあ!!」
ミツキも、自分の身体が女体化していることに気付いた。
2人は改めて、部屋に持ってこられた姿見で、今の自分を確認する。
カナタもミツキも元の体型より少し身長が低くなり、
如何にも高校球児らしい体格、いわゆるガチムチだったのが、女性らしい丸みを帯びた。
ポジションに関係しているのかは分からないが、ミツキはそれなりにキャッチャーらしい感じの体格となったが、
細身ながらも、マウンドに君臨する絶対皇帝の雰囲気を出していたカナタの体格は、
その面影を感じさせないグラマラスなモノへと変貌していた。
「カナタ・・・お前・・・」
「・・・なんだよ、みっくん」
「お前・・・いい身体してんな」
ミツキのその言葉に、カナタは顔を真っ赤にし、
上町は思わず吹き出しそうになってしまった。
「なっ・・・お前・・・女体化して言うことがそれかぁ・・・?」
「女になっちまっても、やっぱり女の身体は見ちまうだろ」
「まったく・・・みっくん、お前ってヤツは・・・」
笑いそうになるのをこらえながら、上町は2人に問う。
これからの2人の人生に大きく関わってくるかもしれないことだ。
「とっ・・・ところでお前ら、これからどうしたい?」
「監督、決まってるじゃないですか」
カナタはきっぱりと言い切った。
「ボクは野球、続けますよ
こないだも宿舎で言ったじゃないですか、約束ですから」
「カナタがやるって言うんなら俺もやりますよ、監督
そうだよなカナタ、約束だもんな」
「そうだよ、みっくん、これはみんなとの約束
ボクがこうなったんなら、それこそボクがやらなきゃダメだと思うんですけど、監督どう思います?」
カナタのそのはっきりとした意思表示に、上町もハッとした。
そうか・・・カナタ、お前・・・そこまで考えてたんだな・・・
それもそうか、確かにあのとき、お前は言ってたな
『自分のためにプレーしよう』・・・って
『異変で野球を続けられなくなった人たちのためにもプレーしよう』・・・って
お前、自分がそうなったからこそ、自分のためにプレーすることが、
これまで野球を諦めてきた人への勇気になる、と信じてるんだな・・・
約束したカナタも、その約束に付き合うと決めたミツキも
お前ら・・・2人とも強いな・・・
「・・・よし、分かった」
「監督!」「監督!」
「まぁ、うちにはこれまでもたくさんそういう子はいたし、私もそういう子はたくさん指導してきた
だから・・・2人とも安心しろ、お前たちはこれまで通りのプレーができるように、私も協力するから」
「ありがとうございます!!」
「ありがとうございます、監督
やっぱりボクたちは、監督についていって正解でした」
カナタの言葉に、上町は少し恥ずかしくなったが、
それでもなんとか、カナタとミツキに言葉を続けた。
「よせよ・・・恥ずかしいじゃないか・・・
でも、お前らならきっとやれる、私が見られなかったモノが、お前らの強さがあれば、きっと・・・」
そうさ、きっとお前らならできるはずだ
そしてお前らがやり遂げられるように、私も全力で協力しよう
それが、私なりの約束の果たし方だ
「よし、じゃあ、頑張ってついてきてくれ、そんなわけでこれからも・・・ファイトだ!」
「ファイトだー!!」「ファイトだー!!」