第3話 異世界騎馬戦初陣!
第三話 初戦の相手、やばすぎワロタ……って笑えねぇ!
大会当日――王都騎馬闘技場。
観客席には何千という人々が押しかけ、魔法の投影スクリーンがフィールドの様子を映している。
その中で、俺はやたらと鎧ゴツい男と、フィールド中央に向き合っていた。
「我が名はガルド=ドラケン! 巨獣馬〈オルグ=ザ=ランページ〉と共に、貴様の首を狩る者だァァ!」
「自己紹介が物騒すぎるんだけど!?」
目の前の“馬”は明らかにサイズおかしい。ほぼ象。しかも首が三本ある。いや、これ馬って言っていいの!?
「、怯えなくて大丈夫だ。速度と機動力で勝る」
「グリュンバルト、ほんと頼りにしてるよ……!」
実況が響く。
《第一試合、開始ィィィッ!!!》
開幕と同時に、相手の馬が地響き立てて突進してくる!
「うわあああああ!!」
「左に一気にステップです!」
グリュンバルトの機動力はヤバかった。まるでバイクのような動きで、巨獣馬の突進をかわす。
そして次の瞬間――
「私の“フォーム・セカンド”をお見せしましょう」
グリュンバルトのたてがみが風に舞い、体が青白く輝き――翼が生えた。
「は? 飛ぶの!? 馬なのに!?」
「……私は“風を駆る者”ですから」
そのまま、空中からの一撃――!
「うおおおおおおおおおッッ!!」
空中騎乗体勢からの一撃で、巨獣馬の首一本を切り落とす。
会場が、静まり返る。
そして――
「「「うおおおおおおおおおッ!!!」」」
地鳴りのような歓声が湧き起こった。
「や、やった……のか……?」
そう呟いた瞬間――
「お見事です、マスター……やはり、私の運命の人ですね」
セラが俺に微笑みながら言う。
「な、なんでそんな顔してんのよセラ! そ、その程度の勝利、まだまだ……で、でも、すごかったわよ」
リュシエル姫も、顔を真っ赤にしてそっぽ向いた。
……ハーレム街道、アクセル全開で突っ走ってない?俺。




