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影帽子

作者: まえとら

影法師。人の影。光あれば影があります。


とある国では、影を消し去れ。光だけあればよい。と、影防止法案が成立し施行されました。


影踏み。鬼に自分の影を踏まれたら負けという遊びがありました。


影防止法案が施行されて現れたこの「鬼」に自分の影を踏まれると。不思議なことに影が消滅しました。


この「鬼」は、次々に影を踏んでいきます。

影がどんどん消えていきました。


影を踏まれた人々の心の中の影も消え去っていきました。

ところが、全く悩むことがなくなった人々は心のバランスを失い、おかしくなっていきました。


このままではいけないと。

とある博士が帽子を作りました。

その帽子をかぶった影。影帽子。

この影は「鬼」に踏まれても消えません。


博士は「鬼」に帽子を被せました。

帽子を被った鬼の影法師。

すると「鬼」は消えてしまいました。



影帽子。影法師。

子どもたちが影踏みをして遊んでいます。

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