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blackwhite partynight paladinknight

放出系は短気で大雑把!

 過去の改変により、大分裕福になっていた芭蕉(ヒト)の村での歓待を受けてから次の場所へ向かう。


 結局血が混ざって薄まっていて、ちょっと郁子(エルフ)っぽい子や附子(デーモンハーフ)っぽい子がいたがほぼ全部芭蕉(ヒト)による芭蕉(バナナ)パラダイスだった。


 バライロは夏梅(ケットシー)になってしまったが、気合い入れれば郁子(エルフ)モードに変身出来るので、気合い入れて子作りしたんだろ当時。知らんが。


 このビョウブサシ村から東に向かえば、癖歪み忍者ライ麦畑の故郷とかに繋がるのだが、そっちは旧王都に近くて流石に危険なので諦めて再び北上し、寒帯に差し掛かる地域へ巡幸を続けた。


 次々バッタバッタと平均年齢を下げまくり新しい血を入れまくりで国を豊かにしてしまったぜ。遺伝的多様性が下がるかも知れないが、善く善く考えたらサキュバスって相手の思うままに変身できる万能な生物なので多様性はむしろあがっているのではないだろうか。


「次はシュバルツヴァイスだよ兄さん。僕たちの故郷」


 草臥れジト目がソテー氏に耳掻きされながら言う。

 ソテー氏のH々(エチエチ)な太ももにむっちり沈み込みながらうつらうつらしているのでそのジト目からはいつも以上にハイライトが消えていてとてもそそるものがある。

 よし、寝付いたら襲おう。口から魔力で精製した睡眠薬でも注ぎ込んでやれば起きんだろう。


「こんニャ可愛らしい生き物にそんな思考できるのは才能かニャ」


「神様の、神様としての性格なんでしょうね。コンなに可愛いのに。バライロ先輩となり失礼します」


「こんなのガウ主神ってこの国心配なんだガウ。バライロ先輩ワタシもとなり失礼します」


 夏梅(ケットシー)形態のバライロ=デイズと子狐モードのオフィーリアと子狗尾草(こコボルト)スタイルのスーサイドがわちゃもふと草臥れレイプ目の周りを囲む。むむう、ガードしているつもりか。


「B兄ちゃんの故郷か、どんなとこなの?《初心者の街》に来たときは傷だらけだったんでしょ?虐待されてたの?」


 ああ、脱走しようとして鎖に繋がれたまま鉄条網の中を無理やり潜ったからな。あいつら、ってかサーマモンのやつ、監禁しやがって。腹が立ってきた。


「兄さんがスノーゴブリンたちと繁殖しようとするから……領土侵略されちゃうでしょ強い個体増えたら」


 そうか!今なら国全体が俺のものだし問題ないのか?もしかして、ドラゴンとかもイケんじゃないか?おお!早く国内を平定せねば!


「誰が生け捕りにするのさ」


 なんか旧王国側の人間とかに懲罰でやらせれば善いだろう。そこのクソガキ王子様ベイビーに音頭とらせて。


「うふふ。苦い役これ以上やらせないで…。あ、でもお父様の側近連中を巣穴に放り込めるのですね。じゃあやります是非」


 何か恨みでもあるんだろうか。まああるよな。シンパはこちらにどんどん寝返るし、狗尾草(コボルト)無食子(ドングリ)は人類圏に戻ってくるし、蜜蜂薄荷(ホムンクルス)に至っては完全に新種の人種だ。1パーティー分の腹心だけで善く戦ったよなこいつ。


「うふふ。ご褒美に土地ください♡」


「うるせぇぇぇ!お前は一生夜伽衆だごらぁぁ」


「やぁぁぁん!」


 服をビリビリに破く。クソガキ王子様だけはソテー氏に頼んで破けやすい透け透け布を着させているのだ。

 見せしめだ!敗北した指導者層がどうなるか、各地の領主に知らしめてやっているのだ。


「そういえば兄さん、お母さんへのお土産は用意したんですか?」


「あん?賭け金はお前に渡したじゃねえか」


「ああ、いえ、兄さんのお母さんへのお土産ですよ」


 …あ、やべえ。


「……あわわ、兄さんの事だからてっきり別口で用意してるものだと」


「御母様のお土産忘れてたぁぁぁぁぁ!」


「「「「「「御母様!!?」」」」」」


「呼び方ぁ!ていうかお母さんいたんだねB兄ちゃん」


(わたし)、てっきり木の股から生まれてきたとばかり」


 なんでぇ人を鬼か悪魔の類いみたいに。いや、悪魔の類いだったわ!


「ベイビー!てめえ今すぐ俺の子を産めぇ!孫の顔見せるのが1番のお土産だぁ!」


「無理でぇぇぇぇす!」


「兄さん、孫の顔はいっぱい見てますよ。僕の家族全員産んでます」


 そうだった。やべぇぇぇ何も持ってきてねぇぇぇぇ。

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