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07:3年生の日常

 初めてエッチをしてから数ヶ月が経過して、私たちは3年生になった。

 この学年になると受験がどうしても頭にチラついてしまう。

 そのため、私たち4人の話題も必然的に受験に関連する内容が増えてきた。



「瞳ちゃんは塾に通い始めたんだよね? 私も行った方がいいかなぁ」


「うーん。どうだろ? 聡は違うけど私たちって同じ学校を志望してるじゃない? だったらみんなで同じ塾に通うのもアリかなって感じだよね」


「俺はなぁ。聡は知ってると思うけど、あまり家にお金の余裕がないからな。多分塾には行かないで家で勉強する感じになるかな」



 薄々とは感じていたけど、コタくんのお家は母子家庭で、一般家庭よりもちょっと家計が苦しいみたいなんだよね。

 だから受験も私立は念の為受けるくらいで、本命は公立で考えてるみたいだし。



「まぁ、鼓太郎なら大丈夫だろ。なんてったって俺たちの学年の不動の1位なんだからな!」


「そうは言うけど、瞳ちゃんは2位で弥生が5位だからな。塾に通われたらあっという間に抜かされるよ。それに聡だって20位とかだろ? ぶっちゃけ部活もガチでやってるのに上位にいるお前の方が凄いよ」



 コタくんは笑いながら聡くんに言っているが、例え私たちが塾に通ったとしてもコタくんが1位なのは揺るがないだろう。

 だって、いつも5教科が100点なのだから。

 音楽となどは受験に絡まないからってことで、100点を逃す時もあるけどそれでも高得点をいつも取っている。

 とはいえ、ガリ勉って言うわけではないので、恐らく地頭が恐ろしく良いのだと思う。

 私なんて一生懸命勉強して、なんとかこの順位をキープしているのだ。


 私たちは全員県内で一番偏差値の高い高校を志望しているが、コタくんなら塾に行かなくても問題ないだろう。

 だけど私は頑張らないと多分入ることができない。

 受験勉強を頑張るとその分コタくんに会う時間が減ってしまう。

 それは嫌だなって思ったので、以前私はコタくんに相談をしたことがあった。



『受験勉強に力を入れた方がいいよ。全然会えないってわけじゃないんだし、俺は弥生と3年間違う学校に通う方が嫌だな』



 私はその言葉を聞いて「確かに!!」って思った。

 ついつい目先のことばかり考えてしまいがちだけど、よくよく考えたら高校3年間を一緒に過ごす方がより価値があるだろう。

 私はコタくんの言葉を聞いて、本格的に受験勉強を頑張ろうという気持ちになったのだ。



「瞳ちゃん。私もお母さんに相談して、塾に通えないか聞いてみるね。だから、今通ってる塾のことを教えてよ」



 そう言うと、瞳ちゃんは翌日塾のパンフレットなどを持ってきてくれて、私に細かく説明をしてくれた。

 それを武器にお母さんとお父さんに相談をすると、「弥生が本気ならもちろん大丈夫だ」とすぐに了承してくれた。

 私はすぐにコタくんにメッセージアプリのLIMEで連絡をして、塾に通うことになりそうだと言うことを伝える。

 すると『俺も頑張るから、一緒の高校に行こうな!』ってすぐに返信をくれた。


 こうなると私はコタくんと同じ高校に通うことしか考えられなくなる。

 私は自分でも思うが、単純な人間なのだ。

 こうと決めたらそれに向かって猪突猛進。

 しかも、私だけが頑張るんじゃなくて、この4人全員で同じ目標に向かって頑張るんだから怖いものなしだ。


 私は早速翌週から塾に通うようになった。

 頻度は瞳ちゃんと同じで週に3回。

 瞳ちゃんが部活がない日を塾に充てているとのことだった。


 学校が終わるとそのまま直接塾に通ってるんだけど、いつもコタくんが塾まで一緒に行ってくれるので、週3回は瞳ちゃんを含めた3人で帰って、週2回2人っきりでいつも家に帰るようにしている。

 塾が始まると寂しくなっちゃうかなって思ってたけど、いざ始まってみるとそんなにコタくんといる時間は減ることがなかった。

 だって毎日一緒に帰ってるし、2人っきりで帰るときは私の家に上がって一緒に勉強をすることも増えたからだ。

 土日だってどちらかの家に行って勉強会をしたり、たまには一緒に遊んだりしているのでひょっとしたら一緒にいる時間は減るどころか増えている可能性まであった。


 もちろん隙を見つけては、コタくんとエッチなこともすることも忘れない。

 そうしないと、コタくんがエッチな動画を見ちゃうかも知れないから。

 家族がいて声が出せないときや生理のときは、口でコタくんのことを慰めてあげるんだ。

 コタくんは私が口でしてあげるのが好きみたいで、なんだか自分でもドンドンと上手になってる気がするよ。

 あと、コタくんとエッチなことをしてたからなのかは分からないけど、おっぱいが急成長しているんだよね。

 この間なんて「おっぱいで挟めないかな?」って言われたから、チャレンジしてみたんだけど普通に挟むことができた。

 なんかコタくんがとても喜んでたのが印象的だったから、エイエイって頑張ってやってあげたんだ。

 なんか3年生になってから成績も上がるし、エッチなスキルも上達するしで、とても充実してるなって毎日思ってる。


 中3の夏休みは、コタくんを除いた3人で夏期講習を参加することになった。

 流石に去年みたいにコタくんと遊ぶことは出来なくなったけど、夜は毎日電話してるしエッチな動画を見させないために、ビデオチャットで一緒にエッチなこともしてる。

 これに関しては、どちらかが提案したわけじゃなくて、何だかお互いがムラムラしちゃって自然に始まった感じだ。

 はっきり言って一人でしてるのをコタくんに見られるのは恥ずかしいけど、それでもエッチな動画を見てされるよりは全然マシだった。


 何だか自分でもドンドンとエッチになっていくのが分かるけど、コタくんが喜んでくれるし私も嬉しいので全然抵抗なんて感じることはなかった。

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