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ソウルクラッシャー 〜不幸な主人公は傷つきながらも人を助ける〜  作者: ミクツ
一章 入学までの道のり編
5/15

始まる地獄、味わう屈辱


地下に連れて行かれたネオは未だに鎖で拘束されたままだった


「早くこの鎖とってここから出してくれよ!

金なんてもういらねぇよ!」


「まだそういうわけには行かないんだよね

そうだ決めたよ!今から君は僕たちの実験台だ!」


そういうとドグはUnchangeableを発動し酸系の液体をネオに投げ出した


液体のかかった部分が溶けて火傷のように爛れる


それもネオは回復系統のソウルで直していく


痛みと傷は完全には消えないが傷口は閉じ出血も止まる


「ペイン君、君もどうだい?」


「いいんですか?ならお構いなく」


そういうとまたも剣を振りかざしてきた


今度は、何度も何度も何度も何度も何度も斬りつけられた


血が飛び散る、そしてネオはソウルを使い傷を閉じさせる


それの繰り返しだった


どれだけ時間が経っただろう、ざっと2日は交代制でソウルの実験台にされ地下室は飛び散った血と異臭で充満していた


「痛い、痛いよぉ」


ネオはもう復讐のことなどどうでも良くなる程の傷を負わされ、ただ痛みと傷痕だけがのこっている


「もう、いいや、だして、ここから、たじゅけてぇ」


ネオはこの2日で心の中の何か大切なものが壊れた気がした


「ペイン君こいつはもうダメだ望み通り金だけ渡してそこら辺に捨ててこい」


「わかりました!すぐに捨ててきます」


そう言うとペインはネオの鎖を解き外へと連れ出したそして


「ほら、金だぞこれでも持ってけ

じゃあな、まぁ2度と会わねーだろうけど」


そう言ってペインは笑いながらtop Tokyoの本部へと戻っていった


投げ出された札束は100万円ほどだった

ネオはこんな大金を初めて手にした


「やった、金だ、金だ、、、何で俺こんなもののためにこんな辛い想いしたんだろ、」


そう言うとネオは泣くのを我慢しながら1人で家に帰るのだった


しかし、その道の途中怪我をした小さな子供を見つけた

ネオはどうしてもその子を放っておけなかった

傷ついたままの辛さを知っていたから


「君、どうしたの?」


「あのね、ここでね転んじゃってね血が止まんなくてぇ、このまま僕血が止まらずに死んじゃうのかな?うぇぇぇぇぇぇん」


「大丈夫だよちょっと傷見せて」


「うん、ほんとに大丈夫?」


「あぁ、大丈夫だよ」


ネオはあることを試してみた自分が集中したら傷を塞げるというソウル系統を他人にも使えるかというものだった


怪我をした子供の傷に意識を集中させる

すると、


「凄い!お兄さん!傷治っていってるよ!」


上手くいったようだ小さな子供の傷は完全に塞がった


そしてこれによって他人にもこの力を使えることがわかった


「はい!治ったよ!次からは怪我しないようにね」


「うん!お兄さんありがとう」


そういうとその子の母親らしき人が来た


「あらぁ、りんちゃんどうしたの?怪我したの?」


「うん、さっき怪我しちゃったんだ、でもね!そこのお兄さんがね治してくれたんだ!凄いんだよお兄さん!」


母親がネオの方を見るととても怪訝な目をネオに向けたそして


「私の子に近づかないで!不潔が移ってしまうでしょう!両親がいないとすぐ変な子に育つから大変だわ」


そういうと母親はネオを思いっきり平手打ちし

子供を連れて帰っていった


「俺が何したっていうんだよ、傷を治してあげただけじゃないか、今まで不憫な生活したたことがそんなにダメなのかよ」


そう言うとネオは再びとぼとぼと帰路についた


今のネオはもうお金のことなどどうでもよかった


(どうせ俺は幸せになんてなれず色んな人に嫌われたまま人生を終えるんだ)


次の日ネオはソウル学園に入学するため手続きをしに都の役所にいくのだった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


少しずつですが毎日投稿しようと頑張っております

もし閲覧をしていらっしゃる方がいるので有れば

少しずつでも更新してくれる方がいいですか?

それとも2日か3日ほどかかってもいいから長く読む方がいいですか?

しばらくは毎日投稿をがんばろうとは思います

今回も読んでいただきありがとうございます

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