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ソウルクラッシャー 〜不幸な主人公は傷つきながらも人を助ける〜  作者: ミクツ
一章 入学までの道のり編
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少年と狂う歯車

少年と狂う歯車


ネオは自分のソウル系統について気づいたのは1ヶ月ほど前の事だった


いつものようにネオは残飯を漁る生活をしていたが町のチンピラに絡まれ、ボコボコにされたのだった


これだけ聞けばネオが少し可哀想だなと言う話になるが本題はここではないその後だったのだ


確かに昨日怪我したはずの傷が治っているのだ


不審に思ったネオはナイフで腕を浅く切ってみた


「いってぇ、痛みは消えないよな」


しかしネオが切れた腕に集中すると腕の傷がみるみる治っていったのだった


「これはすげぇ、俺にもとうとうソウルが発現したんだ!」


その時のネオは生まれて初めて嬉しい!という本当の感情を感じたのかもしれない

身体の傷を治すソウルの系統などは今までに無かったのでネオは余計に興奮をした


しかしそんなものは長くはなかった


ネオはこれがわかってからと言うもの残飯を漁るのはやめ、魔獣の退治の仕事の依頼を受けるようになった


魔獣といっても悪魔やドラゴンのようなものではない

ソウルを纏ったイノシシや野良犬など小動物などがソウルを発現した場合に見える見た目からそう呼ばれているのである


しかしソウルを纏った動物達は何をしてくるのかわからない危険の伴う仕事だった


「今日から残飯を漁る必要もなくなる!頑張れ俺!」


自分で自分を励ましながら魔獣を退治をしにいくのだがソウルが発現したといってもネオの戦闘力自体が上がったわけではない


ネオ自体sws内でのゲームなどのおかげで反射神経は目を見張るものがあったがそれだけだった


なのでネオの戦い方は捨て身の殴る蹴るの原始的なものだった


小さな魔獣を倒すのですら傷だらけになっていた、しかしネオのソウル系統は自己回復


いくら強い攻撃を喰らおうと痛みは感じるがすぐに治るのだ


そんな無茶な戦い方を繰り返し一般的な生活はできるようになっていたのだ

しかしそんな戦い方をある1人の人間が見ていた


「君は子供のようだがどこかのクランにでも所属しているのか?」


金髪で長身のイケメンが話しかけてきた


「クランって何?俺そんなもの知らないんだ、でも魔獣に困ってる人達に話しかけてお金もらって退治したりはしてる」


すると金髪のイケメン男はこんな事を言い出した


「魔獣を倒している人達はな、一般的にクランといものに所属しているんだちなみに僕は東京地区のクラン top Tokyoに所属しているんだが君のような無所属の人はよくフリーと呼ばれているよ覚えておきな」


「ありがとう金髪の兄さん」


「それよりもさっきの戦い方あれはなんだ?君は直ぐに傷が治っているようだしどう言うことなんだ?教えてくれないか?」


ネオのソウル系統は他人から見れば異色のものだ気になるのも仕方がなかった


そしてネオは現実世界には話せる人がいないそのためこのソウルのことを誰にも言えていなかったのだ


そのため自分のような薄汚い少年のソウルことに興味を持ってくれていると言う事実が嬉しかった

ネオはすぐに話してしまった


「僕実は15までソウルが発現してなかったんですよでも、この前初めて発現したんですよ!しかも周りと違って傷が早く治るっていうものなんですよ!」


「ほぅ、」


金髪のイケメンは興味深そうに聞いている


「だから俺今年の4月からソウル学園に通うことになると思います!」


ネオは目を輝かせて金髪のイケメンに話した


「それは良かったね!しかし、そのソウル系統とても気になるな、僕に少し付き合ってくれないか?」


「それお金になりそう?」


「多分なると思うよ」


「なら少し付き合うよ!」


「ありがとうそれじゃあついてきて!」


そう話すと金髪のイケメンは小さくつぶやくのだった


「こいつは使えるぞ」


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