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ソウルクラッシャー 〜不幸な主人公は傷つきながらも人を助ける〜  作者: ミクツ
一章 入学までの道のり編
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少年と生い立ち、そして新たな生活

   少年と生い立ち、そして新たな生活


ネオの父は母がネオを産んですぐに失踪したためネオは名前も知らないそして母はネオが4歳の頃に事故によって亡くなっている


ネオは幼い頃に両親を失っているのである

その後、養護施設「輪」にひきとられ育てられていた


しかしネオが7歳になってもソウルを上手く使えないのを不審に思った施設の親的存在であるウィードがソウルの検査に連れて行ったところ検査結果はソウルの発現条件不明というものだった


この検査結果はとても珍しかったなぜなら普通、ソウルは誰にでも発現するものだからである


それからというものネオは施設内でいじめられるようになってしまった


幼い子供というものは思ったことを直ぐ口に出してしまうその頃つけられるたあだ名は「無能のネオ」であった

しかしネオはいくら周りに暴力を振られたり悪口を言われようとも、やり返すことなどはしなかった


それを見ていたウィードはネオにある時聞いたのだった

「どうしてお前はやり返さないのか?悔しくないのか?」

ウィードはネオがもし仕返しをいじめできた子達にしても怒る気はなかったがあまりにもやられてばかりなので心配になっていた、しかしネオは

「僕は人の痛みがよく分かるからそんなことはしないよ」と言ったのだったその時ウィードはネオを抱きしめてやったのを今でも覚えている


しかし一年後いじめは激しさを増しウィードの手にも追えなくなったのを見ていたネオは「輪」を出ていく決意をし8歳にして1人で街で住ごすことになったのだった


ウィードはいつでも相談に乗ってやると言いネオを送り出した

ウィード本人とても心配だったがもうどうしようもできなかったのだ、ネオに心の中でずっと謝りながら街に行くネオの背中を見送るのであった


〜〜〜〜〜7年後〜〜〜〜〜


ネオは残飯を漁る生活をしていた

住んでいる部屋は埃が多く舞っていて衛生面も良いとはいえない場所であった


結局あれから上手くソウルを操ることのできないネオは自分の系統すらわからないため街の人たちからはソウルも操れない無能で不潔のネオと忌み嫌われる存在となっていた


ネオはそんな現実から目を逸らすようにswsにのめり込んでいた

swsではソウルを使うことなどはなく偏見の目で見られることもなかったのでネオにとってはゆういつの癒しの場となっていた


そんなswsでネオはあるアイドルに夢中になっていた


電脳アイドル「リン」!swsではなく現実でイベント!


そんな電子広告を見たネオはつぶやくのだった

「いつか現実のリンちゃんも見てみたいなでも

ソウルもうまく使えない自分なんか見てくれないだろうな」

すると隣から声をかけられた

「swsでそんな暗いこと言うなよ〜」

声の主はネオがswsで自分がソウルをうまく使えないことを言っている数少ないswsないの友達のウェムであった


ウェムは現実ではrelease系統のソウル使いであった

しかしソウルを使えないネオの事を見下すことはなく対等な友達として接してくれている人である


「ネオも東京のソウル学園に入学する予定なんだろ?僕もなんだ!早く会えるのが楽しみだよ」


そんなことをウェムは言うがネオは乗り気ではない

「どうせ俺に失望するだけだよ」

軽くあしらう形になったがネオは今までの経験からこの対応が1番適していることを知っている

自分の事情を知るたびに失望していく人達の顔が今でも頭に浮かぶ

最悪な気分だ

「またそんなことを言って、もっと自分に自信を持ちな!」


「どうやってもてって言うんだよ教えてもらいたいよ

じゃあ俺は今日はsws辞めるからまた今度」


「そっか、じゃあまた今度!僕がネオに会うのを楽しみにしてるのは本当だからね!」


「はいはい、ありがとねそれじゃ」

そう言ってネオは現実に戻ってくる


「現実は上手くいかないもんだな」


ソウルが発動せず貧しく乏しい生活しかできていなかったネオだか

最近自分のソウルが少し発動していることに気づいたのだった

しかしそれに気づいたことによってネオの生活は大きく変わってしまった

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