表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

冷血の氷結魔女 1




1対1の試合が終わったネオはサキとシゲに話しかけられた


「お前凄いな!あんな戦い方ができるなんて!

さすが俺の友達だぜ!」


「確かにすごかったけど、痛そうだった

また腕に傷も増えて、無茶しすぎだよ、」


「ありがとうシゲ、委員長でも無茶はしてないしこれが俺なりの戦い方なんだ」


「もっと他の戦い方できないかな、、、」


サキはネオが心配でたまらなかった

いつか痛みに耐えきれなくなったネオがどうにかなってしまうんじゃないかと考えてしまっていたから


「あ!いたネオ君!ねぇねぇ、話そうよ〜」


ステージから降りて来たジンがネオに駆け寄る

シゲとサキはネオを傷つけられるのではないかと警戒をした


「2人とも大丈夫だよ、こいつめんどくさいやつではあるけど悪いやつではないから」


「なんだよネオ君!言い方が酷いじゃないか」


「事実を述べているだけだよ」


ネオとジンの会話を聞いた2人は少し安心をして自己紹介をした


「俺はシゲ!お前ジンっていう名前なんだな

凄いソウルの使い方してたな!今度見せてくれよ!」


「私はサキよ知ってると思うけど委員長をしてるから、よろしくね」


「僕はジンです!2人ともよろしくお願いします!」


シゲ、サキ、ネオ、の3人のメンバーにまた新たに1人仲間が加わった瞬間だった


「ネオ君!今からBクラス一位と呼び声の高い人が試合するらしいけど見に行かない?」


「いいよ、見に行こうか。2人は行く?」


「俺も行くぜ!」


「私も心配だから、」


4人はステージがよく見える位置に移動した






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




ステージの上では試合が始まろうとしていた


「私はソウルを使うのが得意だから貴方、降参しておいた方がいいわよ」


「俺だってBクラスだぞ、舐めんなよこのクソビッチが」


「汚い言葉遣いね、まぁいいわ試合が始まればすぐに結果が分かるから」


「ふっ、勝手に言ってろよボコボコにされるのはお前の方だからな」


ネオはジンに離れておいた方がいいと言われていたので少し離れた場所から見守っていた


「始まる前からバチバチだな」


ネオがそういうと審判の掛け声と共に試合が始まった





あっという間だった


瞬きをした一瞬で勝負は決した




女の方から大量の氷塊が飛んでいた

対戦相手の男は全身で氷塊を受けた

その後床ごと足を凍らされ身動きを封じられた後に男の両肩から氷の板のようなものが発生して両腕が、ボトボト、と音を立てて落ちた

男の叫び声と降参の合図がステージに響いた

いくら、いじめられていたとは言えネオは周りの人が傷ついたりするのは嫌だった

すぐにステージへと走り男の腕を、治すことに全力を注いだ


「おい大丈夫か、出血がひどいな、今治すから少し痛みを我慢しろよ」


「お前、いっつも俺が酷いことしてる仲間の1人なのになんで助けてくれるんだよ」


「うるさい、俺の自由だからそこには触れるな

とりあえず少し黙ってろ集中できない」


その後3分ほどで男の腕は治ったが勝負は降参したという事になった


ネオは女の方に質問をした


「なんでこんなことをしたんだ!俺がいなければ彼は死んだかもしれないんだぞ!」


「あら、貴方確か変わった戦い方をしていたネオ君よね、そいつはね、私が降参をしろって忠告したのを守らなかったのだからこうなったのよ」


「おまえ、だからってここまでする必要ないだろ!」


ネオが女に近づこうとしたがステージに走って来たサキに止められた


「ダメ!ネオ君!今は抑えて、それに怪我した男もいつも貴方を傷つけていたじゃない、そんな人のために貴方まで危険を追う必要なんてないよ!」


「そうだけど、、」


2人が争っているのを見ていた女はネオに向かって話しかけた


「ネオ君、貴方は私と少し似ているきっといいともだちになれるわよ」


「誰が、お前なんかと、、」


「ダメよ、抑えて、!」


そう言うと女はステージを後にした

ステージには沢山の氷塊と血が残った


ネオはジンに聞いた


「彼女は誰なんだ?」


「あの女の人の名前はユキって名前でshape系統のソウルを使う人だよ

でも彼女が具現化するものは武器とかじゃないんだよ、空気中の蒸気を媒体として氷を生み出すことができるんだよ、だからshape系統の中では異色の人だと言えるね

中学の頃には『冷血の氷結魔女』ってあだ名が付いていたぐらいやばかったらしいよ」


するとやられた男の方が話しかけて来た


「今まで本当にすまなかったネオ、俺はギンっていうんだReinforcement系統のソウルを使える

何かっあったら俺にもお前の事助けさせてくれ

頼む!」


サキは手のひらを急に返したのが許せなかったのかギンに文句を、言い出した


「貴方ね、今更何言ってるのよ!ネオ君がどれだけ傷ついているかも知らなかったくせに!傷も沢山おって、どんな苦悩をして来たかも知らないままずっと傷つけ続けて、そんな貴方がネオ君の事を守るなんてっ言わな、」


「もういいよ委員長、昔のことはそこまで気にしいてないから、」


「でも、、」


「いいんだよ、ありがとうね委員長

ギン俺はもう昔のことは気にしないだからこれから仲良くしていこう、ところでReinforcement系統だって言うがどんな感じの使い方をするんだ」


「ありがとう!ネオ本当にすまなかった」


ギンは深々と頭を下げた


「今まで何も知らずに周りに流されてお前を傷つけたことは変わりない、だからこれからずっとお前に償っていくよ

後、俺のソウルの事だが、俺は身体を鉄ぐらい硬くして戦うんだが、あの氷、肩の中から急に出て来て皮膚を硬化させてたけどもう気づいた時には遅くて両腕が落とされてた、」


「そっか、お前よく痛みに耐えたな、すげぇよ」


「あぁ無茶苦茶痛かった、ユキの奴中学校の時俺の友達とソウルを使って遊んでた時にそいつのことを氷塊でボコボコにしたんだよ、それからはユキと遊んだりした奴は全員怪我して帰ってくるようになったんだ

しかもあいつどんどん無口になってって

人を怪我させた時も何も喋らずにいるらしいんだ

だから血も涙もない氷を使う魔女ってことで

冷血の氷結魔女って言われてるんだ」


その話を聞いたシゲは


「ユキって人ロングヘアーで顔も日本人離れした美人でそんな噂みたいな物なければ絶対モテてるのにな、もったいね」


思ったことを素直に口にしたが直ぐにネオにツッコまれた


「お前はいつも水を差すようなこと言うな」


「そこまで変なこと言ったか??」


その場にいた5人はその後ユキについて話合い

しばらくユキには気をつけようと言う結論に至った

ネオは最後に言われた言葉


貴方と私は似ている


をずっと疑問に思っていた


その後何事もなく対人戦のテストは終了を迎えた

今回から2日に1回から3日に1回のペースで投稿させていただこうと思っております

もちろん書き溜めができれば連投をさせていただくこともございます!

これからもよろしくお願いします!

今回もアクセスありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ