訓練1
次の日学校に向かったネオは自分の席に着くなり
声をかけられた
「ネオ!ずる休みすんなよー!お前は俺様がボコボコにしてやろうと思ったのに〜」
「いいや!俺だね」
「いや、俺でしょ笑笑」
「こんな雑魚誰でもボコれるわ!」
好き勝手言われた次はパンチが顔に飛んできた
拳が頬の骨に当たる鈍い音が響く
「いってぇ、、」
「お前痛いの?傷治せるのに?笑笑」
「痛みはあるに決まってるだろ!」
話したこともないクラスメイトに急に殴られたからか、ネオは少し苛立っていた
「何キレてんの?傷治るなら別に良いじゃん」
そういうとさらに一発、もう一発と殴られる
口の中にじんわりと鉄の味が広がる
「早く治せよまだ殴りたいからよ」
傷の修復は集中しなければすることはできない
しかしそんなことはお構いなしに拳は次々と飛んでくる
たまに足が体に飛んでくることもあった
「ちょっと貴方達!何してるの朝から!!」
「委員長〜こいつが昨日ずる休みしたから指導してたんですよ〜クラスメイトとして」
「今のが指導とは私は思えないけど!」
「そうかよ、ならアツシ先生が来たら聞いてみようぜ」
「別の先生じゃダメ??」
「アツシ先生じゃないとダメかな〜笑」
クラスメイトはアツシ先生がネオに対して良い印象を持ってないことを知っていてアツシ先生に聞こうとしていた
「あの人はダメよ!不公平になるもの!」
「委員長、アツシ先生は担任だぜ?そんなことないって笑」
サキが説得をしていたがそこにちょうど名簿を持ってアツシ先生が現れてしまった
「アツシ先生俺達、昨日ネオが授業をサボったから指導してたのに委員長が注意してきたんですよ〜俺達のしてたことってちゃんと指導ですよね?」
「委員長は優しいからな、指摘されたのは仕方ないよ、ただネオに対してちゃんと指導してくれたことは感謝するぞ」
「ほらな委員長!指導なんだよ指導!」
「でもネオ君の顔アザだらけになってるじゃない!どこが指導なのよ」
「サキさん、貴方は優しすぎます
少しは気を緩めて良いのですよ」
「いえ、ネオ君がこれじゃあまりにも可哀想じゃないですか!」
「良いですか?彼のような人に可哀想なんて感情もってはダメですよ」
「そんな、人はそれぞれ平等じゃないんですか?」
「彼は人じゃないだろ、家畜か奴隷?じゃないかな笑」
「そんなことないです!」
「委員長は本当に優しいんだな、まぁ朝からそんなこと気にしても仕方がない、朝のホームルーム始めるぞ」
委員長は腑に落ちない表情で席につきホームルームが終わるとすぐにネオの席へと向かった
「大丈夫?痛くない?」
「大丈夫だよ、傷治せるし、」
「確かにそうかもしれないけど、痛みは感じるわけだし、本当に大丈夫???」
「うん、本当に大丈夫」
「それなら良いんだけど、、、」
そういうと2人は1時間目のソウル訓練の準備を始めた
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すいません本日忙しすぎてものすごく短くなってしまいました
また時間のある時は多く書こうと思いますので
よろしくお願いいたします
今回もアクセスありがとうございます