美味しい味
授業を抜け出したネオは結局その後学校に行くことはなくそのまま家へと帰った
「はぁ〜、swsでもやろ、」
「リンちゃんのライブはやってるかな〜」
公開時間も確認したネオだが今日はなぜか見る気にはなれなかった
「やっぱりいいや」
そういうとしばらく電子街を徘徊しすぐに現実世界へと戻ってきた
「今日のご飯どうしよ、」
ネオは食事を求めて街まで行った
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街を歩くなり周りの人から指を刺されたり睨まれたり様々な反応をされる
「きったねぇ奴が家から出てきてるぞ」
「やぁねぇ、学のない人ってのはずっと1人で生活していて欲しいわ」
「私たちの子供には近づいて欲しくないわね」
「早くどこかいかねぇかな」
「おい!ネオー!お前にやる食材なんてねえぞー」
「「「ハハハハハー」」」
お前達に用なんてないよ!と思いながらスーパーに行くネオだった
スーパーに入っても周りからの視線は無くならなかった
食材を物色していると店長のような人がネオの前に現れて声をかけてきた
「ごめんなさいねお客様、先程から周りのお客様から貴方を追い出してもらわないと買い物ができない困るという声が多く上がっておりまして、お店としてもこのままだと厳しいので申し訳ありませんが出ていただけると助かるのですが」
「なぜ何もしてない僕が出ていかなければならないのですか??僕も立派な客ですよ」
「うるさいな、優しい言い方しているうちに、はい分かりました、って言って出ていけよ!!
またボコボコにされたいのか!」
店長らしき人がネオを蹴りあげる
痛みに耐えられずネオはうずくまった
周りからは歓声のようなものが上がる
「早く出て行けよ!汚なくて学もない奴は!
目障りなんだよ!」
「「「でーてーけー!でーてーけー!でーてーけー!でーてーけー!」」」
「くっ、申し訳ありませんでした」
「早く理解しろよこれだから学校にも行けてないようなバカは嫌いなんだよ」
ネオはスーパーから出ると近くにあった公園に行った
ネオが公園に入ると公園で遊んでいた家族連れは蜘蛛の子を散らすように家へと帰って行った
「なんだよみんな事情も知らないくせに」
ネオが公園に来たのには理由があった
公園にたくさん生えている雑草が欲しかったからである
科学の進歩と共に雑草など緑も減っていき今では公園など以外には草は生えていないのである
「こいつは苦いけど食べれる、こいつは渋いけどなんとかいける、こいつは舌がピリピリするんだよな、」
そう呟きながら雑草を集め
近くにあった水道でよく洗い土を落とすとそのまま口に入れようと手を口元に持ってきた時
パシィ!
「何でそんなもの食べようとしてるの!体壊すよ!」
手を叩いてきたのは役所での仕事を終えたカナだった
何か事情があったと感じたカナはネオを家へと招いた
「そんなもの食べようとしなくても連絡してくれたら料理ぐらい作ってあげたのに」
「いえ、あれらは昔からよく食べてましたしそんな事でいちいちカナさんに迷惑はかけられません」
「私は大人で君は子供なんだから迷惑だとか、考えなくていいのよ
昔から食べてるって入学するまでずっとあんな感じの食事だったの?」
「うん大体あんな感じ、捨てられてる魚の骨とか肉の筋とか食べてた、パンの耳とかちゃんとした食べ物はご馳走だったかな笑」
「そっか、ねぇ、これからは私がご飯作ってあげるよ!」
「だからご迷惑じゃ、」
「そういうのはいいのー!
いい、今度から食事に困ったら私に連絡するんだよ!分かった?」
雰囲気に圧倒されたネオは思わず
「わ、わかりました」
と答えてしまった
「今日はご馳走していただきありがとうございました」
「いいのよ!全然!また困ったら電話してちょうだいね!」
「はい、ありがとうございます」
ネオはカナさんの手料理を食べれて色々ありながら満足し家路へと着いた
その後カナは食器の片付けなどをしていたが
実は今日あることに気づいていた
(また腕の傷増えてたきがしたな、いつか助けてあげられるといいな、)
そう思うとネオ君を助けるにはまずは
お金が必要と感じたカナはより一層仕事に精を出そうと思った
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本日は忙しいため短い内容となってしまってすいません
しばらくするともう一つの作品を描き始めてみようと思っております
その時は確認していただければ助かります
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