魔法法則構築学
魔法法則は主に祈祷魔法と、粒子魔法に二分できる。
■ 祈祷魔法
古代人の神や霊への祈りが現実化したもの。
魔法使いの頭の中で、その魔法の筋が通った理論があれば魔法行使が可能。
ほぼ万能と言える。
■ 粒子魔法
魔粒子や魔力子等の粒子が存在し、それが物理現象を起こすことで魔法が起こる。
ここでは2つに分けたが電子のように波と粒子の二面性を持っている場合もある。
基本的に魔力保存の法則が成り立つ。
□ 魔法行使の仕組み
1. 呼吸によって空気中、または世界に満ちている魔力を体内に取り込む。魂から流れてくる作品もある。
2. 酸素のように肺や心臓、血管を通して身体中に送られる。ここは飛ばしても良い。
3. 魔臓器や魂により魔力を感知、操作する。
4. 魔臓器や魂、杖を通して魔力を現象化する。
□ 魔力保存の法則に関する考察
魔力保存の法則とは質量保存の法則やエネルギー保存の法則のように、魔力も物理的変化あるいは魔法的変化の前後で物理量(あるいは物理量の結合)の値が変わらない法則のことを言う。
魔法行使時に少なくとも体内の魔力が減少するが、減少した分の魔力はどうなったのか。
ここでは2つの仮説が建てられた。
1. 物理現象を起こすためにエネルギーや物質へと形を変えた。
2. 体内から排出された。
仮説1の場合、魔子は何らかの操作をすると別の粒子に変化する。または、素粒子が魔子でできており何らかの操作をすると素粒子になると考えられる。素粒子が魔子でできている場合、魔法行使時に魔力が足りない場合に身体の一部や周りの物質が消えるなどの現象が発生する可能性がある。魔力保存の法則が成り立たない。
仮説2の場合、魔法行使を行う度に世界全体の質量が増大する。また、熱力学第二法則で禁じられたエントロピーの減少が可能。魔力保存の法則が成り立つ
□ 魔力による肉体駆動仮説
粒子魔法の世界では、肉体は魔力により稼働していると考えられる。
理由は3つ。
1. 魔力を使いすぎると疲労感を感じ、気絶する作品が多い。
2. 魔力による身体強化の仕組みを説明しやすい。
3. 万能物質たる魔力がある世界では生命は魔力を使用して動いたほうが効率的。
呼吸により魔力を取り込んでいる場合、魔法行使時に呼吸が荒くなると考えられる。