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第15話:地獄の特訓・野球編


 カアァン!




 快音響かせ、打たれた球はぐんぐん飛距離を伸ばしていく――って、場外! また場外!


「……うまくいかないわね」


 そんな一撃を放った打者がポツリと言った。


「お前はこれ以上何を望むんだっ!?」


 初心者が、十球やって、八球場外、二球は安打! 十分だよ!


「ピッチャー返しでピッチャーの頭に――」


「殺す気か、キサマッ!」








 ピッチングマシーン・ロボマンは、起動したはいいが設定しないといけないとのことで、紳と蜜柑先輩が説明書片手に背中に隠されたボタンをいじっている。

 ちなみに、榛那は用事があるとのことで早退。うわあああん! でも去り際の『ゴメンね』がかわいかったから我慢する!


 で、使えるようになるまで残りものは各自キャッチボールだったのだが、真桜がバットを振りたいと宣ったので、俺ピッチャー、真桜バッターでやってたのだが……。


「ワシが教えられることはもう、ない」


「何か教えられた覚えないけど」


 そう言いたい気分だったんだよ。察せよ!


 ボールになるような球は投げなかったとはいえ、全部ジャストミートされるとは思ってもみませんよ。

 真桜は初心者のはずなのに。くっ、これが天才……ジーニアスというモノか……!


「ヨシ先輩。わたしも打ってみたいです」


 打ちひしがれる俺に話しかけるのは一姫とキャッチボールしてたはずの風月。


「別にいいけど、一姫は?」


「先輩の横に」


 横?


「鈍すぎですわね」


「ぬおおおおおうっ!?」


 ほ、ホントに真横にいやがった!

 気配がなかったよ! 怖えー、一姫怖えー!


「私もいるけど」


「ギャアアアアスッ!」


 逆隣りに真桜が!? バッターボックスにいたはずなのにいつの間に?


 ま、待て! 俺は何故こいつらに気づかなかった?

 いくら気配を消していたとしても視界に入れば気付かない訳が……あ!


「そ、そうか! こいつらの背が低いから目に入らなかったんだ!」


 うむ、そうと分かれば安心、安心、セキュリティ。

 これからは小さな物でも見逃さない精神で行こう。


「使えない両目は潰してあげようかしら」


「それとも、両足を削ぎ落として身長を縮めます?」


「謝罪いたします」


 お前らどっちも危ないよ!


「まあまあ先輩方、落ち着いて……」


「「背が高いのは黙ってなさい!」」


「はい!」


 なだめようとした風月が一喝される。

 別に風月も背が高い方じゃない。この2人の背が低すぎるだけだ。指摘したら今度こそ死ぬから言わないが……。


「これでも牛乳は毎日飲んでるのよ」


「わたくしは小魚も食べてますわ」


「ビタミンDだって摂ってる」


「食生活に問題はありませんし」


 愚痴りだした。

 妙なフィールドが形成されているような感じがする。何ていうか、禍々しい瘴気が出てるというか、とにかく黒い。


 というか、そんなドス黒い空気を醸し出す2人に挟まれている俺は、ひじょーに息苦しい訳で。


「おっし! 風月、打つなら向こうに行け! バットを構えろ、そして打てぇ!」


「了解です!」


 ビシィッ、と敬礼して、風月がバッターボックスに駆けていく。よし。


「はいはい、そこの2人。ボール投げるから向こうに行っててねー」


「運動だって人並みにやってる」


「両親も特別背が低い訳ではありませんの」


 まだやってる……。


 とりあえず、強制的に運搬して、


「さあ行くぞ、風月! 打てるもんなら打ってみやがれええええぇぇぇ!」


「なんでそんなに気合い入ってるですか」


 フッ、甘いな……ベストを尽くしてこそ人は輝くのだ!


「これが俺の全力全開! 一・球・入・魂、どりゅうああああああ!」




 カアァン!




「…………」


 ……ま、まさか風月にまで打たれるとは。生徒会役員はバケモノか!?


 いや、待て! 考えろ、考えるんだ義裕!

 どんなに不思議な現象にもタネはある!

 この俺の剛速球をはじき返すということは、風月は何かの秘密特訓でもしてたに違いない!


「せこいぞ、風月!」


「なんで!?」


 何故? Why?と訊きますか、この小娘は!


「秘密特訓をしてまで俺の球を打とうとは見上げた野郎だ……」


「わたし、女の子です。野郎じゃないです」


「うるさいうるさいうるさい! 五月蠅と書いてうるさい! 英語で言ったらノイジー! そんな些細な間違いを指摘して論点をずらそうとしても無駄だ!」


「もう何を言いたいのかさっぱりです」


 奇遇だな。俺も分からん。


「ともかく、何か特訓してたな?」


「野球やるって言われてからバッティングセンターに通ったですけど……」


 え? それだけ?


「もっと何かないのか? 明鏡止水の心を手に入れるとか、喫茶店のマスターと特訓して必殺技を身につけるとか」


「野球やるのにそこまで必要ですか?」


「何故ベストを尽くさないのか!」


「じゃあヨシ先輩がやってください」


 それは無理。






    ◆






「『バックパックにボールを入れてね。なるべく目一杯』」


「目一杯って、かなりの容量ありますよ?」


「入れろと書いてあるから入れる」


「そんなアバウトでいいんですか?」


「ユーザーは説明書に従うもの」


 直立不動の黒い巨人の前で、紳と蜜柑は説明書片手に試行錯誤の繰り返しだった。

 人型ピッチングマシーンなど当然のことながら扱ったことがない上に、説明書の内容も作者本人の口調で書かれているという不親切設定。


「『右っ側の赤いツマミをぐぐーっと回して』」


「全然わかりませんよ!」


「ぐぐーっと回せと書いてあるから回す」


「だからっ、そんなアバウトでいいんですか!?」


「ユーザーは説明書に従うもの。次は『その横の青いレバーをがーっと上にやって』」


「説明になってません!」


 いつも冷静な紳だが、何事もキッチリやらないと気が済まない性質である。

 なんともハッキリしない説明の内容にストレスは溜まる一方だった。


「ストレスが溜まると禿げる」


「そういうことは言わなくて結構です! はあ……次は何ですか?」


「『はっはっはっ、今までご苦労だった』」


「前振りは飛ばしてください」


「『あとは行動開始ボタンを押してね。一番右上のボタンだよーん』」


 右上のボタンを見る。黄色と黒の縞模様で囲われた部分に大きく『自爆注意』と書かれている。


「……自爆って書いてありますが?」


「ユーザーは説明書に従うもの」


「押すんですか!?」




 ポチッ!




『――ミ、ミミミミミミミミミ』


 人型ピッチングマシーンが奇妙な音を立て始める。


「何か鳴ってる」


「言われなくても分かります」


『ミミミミミナミミミミナミナミナミナ』


 否、それは音ではなく――“声”。


「何か言ってる」


「言ってる?」


『ミナミナミナミナミナミナ――』


 一瞬、その“声”が途切れ、




『皆殺シダアアアアアアァァアァアア!!!』




 次の瞬間、黒い巨人(ピッチングマシーン)が跳んだ。


「なっ!?」


 真上に、5メートルも。


 その場で大砲のような右腕を大地に向け、背中からは白い蒸気が吹き上がる。そして――


『皆殺シダアアアアアアアアアアァァ!!!』


 白い剛速球を砲弾の如く撃ち放つ。


「うわああああああっ!?」


「…………」


 普段のキャラをかなぐり捨てて逃げる紳と、冷静に弾道を見極め回避する蜜柑。


 黒い巨人は地響きを立てて着地する。

 蜜柑は距離を取ると、ポケットの中の代物を手に――


「……そういえば、今ジャージだった」


 手に取ろうとしたが、そもそも持ってきていなかった。


『皆殺シダアアアアアアァァァアアア!!!』


 再びの砲撃。ピッチングマシーンが出すような球速ではない。

 蜜柑は体を捻って射線から外れる。

 目標を見失った球は速度を維持したまま壁に衝突、そのままめり込む。


「ど、どうするんですか蜜柑先輩!」


 蜜柑は紳の言葉にしばし考える。


 自分は説明書の通りに操作を行った。それにも拘らず機械は暴走。つまり自分に非の打ちどころはない。

 となれば、悪いのは製造元。製造元に対してユーザーがやることといえば、


「リコールを請求する」


「そういう問題ですかっ!?」


『皆殺しダアアアアアアアァァァァアァア!!!』


 言い合う2人を目掛けて三度の砲撃。

 さすがに三発目ともなると紳も慣れたか、問題なく避ける。

 球はグラウンドの端にある木々に突き刺さった。


「ううううぅ、出費が増える……」


「裁判で勝って鏡華に払わせる。我慢」


 とりあえずはこの場から逃げようとした時、


『皆殺シダアアア、ミ、ナ、ミミミ――』


 唐突に、黒い巨人の動きが止まった。


「と、止まった……?」


「油断させてから来る。海外映画じゃ当たり前」


「そんな馬鹿なこ『殺シダ!』とが……?」


 視線を戻す。


『殺シダ! 殺シダ! 殺シダ!』


 再び動き始めるピッチング(?)マシーン。

 その巨体を駆り、今度は離れた所で野球練習している4人に向っていく。


「…………」


「海外映画じゃ当たり前」


 嵐の過ぎ去った空間に、蜜柑の言葉が静かに響いた。






    ◆






『殺シダ! 殺シダ! 殺シダ!』


「ガタガタうるさいわね」


 ……紳と蜜柑先輩の方が騒がしいなぁ、とか思ってたら、突然地響き上げてロボマンが強襲。物騒なコト言いながらこっちに向かってきました。


「あああああああ……やっぱり真桜が惨い事をしたから復讐しに来たんだ」


 鼻を殴りつけられたら誰だって怒り狂うよ……。


「はっ。その程度で相手を殺そうだなんて、間違いなくゆとり世代ね」


「同じくゆとり世代のお前が言うなよ」


 それに、そういうヤツは別にゆとり世代じゃなくてもいるから。


「とにかく、殺すだ何だ言ってるのは問題児よ」


 何故だろー? いつも俺のすぐ近くに問題児がいる気がするよ?


『殺シ――』


 ロボマンの右腕が持ち上がる。黒光りするロッ○バスターっぽい大砲。

 ブシューという音と共に、背中から白い蒸気が吹き上がり――


『ダアアアアアアアァァァアアアアア!!!』


 何かが凄いスピードで駆け抜けた。

 真桜はサイドステップでそれを避ける。相変わらず超反応。魔王陛下はダテじゃない!


 と、後ろで破砕音。


「…………」


 振り返ってみれば、電柱にめり込む野球ボールの姿が目に飛び込む。


 ……って、今のボールかよ!

 たしかにピッチングマシーンだけど、こんな球速で練習できるかぁ!

 何考えてんだ、あんの元会長! ドチビ! 小学生! お前のかーちゃんデベソ!


「ておうっ!?」


 足元で何か跳ねた! 何? って考えるまでもないか、ボールに決まってるよな。


「義裕。いつまでもそこにいたら流れ球に当たるわよ」


 当然と言えば当然ですね。


「おし。一姫、風月、逃げるぞ……って、すでにいないし!」


 辺りを見回せば遥か向こうに2人の姿が……。俺を置いていくなよ。


「だから、突っ立てんじゃないって言ってるでしょ!」


「ごぐぅ!?」


 真桜に引っ張られて急な動きで首が変な音を立てた。


 が、今回は怒りません! 目の前を白球が通り過ぎて行ったからです!

 引っ張ってもらわねばジャストミート! そして俺の頭はただのミートに……。


「た、助かったぜ……」


「まだ助かってないわよ」


「へ? ――うはおっ!」


 再び真桜に引かれて剛速球を回避。首痛い!


 それにしてもロボマン……躊躇いなくこっちに撃ってくるとは……!

 もはやロボマンはピッチングマシーンじゃありません。キリングマシーンです。

 責任者出て来い! 俺がメタメタにしてやんよ!


『殺シダアアアアアァァアァアァ!!!』


「……いい加減耳障りだわ。スクラップにしてやる」


 おおっ、真桜が啖呵を切りました!

 しかし真桜、そのセリフには魂が籠ってないぞ! どれ、いっちょアドバイスしてやるか……。


「真桜、真桜」


「なに?」


「そこはスクラップよりジャンクって言った方が燃える」


 ジャンクにしてやるわ、ってどこぞの薔薇な人形みたいでいいじゃん?


「お前が燃えろ」


 あれ? ナニユエ?


「ぬわあああああああぁぁぁぁぁっ!」


 投げられた。

 地面で擦れる摩擦イタっ摩擦燃える燃える燃える痛あああああああぁぁっっ!


 そのまま立ち上がる気力もなく、沈黙。


 …………。


「ヨシ先輩、生きてますか?」


「…………」


「返事がない。ただの屍のようだ」


「生きてマース……」


 突っ伏したまま風月の声に答える。真桜も一応、投げる方向は考えてくれたようだ。


「ううぅ……で、どうなってる?」


「一言でいえば、物凄いことになってますわ」


 物凄いこと……?


 一姫の言葉に視線を真桜の方にやる。


『殺! 殺! 殺ス! コロスウウウウウウウゥゥゥ!』


「無駄。無駄。無駄。無駄」


 砲弾と変わらないようなロボマンの剛速球を手にしたバットで打つ、打つ、打つ、打つ!

 怒涛の四連発を弾き返し、発射後の隙を衝いて懐に入る。


「そもそもあなたの存在が無駄!」


 かなり酷いことを言いながら、飛○御剣流と言わんばかりのアッパー的な一撃をバットで繰り出す。顎にクリーンヒット。

 真桜の攻撃は止まらない。空中で体を捻り、その一撃で浮き上がった巨体の、人間であれば鳩尾である部分に突きを入れ――


「ハッ――!」


 裂帛の声と共に吹き飛ばす!


『ギ、ギギギギギギ、ギ――――』


 ロボマンは数回バウンドして転がって行き、壁にぶつかって沈黙した。


 おーう。相変わらずデタラメでい……


 魔王陛下VS殺人機械。勝利は魔王陛下のモノに!

 まあ、分かり切ってた結末だけど。


「腹立たしいほど弱かったわ」


 不機嫌そうに真桜がこっちにやってきた。


 つーか、弱かったって……あれは十分に強いと思うが。

 そもそもピッチングマシーンに強いも弱いもないはずなんだが……。


「重量とか考えても、人間と比べれば強いんじゃないですか?」


 風月が素直に疑問を口にしてくれた。


「まず攻撃が単調。次に動きが鈍重……というか、撃ってる間移動できないみたいね。さらに軽い」


「軽い!?」


「私の一撃で浮かび上がるくらいだから、軽いでしょ?」


 ……判断しにくいな、それは。


「バットで倒せる、その程度の相手ってことよ。陽介なら一撃で沈めるわね」


 そりゃバットと竹槍なら竹槍の方が強いに決まってる。


「それにしても、せっかくの新技を試さなかったのは失敗だったわね」


 ……内容は気になるが、藪を突いてヤマタノオロチが出てきたら困るので放っておく。


「真桜先輩! 新技って何ですか?」


 空気読めよ、風月!


「それはね――」


 ああっ、言わないで! それはきっと新たな争いの火種になるのよ!

 だからその先を『ブ』……ブ?


『ブ、ブブブブブブブブ――』


「……まだ動いたのね」


 ロボマン!? もう止めるんだ! キミじゃ真桜に勝てるわけがない!


 そんな俺の心の声は当たり前だけど届かない。ロボマンが高く跳躍する。


 ハッ! 逆光!?

 太陽を背に黒い巨体が空を舞う!


『ブッッッッッッコロ――』


 右腕のバスターを下に向ける。狙いは当然のように真桜。


「策を練ろうが所詮は同技。マンネリにも程がある」


 そんな相手の行動を魔王は静かに嘲笑する。ぶっちゃけ嫌なヤツだ。


「見せてあげるわ。これが新技。対体育委員会戦の切り札」


『スウウウウウウウウゥゥゥウゥゥゥ!!!』


 真桜から見て斜め上から放たれる剛速球。避けようが弾こうが真桜の自由。

 が、できるなら弾かないで欲しい。弾かれたら俺たちに当たるかも知れないから。痛いじゃ済まんから!


「倉里式必殺打法――“葬乱(ほうむらん)”!」




 カッキイィィィィィィィン――!!!




 快音、というか怪音を響かせて剛速球が打ち返される。

 その速度はロボマンが撃ち放っていた時と同等、いやそれ以上。ということは破壊力もそれ以上で……。


『ガ――ガヴォア―――――』


 球はロボマンの首から上を吹き飛ばして、空の彼方へと消えていった。


 むごい……むごすぎる。ロボマンが不憫でならねぇ……。


 首なし死体となったロボマンが地面に墜落。轟音とともに大爆発した。

 黒い煙がもくもくと空へ――。


「最期には爆発する……中々いい趣味してるわね」


「どこが!?」


「悪の美学よ」


 確かに悪の組織の改造人間とか宇宙からやってきた大怪獣は爆発するけど、残された方としては堪ったもんじゃないんだが……。

 当事者になった今は特にそう思う。


 だって。


「後片付け、どうするよ?」


 爆発で散らばったロボマンの破片。焦げたグランド。ヒビ入った地面。他にも壁や電柱にめり込んだボールとか。


「やるに決まってるでしょ。球技大会、明日よ?」


「いや無理だろ、これは……」


 被害状況が凄すぎるよ。直すにも限度があるんだから。


「問題ないわよ。無理でもやる――それが東雲クオリティ」


「東雲クオリティって、俺にやれと?」


 ここの修復を、単独で? ムリムリムリ!


「安心しなさい。あなたの出る幕は、ない!」


 事実だけど、そう力強く否定されるとムカつく。

 てか、それじゃ何で東雲クオリティ? ハッ――!?


「ま、まさか……それは! それだけはっ!」


「ふふふっ。明日が楽しみね」


 真桜が心底楽しそうに笑った。俺は笑えそうもない。

 明日の球技大会は、どうなってしまうのだろう?


 俺の心の雲行きは、ロボマンが吹き上げる黒い煙のように曇っていくのであった……。









結局まともな野球練習をしてない話。いつものことですが。


さよならロボマン。

彼の暴走の原因は球技大会が終わった後に書くつもり。


そしてついに次回、球技大会開始。

東雲クオリティの力で、まともな球技になるかは不明です。


序盤のイベントのはずなのに、ここまで来るのが異様に長かったなあ……。

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