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学校に登校するのは好きですか?

「今からテスト返すぞぉ」

時期は2月の後半。1年生最後のテストが返ってくる。結果は……………

「あ、あ、赤点が………半分以上もある…………だと?」

という酷い状況で俺の高校1年のテストは幕を閉じた。


日にちは変わり3月になり学校が終わり春休みに入った。特にやりたい事もなく課題なども出なかった為二週間ほどある休みは友達とゲーム三昧というまさに現代っ子といった感じで春休みが終わっていった。

そして4月になり、春休みも終わりを迎え学校が始まる。本音を言うと行きたくないんだが。そんな事も言ってられない。

「兄ちゃん何してるの?」

「え?特に何もしてないけど。」

一人でぼっーとしていると弟の奏汰(かなた)が話しかけてきた。今は家のリビングに弟と2人でテレビ鑑賞という何処でも見れそうな光景が広がっている。さっきから話がコロコロ変わりすぎて分からなくなってきたからまとめるとしよう。

名前は叉滾春夜(またたぎはるや)。現在高校二年の春をエンジョイしている男子である。

父さんと母さんは基本的に仕事で家にいない事が多い。弟と妹がいてたまに一緒にゲームなどをする仲ではある。

とまぁそんな話は置いといて、明日から学校が始まると思うと嫌だなぁと思うとのは俺だけじゃ無いはず。……多分。

「………………」

「んじゃあ僕寝るから後宜しくね」

「ん」

そういうと奏汰は自分の部屋に戻っていった。祟も明日は学校だから早めに寝たいんだろうな。とは言っても時計を見ると夜中の1時だ。明らかに早寝では無い。

「…………俺もねるか」

特にすることも無いので寝ようと思う。自分の部屋に入りすぐにベットの元まで行き掛け布団を体に掛けて目を閉じた。




朝は大体6時半位に起きるようにしている。理由は特に無いけど強いてゆうなら遅刻したくないとか、かな。今日もいつも通り6時半に起きてベットから出てリビングに向かう。ドアを開けると奏汰がもう起きていた。

「おはよ〜」

「おはよ〜」

どちらも同じ挨拶をして自分達のやるべき事をやり始める。奏汰は朝ご飯を作り、俺は洗濯物などを干し始める。親が大抵家にいないから家事などは基本的に自分達でやらないといけない。とても面倒臭い。流石に十何年もやってきてるから慣れはしたが。

「ご飯できたよぉ〜」

「お、ありがと。今日は目玉焼きか」

「今日って入学式とかだけでしょ?すぐ終わると思って少なくした」

「なふほほ」(なるほど)

ご飯を食べながら喋るのは良くないので良い子の皆は真似しないでね。というのは置いといて、今日から学校に登校しなければ行けないのか。やだなぁ。

「ごちそうさま、んじゃあ着替えてくるよ」

「ん」

そういって先に食べ終わった奏汰が部屋に戻っていった。俺も早く食べて着替えないとな。初日から遅刻だけは避けたい。

「ごちそうさま」

誰もいないリビングにそういって自分の部屋に戻ると早速制服に着替える。制服は至って普通な制服だ。アニメみたいな派手な制服ではない。着てみたいけど。

そんな事はどうでもいい。

制服に着替えてから携帯の電源を入れて時間を見る。デジタル時計は7時40分と表示している。家から学校は徒歩で約20分ぐらいの所にあるので良いぐらいの時間だ。

「先玄関いるぞぉ」

「おっけ〜」

奏汰にそう言って玄関に行き靴を履いて待つこと約10秒。祟も来たので玄関のドアを開ける。

高校生活2度目の春。新鮮ではない光景が広がっている。俺の自宅は10階建てのマンションの8階に住んでいる。なので高い所からの景色が見れる。だが十何年も見てきた景色だ。そりゃ新鮮な訳ない。

「忘れ物なし!」

「おう、じゃ行くか」

そう言って奏汰と一緒にエレベーターに乗って1階まで降りる。時間は8時ぴったし。普通に間に合うな。

「ねぇ兄ちゃん」

「どした」

「高校ってどんな感じ?」

「うまくいく奴とそうでない奴に分かれる場所、かな」

「へ、へぇ」

「安心しろ。少なくともお前は前者の方だから」

「え?そうかな……」

「そうだ」

何故ここまできっぱり言えるのかはこれまで奏汰がやって来た事にある。

まず中学の時は生徒会長をしていた、運動できる、頭が良い、これに美少年ときた。

どう考えても後者に行くとは思わない。

「そ、そうかぁ。よし!」

奏汰が何か気合を入れてるけど、そんな事したら後者に当てはまる人が可哀想なことになる気がしてならない。やめてあげて!それ以上ぼっちをいじめないで!

チーン

「着いた着いた」

「やっぱ8階ってめんどいな」

「まぁ仕方ないよね」

そう言ってマンションをあとにして徒歩で学校に向かう。

……………学校やだなぁ…………

不定期ですが気に入って貰えたならば続きをお待ち頂ければ幸いです!

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