『死神』
p3、死神
■概要
死神は、寿命を迎える者の前に現れる、生者にとって不可視の存在。死神は触れただけで寿命を吸い取ることができる。
現世での死者の中から、死神適正を持つと判断された者が稀に、死神様によって死神となる。
死神適正として、いくつか候補が挙げられる。
・現世に未練を持っている
・生命に対しての価値観が重い
などである。
死神となった時、生きていた頃の記憶は消える。しかし生前深い関わりのあった人物との接触、場所への来訪により、記憶が誘発されることがある。
死神の前世は人間とは限らず、知性のあるモンスターや動物などが死神になることもある。
死神の暮らす死神界は、現世の水場を通して死神のみが行き来できる。
■死神階級
【死神様】全ての死神を生み出し、統括する神。死神様は、死神を生むことも消すことも可能である。
【十大死神】十の死を司る死神。餓死や溺死、焼死や凍死など、それぞれ司る死がある。その死を触れた者へ再現できる。
【監督死神】新入りの死神の指導を担当する。
【死神】特に階級のない死神。
■死神関連の事件
・サンダーボルト事件
かつて十大死神の一員だった死神、感電死ビビリリ=サーティーンが第四都市〈ミステリア〉の人間を次々と感電死させた。
奪った命は寿命を迎えた者ではなく、ビビリリの行為は死神規定から逸脱するものであるため、十大死神から三者が派遣され、討伐に向かった。
死神様は静観を決め、事の顛末を見守った。
結果、ビビリリは二名の十大死神を殺し、死亡した。
・名もなきアンナの再会
当時新入りだったアンナ=サーティーンという死神は、不可解な行動を起こす。寿命を迎える者の命を奪う際、必ず胸に文字を刻んだ。
たった一文字だったが、それを彼女は何人もの死者で繰り返した。彼女が命を奪う人は、決まってある村の住人だった。
その村で死体処理を担当していた青年は、刻まれている一文字を繋げて読む。
──リンゴの木の下
村には一本だけリンゴの木が生えており、青年はリンゴの木のそばを掘って、ある物を見つけた。それはある少女が書き残した手紙と、一輪の花だった。
手紙の内容は、仲直りしたいというもの。少女アンナは死ぬ前、青年とケンカをしていた。そのため、この手紙を書いたが、渡す前に不慮の事故によって死んでしまった。
そのため、アンナは死神となって記憶を思い出し、青年に伝えた。
アンナは青年の丸まった背中をいつまでも見守っていた。
〉p4、魔法警察




