『天地開闢』
p18、天地開闢
■概要
異世界魔法遊戯の種目の一つ。
第20回大会時に追加された、記念すべき2000種目目の競技。これが追加される最後の種目となった。
正方空間、または球状空間に文明を築く。
一見それらの空間はスノードームのように、人の頭蓋骨程度の大きさだが、その内部には無限の広さがある。
創造魔法等により、その空間内に文明を築いていく。
あくまでもシュミレーションであるため、自由に創造し、パターンに基づいた行動をする生命も誕生させることができる。
一回戦や二回戦など、序盤はお題が与えられ、そのお題に沿った上で優れた上位の作品がランクインする。
評価基準として、外観の良し悪し、構造の複雑さ、発想の奇抜さなどがあげられる。
決勝戦だけは、お題は与えられず、自由に文明を築いていく。そのため、評価に際して意見のばらつきが多く、満票で優勝することは難しい。
だが、歴代に3名だけ、満票で優勝した者がいる。
■殿堂入り文明
満票で優勝した、圧倒的な完成度を誇る文明に与えられる称号。
【龍宮文明】
第20回大会決勝時、満票で優勝した文明。
その文明は龍の背中に築かれる。龍が対風魔法により、暴風を防いでいるため、高速で飛行する龍の上にも文明が築かれる。
文明を築く龍は一体だけでなく、何体もの龍が空を飛び、龍同士が交差する際に文明交流を行う。
龍の特性によって、築かれる文明に多様性が生まれる。例えば木を司る龍の文明は、木々を利用した文明が築かれ、木造建築等が発展する。
石を司る文明であれば石像や石造建築などが発展し、その他龍の鱗を利用した建築や柔らかく加工して服にしたりする。
龍の規模によって人口は大きく異なり、小さい文明で100人程度、大きい文明で10万人規模に発展した。
【大銀河文明】
第30回大会決勝時、満票で優勝した文明。
700以上の星から成る銀河を形成し、それぞれの星に様々な種族を産み出し、大規模な文明を築いた。
龍人の住む星、は虫類人の住む星、雷が永遠と降り注ぐ星、常に爆発と再生を繰り返す星、周囲の星に莫大なエネルギーを放出し続ける星、ブラックホールを飲み込む星など。
様々なバリエーションで星を産んだ、満票で文句無しの文明。
■その他優秀と評された文明
【対魔人文明】
第24回大会準決勝時、満票には届かなかったものの、決勝へ進出した文明。
魔人が住まう森に囲まれた文明。
石や木によって城を築きながら、侵略してくる魔人と戦わなければいけない。
食物連鎖が絶え間なく繰り返される文明であり、時間が経過するにつれて魔人も進化し、人類側も進化した兵器を使う。
仮に人類側が勝利して森を抜けた場合、更に奥に森があり、そこにより住むより強力な魔人が侵攻してくる。たとえその魔人の森を抜けたとしても、また魔人の森が広がり、永遠に終わらない。
魔人が勝利した場合、人類というエサがなくなり、やがて魔人同士で喰い合い、全滅する。
【終点文明】
第30回大会準々決勝で惜しくも敗れた文明。
世界中に線路が張り巡らされた世界。どこの世界へ行くにも列車に乗って移動する。海にも、山にも、氷山にさえ線路が張られている。
しかしその世界には鉄喰いと呼ばれる化け物が住んでおり、時々線路がなくなったり、列車を襲ったりする。
そのため、鉄道警備隊が常に線路を監視し、鉄喰いと戦闘を繰り広げている。装甲列車なども存在し、鉄喰いとし烈な戦いを繰り広げる。
【火祭り文明】
第20回大会一回戦を勝ち進んだ文明。
十三年に一度、火祭りが行われる文明。
そこで崇拝されているのが十三番目の干支、猫だった。祭りの際には十二支の肉を捧げる。
猫の目的は、十二支の子孫全ての終焉。
【喰毒文明】
第21回大会三回戦を勝ち進んだ文明。
毒が命をもって存在する世界で、人々が生きていく文明。
毒をもって毒を制す。
解毒団と呼ばれる組織が存在し、彼らは毒を研究し、毒を利用した兵器を編み出した。毒生物の種類によって毒を使い分けることにより、襲いかかる毒生物を次々と返り討ちにする。
時折、被毒者の中に、毒と共存する者がいる。彼らは自らの肉体を盾に、毒生物と戦う。
【白煙文明】
第21回大会三回戦を勝ち進んだ文明。
世界は煙で満たされている。
過剰な喫煙者によって世界中が煙で満たされ、それによって全身から煙を発生させるスモーカーが生まれた。
彼らは時折脳みそを煙でやられ、暴走する。そんな者たちと戦いながら生きていく世界。
【月魔女文明】
第21回大会三回戦を勝ち進んだ文明。
月から降った魔女が人類に溶け込み、やがて人類社会の上位に立った文明。
その世界には月から飛来した十二星器が存在し、十二星器全てを手にすれば世界を創造する神になれる。
人工魔女機関〈月喰〉が十二星器を狙う中、魔女も十二星器集めに奔走する。時折両者は衝突し、激しい戦闘が繰り広げられる。
【防衛文明】
第21回大会三回戦を勝ち進んだ文明。
無数の異世界と接続し、日々侵略を受け続ける世界。その世界にはディフェンサーと呼ばれる者たちがおり、彼女らは超常的な力と特殊な武器を使い、異世界からの侵略者と戦う。
時折女王龍の出現によって街が滅んだり、ディフェンサー機関と対立する革命組織リベリオンの出現、異世界を崇拝する異世界新教によって大量の化け物が世界へが入り込んだり、様々な事件が起こる。
【怪談文明】
第21回大会三回戦を勝ち進んだ文明。
怪談が化け物を呼ぶ世界。怪物と対峙するのは、怪談防衛組織RU。
RUは怪談により滅んだ都市の調査を行ったり、化け物退治を行っている。
〉p19、ゴーストペインター




