『ダンジョンゴミ回収者』
p12、ダンジョンゴミ回収者
■概要
ダンジョンゴミ回収者とは、ダンジョン領域から持ち帰った物で不要となった物を、ダンジョン領域へ捨てに行く職業である。
ダンジョンには、ダンジョンの口と呼ばれる部分がある。そこに、ドロップアイテムやそれで作った装備や道具を入れると、ダンジョン内でリサイクルされる。
モンスター生産のエネルギーになったり、ダンジョン内の壁や床の補強となる。
もし仮に弱小ダンジョンの口に、強敵ダンジョンのモンスターから取れた素材を入れた場合、弱小ダンジョンにそのモンスターが出現する可能性があり、生態系が崩壊する。
そのため、ダンジョンゴミ回収者は適切なダンジョンにダンジョンゴミを捨てる必要がある。
幅広い知識と適切な判断力がなければダンジョンの生態系が崩壊するため、ギルドが試験を実施し、合格者だけが就業できる。
また、実際にダンジョン領域へ足を踏み入れるため、最低限の戦闘力も必要。
■ダンジョン別廃棄物
ダンジョンを幾つか種類分けし、各ダンジョンに合った廃棄物を規定している。
・海洋型ダンジョン
魚の骨や貝殻、海洋の食材のゴミを捨てるダンジョン。
・農産型ダンジョン
リンゴの皮やキャベツの腐った部分など、農産の食材のゴミを捨てるダンジョン。
このダンジョンでは特別変わった物を捨てない限りは、新たな農産物の栄養となるので、食材であれば幅広い物を捨てられる。
・万能型ダンジョン
どんなゴミを捨てても生態系に影響はなく、ただダンジョンのエネルギーとしてしか変換されない。そのためどのダンジョンのゴミか分からない物はここへ捨てられる。
ただし一日に捨てられる量には限界があるため、気を付けなければいけない。
その他、細かく分ければ様々なダンジョンがある。
食材などのゴミ捨ては間違ったとしても大きな被害は出ないが、モンスターの素材を捨てるのを間違った場合は危険なため、細かい分類がある。
例えばオーク型ダンジョンの中でも、ハイオークやオークロードなどで、分類がされている。
■ダンジョンゴミ回収者試験
ダンジョンゴミ回収者試験は、ギルドが行っている試験である。
試験は筆記試験と実技試験の二つを、二日に分けて行う。
筆記試験で問われるのは、ゴミの適切な分類やダンジョン領域についての知識など。
実技試験では、ゴミの分別や魔法の精度を実践によって試験する。
以下三つの魔法の使用が必須である。
・鑑定魔法(何のゴミであるかを鑑定するための魔法)
・地図魔法(ダンジョン領域で、地形や気温、その他情報から地図を作成する魔法)
・戦闘魔法(戦闘系の魔法だったら何でもよく、ダンジョン領域でも最低限戦える魔法かを計る)
また、悪臭適正検査も行う。一定水準の悪臭に耐えれれば合格。
■専門道具
【ダンジョンゴミ回収車】ダンジョン領域でも運転できる大型車。拡張魔法により、一度に100トンのゴミを積める。
対モンスターへの兵器や魔法も搭載しており、一定時間空中を飛行することもできる。
〉p13、異世界魔法遊戯




