表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
101/101

101.ホシを継ぐ者

「「行く行く。」」

現金な女子2人に男子3人は項垂れた。



 

 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 中津敬一警部・・・警視庁テロ対策室所属。副総監直轄。

 中津[本庄]尚子・・・弁護士。中津と事実婚だったが正式に結婚した。(今回は出番無し?)

 中津健二・・・中津興信所所長。中津警部の弟。実は、元巡査部長。

 中津[西園寺]公子・・・中津健二の妻。愛川静音の国枝大学剣道部後輩。元は所員の1人だった為、調査に参加することもある。

 泊哲夫所員・・・中津興信所所員。元警視庁巡査。元夏目リサーチ社員。

 泊[根津]あき所員・・・中津興信所所員。元大田区少年課巡査。同僚の泊と結婚した。

 高崎八郎所員・・・中津興信所所員。元世田谷区警邏課巡査。EITO東京本部の馬越と結婚した。



 ================================================

 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==



 午前10時。中津興信所。会議室兼所長室。

 スクリーンに、中津警部が映っている。尚子が後ろで手を振っている。

「4月20日に大臣を襲おうとした男の指示役を諸君が後日、空港で『確保』した、その4月20日は、承知の通り、有明コロシアムでインタラプト・ゲーマーと再戦した日だ。敵は50機のドローンを尖兵として送り出してきた。そのドローン攻撃の情報を闇サイトハンターから得たEITOは、当日、渡氏と草薙氏の妨害電波で停止・機能不全にした上で作戦を行った。敵も慌てたんだろうな。筒井さんが仕掛けた複数のカメラで操縦者達を撮影した。夏目リサーチで分析、4人の被疑者の内、1人を割り出し、手配した。この男だ。及川保。館山のホテルを予約している。地元警察に協力して、確保して欲しい。」

「館山?千葉県か。」

「依田さんから、館山の温泉ホテルのクーポン預かっているんだが、捨ててもいいかな?」

「「行く行く。」」

 現金な女子2人に男子3人は項垂れた。


 午後2時。千葉県館山市。館山おでかけホテル。

 自動車2台で、到着した、中津興信所所員一行。

 チェックインして、すぐに出掛けて、目的地に向かう。

「えー、ここじゃないのー。」

 公子は言ったが、健二は無視した。

「張り込みは、ホテル万里満願だ。」


 午後3時。ホテル万里満願。

 到着してすぐ、「こっちの方がいい。」と公子は言った。

「こっちのホテルだと満額自費。給料から天引き。あっちのホテルだと、クーポンで半額。どっちがいい?」

 健二の言葉に、女子2人は横を向いた。


「所長。俺達は、裏口に回ります。」と、高崎が気を利かせて言った。

「俺は、通用口に行く。お前らは、見付けたら、得意の『お色気』で引き留めて、合図を送れ。」

「あ。所長。所轄は?」と、泊が尋ねた。

「麓で待機。マエがある人物だから、制服は近づくと逃げる。」



 午後4時。ホテル売店。

「あらあ、奥川さんじゃないですかあ?」

「違いますけど。」

「奥山さん、ですよね。ドローン使うの、上手いんですって?」

 奥山は、青ざめて、走って逃げた。

 その時、駐車場に1台の自動車が停車した途端、爆発した。

 幸い、付近に人はいなかったし、すぐ側にも停車中の自動車は無かった。

 爆発音を聞きつけ、高崎は待機中の警察に、泊は119番に、健二は警部に連絡をした。


 到着した千葉県警館山署の警察官に、健二は、ハンカチにくるんだ、あるモノを差し出した。

「自爆したみたいです。多分、リモコンです。あいつと待ち合わせしていたんでしょう。」と、公子と根津が取り押さえた男を健二は指さした。

「残念ですね。」「そして、残忍です、奴らは。」


 午後6時。館山おでかけホテル。

 ここは、混浴らしい。屋外の温泉に浸かりながら、健二は言った。

「ま、結果オーライ、かな。まだ、捜査途中だが、俺達がマークしたのは、バイト君らしい。闇サイトで誘われて、ドローンの操縦には自信があったから参加した。跡からヤバイ仕事だと聞かされた、と言っているらしい。」

「ホントかしら?」

「助かりたいだけなのかもよ。」

「まあ、バイト君だから、迂闊に顔をさらけ出したんでしょう。マエがあるから捕まりやすいのに。」と、高崎が言った。

「マエは、置き引きだ。置き引きより重い罰だな。」

「所長。本当にクーポンなんですか?」

「ああ、やすらぎほのかホテルの支店になる予定らしい。皆、チェックアウトの時、利用者アンケート、忘れずにな。」


 ―完―


 ※ホテル関係の情報は全てフィクションです。ご了解ください。

 クライングフリーマン






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ