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二十一話 あの企画は?そして……

 なんとなく壁を乗り越えろ!の放送が終わった!おれ達はそれをスタジオで見ていた!少し感想を聞く。

「みんな!結構稼げたね!良かったね!見てみてどうだった?」

「良くないっすよ!氷水に落ちるのしんどいっすよ!」

「あのしんどさならぞ!もうちょっと貰いたいぞ……」

「ハムニブはまだ良いんじゃ!最後のお湯めちゃくちゃ熱かったんじゃ!」

「氷水も熱湯もきつかったッチ!」

 相変わらずハムスター達は文句を言う。稼げたからいいような気がするが……




 ここでハムケンのなんとなく100キロマラソンの中継が入る!

「藤田さん!ハムケンの様子はどうですか?」

「はい!ハムケンさんは今40キロ地点の休憩所に居ます!ハムケンさんに繋ぎます!」

 ハムケンの姿が画面に映された!ハムケンはさっきよりも元気そうだ!

「みんなー!なんとか40キロ地点に来たんよー!」

「ハムケン!元気そうっすね!」

「ハムケン!もしかしてハムビタンZを飲んでいるんかぞ!?」

 ハムビタンZはハムケンが仕入れて来る宇宙怪人ハムスター星の栄養ドリンクだ!今まではピンチの時におれが金を出してハムケンから買っていた。ちなみにだんだん値段が上がってきて困っている。人間が飲んでも元気になるらしい……おれは飲んだ事ないが。

「そうなんよ!だからこれから仮眠を取るけんね!」

「ハムケン!しっかり休むんじゃ!」

「ゴールするッチよ!ハムケン!」

「ハムケン!頑張るのよ!」

 みんなもハムケンの元気な姿に安心したようだ!しかしハムビタンZを飲むと後で疲れが来るぞ!ハムケンは大丈夫だろうか?





 あっちはどうなっているだろうか?高藤さんに繋ぐ!

「高藤さん!一休のなんとなく逃げるちゃはどうなっていますか?」

「はい……みなさん、一休さんは頑張りましたが、ジョンさんに捕まってしまいました……」

 画面に犬の姿のジョンに咥えらている一休が映し出された!

「捕まちゃったちゃ……」

 一休の声に覇気はない……

「一休!なにやっているっすか!」

「まだそんなに時間経ってないぞ!」

「企画が成り立たないッチ!」

 一休は番組を盛り上げたいハムスター達から非難された。まあ非難されても仕方ないが……ここで高藤さんが経緯を説明する。

「一休さんは大きくなったり小さくなったりして逃げていましたが、ついに疲れてしまって捕まってしまいました!」

 そうなのか……しかしこの企画どうなるんだろう?

「一休!もうこうなったら仕方ないんじゃ!僕達といっしょにやるんじゃ!」

 ハムタクの提案に一休はというと……

「おれっちもう疲れたちゃ……ギャラ半分でいいから、もう家に帰りたいちゃ……」

 もうやりたくなさそうだ……ここで柳さんからカンペが出た!おれは読み上げる!

「一休!これから一休にどんな事をさせるか決めるから!とりあえず今は休んでて!」

「ちゃ!わかったちゃ!」

 ここで中継は打ち切られた。





 おれ達は30時間テレビはあの大物芸人さんに任せて仮眠を取る。しかし……

「放送見たいッチ!」

「ゲストとして突撃しても良いっすかね!」

「俺達がメインだからなぞ!良いんじゃかぞ!」

「みんなで行くんじゃ!」

 ハムスター達は休む気がないようだ……おれとねここはハムスター達をたしなめる。

「みんな!明日も早いんだからね!仮眠取っとかないと後でしんどいよ!」

「そうよ!みんな!」

「「「「はーい!!!!」」」」

 おれ達は仮眠を取った。疲れていたのですぐに寝れた。




「みなさん起きてください!大変なんです!」

おれ達は焦った声で柳さんに起こされた!

「柳さん何があったんですか!?」

「とにかく来てください!」

 おれ達は飛び起きてスタジオに向かった!藤田さんに中継が繋がっているようだ!もしかして……

「みなさん!ハムケンさんが起きないんです!」

 画面にハムケンが映し出された!ハムケンは眠り込んでいてピクリとも動かない!

「ハムビタンZを飲んでしまったからじゃないかじゃ!」

「きっとそうだぞ!ユーキどうするぞ!」

 ど、どうしよう……こうなったらしょうがない!

「藤田さん!ハムケンにハムビタンZを飲ませてください!持って行った荷物の中にあると思うので!」

「はい!分かりました!」

 ハムビタンZはすぐに見つかった!藤田さんはそれをハムケンに飲ます!すると……

「元気になったけん!ガンガン走るんよーーー!!!」

 ハムケンは文字通り飛び起きた!そのまま走り出した!とりあえずは良かったけど、これからやばそうだ……




 ここでもう一回中継が入る!

「高藤さん!一休はどうしてますか?」

「はい!一休さんは仮眠から起きて元気満々です!」

「元気になったちゃ!」

 一休には伝えないといけない事がある!

「一休!次の企画が決まったよ!次はドミノ倒し企画だよ!頑張ってね!」

「そうちゃ!?やった事ないけどちゃ!やってみるちゃ!」

 一休はやる気を見せている!今度こそ企画が成り立てばいいけど……ここで中継は切れた!

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