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試練

 試験当日


 いつものように香菜と学校にバスで通学した。明星君のことも考えなければならなかったけど、今はそれどころじゃない。退学になんてったら元も子もないからね。

 

 バスの中で、香菜と基礎は復習済み。もう国語とかはしょうがないから、勉強はしない。


 そういえば、今回は順位も出るみたいなんだよね。私たちは1位から120位まである。1位~30位までは、県大会に出るための試験があるらしい。私には無縁な話だけれどね。


 頭のなかは基礎でぐるぐる。早く試験が終わって、明星君のことに専念したいんだけど。なんで私が過去に戻れたのかとか、有明神社とか、明星君とか明星君とか。


 いや、ダメダメ。今でも頭の中はぐるぐるなのにもっとぐるぐるになっちゃう。試験まであと2分前になったので問題用紙が配られる。最初は国語。みんなのところにプリントがいきわたったと同時に、チャイムが鳴る。


 「それでは、始めてください」


 私たちは一斉に問題文に食らいつく。みんな相当必死なんだろうな~。


 そして、40分くらい経ったかな?問題が全部終わったところ。香菜が言うには、記述問題の見直しをしたほうがいいらしい。書きぬきなさい。のところを考えて書いていたりってことがしばしば、、、って言ってるそばから一つあったんだけど?しかも5点配点の問題じゃん。


 香菜に感謝しながら、書き直す。それから私は見直しをし終わって数秒したところで終わりのチャイムが響いた。試験は50分。


 「どうだった?」


 香菜が心配そうに聞いてくる。退学になったらどうしようなんて思ってるのかもね。


 「結構よかったと思うよ。10分前には終わってたし。で、香菜は?」


 香菜はどうだったんだろうね。


 「とっても言いにくいんだけど、今回の問題は簡単すぎて25分余りだった。」


 「え~~~、私滅茶苦茶難しかったと思ったんだけど。すごすぎない?」さすがに25分余りは化け物すぎる。


 「う~ん。まぁ輝月にとっては頑張ったしよかったんじゃない?もうそろそろしたら数学が始まるから準備しないと」


 それから私は死に物狂いで問題文にくらいついていった。



 試験終了後



 「やっとおわった~」盛大の2日漬けの成果がとても出ていた。基礎に関してはわからないところは1つあったかなかったかくらい。香菜に感謝。


 「急に現実を見して悪いけど、明日にはほぼ全部、ってゆうか全部帰ってくるからね?もし赤点だったら、地獄の補修だよ?高校1年生の内容全復習だからね。しかもこの問題よりも裕に難しい問題が出るからね」


 ぎ、ぎくー。数学に取っては赤点の自信しかない。応用問題とか最後の問題とかよくわかんなかったんだよね。過去の話なんだから現実を受け止めるしかない。


 「まぁ、頑張るよ」精一杯のメッセージ。


「ってゆうか、なんで補修前提の話になってるの?」


私の中ではもう私が補修してる姿があるんだよね。


「無意識ってゆうか潜在意識ってゆうか?」


「じゃあ補修頑張ってね~~」


てゆうか早く明星君に話しかけないと。


 「明星く、、、、」


 私が話しかけようとした瞬間に去ってしまった。本当にどうすれば仲良くなれるんだろうか。


 「ま~た。落ち込まないでって。輝月、なんか気に触れることをしたの?」


 特にそうゆうことなかったと思うんだけど


「ないと思うよ。話しかけたらなんか嫌われてたって感じだし。」


 本当のことをちゃんという。もしかしたら、香菜に私が過去に戻ってきてること、明星君との関係なんかもいつか話さなければならない日が来るのかもしれない。その時はその時でちゃんと言おう。


 「じゃあ、こうしよう。なかよしだいさくせーん」


 香菜っていっつもネーミングセンスないよね~。


 「これはいたって単純で私がキューピットになって、輝月と宮下君をつなぐ作戦よ」


 私にはどうにもできないからそうするしかない。「よろしくね」

 


 私は香菜に私たちの未来を任せるのであった。

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