暁高校その②&明星君
~約30分後~
「よかったー。間に合った~」
さすが暁高校。答えを写すだけなのに30分弱かかるなんて。でも本当に恐ろしいのはここから。香菜から聞く限り、2日後には総復習テストがあるらしい。もう7年経ってるし、高校生の問題だから忘れてる。ギリギリ中3までの内容ならなんとなく覚えてるんだけどね。
「香菜。今日から勉強の猛特訓頼める?」
これで断られたら私の高校lifeは完璧終わる。
「全然いいよ。今日の学校は朝礼と宿題提出、転入生紹介で終わりだから。終わったら来てよ」
いやー。助かった。さすが旧友。いや、今は今友だよね。
私たちが話していると先生が入ってくる。「おはようございます」そう言うと教壇の前まで上がってきた。
「今日から、このクラスを受け持つことになりました。金原健です。初めての高校担任なのでわからないことも多いと思いますが、どうぞ仲良くしてください。」確かに金原先生だ~。3年生になった時も同じだったような、、、。成人式であったからおぼえてるんだよね。
「では、これから始業式が始まりますので、体育館に並んで行ってください」毎年恒例のやつ。大人になったら、並んでどっかに行くなんてこともなくなったから、ちっちゃいころのめんどくさかったことは偉大だったんだな~と思う。
「は~い、並んで。」先頭の生徒が声をかける。
「こっちまでが1~15番。あっちからは16~30番で、出席順にならんでー」私を含む大半の人が動かなかったから、わかりやすく的確に指示してくれる。こういうリーダーシップがある子がいると、クラスがまとまるんだよね。これは社会に出ても同じだから、今の間にこうゆう教育を詰め込んでおくことはとっっても大事なことだと思う。その代わり、無駄な授業とかも多いけど。
「2-4組出発」そう先頭の人が声をかけると、みんなが一斉に歩き出す。
体育館の移動も終わって校長先生の話や新入教員の紹介なども終わった。そして、ここからが本題。
「次は、転入生の紹介です」
やっとだよ。ここまでが長かった。でも、やっと明星君を救うためのパーツが1つ埋まった。
「それでは、転入生の宮下明星さんお願いします。」ダルそうにしながら出てくる。急にざわざわと体育館中が騒がしくなる。それも無理がないはず。そう、彼は容姿端麗だからだ。遠目から見てもわかるほどかっこいい。
「えー、皆さんこんにちは。宮下明星です。これからよろしくお願いします。」王道の自己紹介だな、と思う。ミステリアスな部分が惹かれることがあるんだよね。
「明星君は、『2-4組』だ。ぜひ仲良くしてやってくれ。」明星君が礼をして舞台裏に下がる。
「では、表彰を、、、、、、、」明星君が去った後の内容は何も覚えていない。明星君は生きている。今も生き続けている。それだけが、それだけが、私の幸せだった。今の私は、本当に幸せだ。
数分後
無事に明星君は2-4組にやってきた。クラスにやってきて自己紹介も終わったところ。
で、今から話しかけて仲良くなろう作戦を立てているところなんだけど。妙に緊張するな~。もう、すでにクラスの女子や男子と話しかけたんだけど、めっちゃ愛想がいいんだよ!これなら私も緊張せずに行けるでしょ。
まぁ、一応香菜と一緒に行っとくか。
「ねー、香菜。今から転入生の明星君に話しかけるんだけど一緒に話しかけようよ」承諾してくれるといいんだけど。
「いいけど、もう下の名前呼び名なの?早くない?」しまったーーーー。未来の癖で明星君よびしちゃったよ。どういう言い訳したらいいんだろう?えーっと、えっと、、、、「う、うん。まーね」ごまかすことに必死だったから、最初ちょっと詰まっちゃった。
「じゃあ、行こう」私たちは明星君のところによる。
「始めまして、宮下君。私の名前は北川香菜。よろしくね」「初めまして。初めてでよくわからないこともあるけどよろしくね。」久しぶりの声に涙が出そうになる。いなくなってから1年ぶりの声。あの時に生きててよかった~。出会いはどうであれ、また会えたんだから。
「こんにちは~。輝月です。どうぞよろしくお願いします。」よし、言えた。これで明星君と話すとゆう目標達成。
「、、、」
えっ、無視?浮かれていたのは自分だけだったみたい。まさか無視をするとは思ってもいなかった。不穏な空気が漂い、じゃ、じゃあねと言ってその場を立ち去る。少し経った後香菜がフォローしてくれたけど、胸の奥がいたい。
これから私は、どうやって接していって、どうやって救えばいいの~~~~~~
ついに第二章まで終わりました。ここまで見てくださってありがとうございます。なんでもいいのでご意見、ご感想を書いていただけると光栄です。面白かったら、ブックマークや評価などをお願いします。
ついでなんですけども、今のところ毎日投稿を目安に作っています。定休日は金曜日にしようと思ってます。平日は7時。休日は8時に出すのでぜひ続きもご覧ください。




