犯人M
私たちはそのあともひたすらと歩き続ける。5分くらい歩いただろうか。
「ここかな?」
そういうと香菜が大木の前で止まった。そして、その大木の前で拝む。拝んだ次の瞬間、、、地下通路が出てきた。それにしても、本当にどうなってるの?急に橋は架かるし、柵は開くし、地下通路は出てくるし。絶対誰かがなんか仕込んでたんだよね。そのくらいしか思いつかないけど。
「輝月。こっちに早く来て」
手招きしながら香菜が言う。
「今行く」そう告げると同時に私も地下通路に入るのであった。
地下通路の中は意外にもきれいで、ここ最近も使われていたような感じ。全く埃けがない。
「ここもまた滅茶苦茶歩かないといけないの?」嘆きつつ聞く。これで歩かないといけないよ~なんて返事が来たら怒りがあふれ出そうだわ。まぁ、最初に香菜を誘ったのは私なんだけどね。
「大丈夫。もうそこだから」そう言うと同時に香菜が指をさす。大体後50m程といったところだろうか。早く行って帰ってしまいたい。旧暁高校のからくりが今すぐにでも知りたい。
「じゃあここを上って」
結構な長さがあった。真っ暗なため梯子の位置が正確にわからないかったが、香菜が先に行ってライトを照らして道案内をしてくれた。私は、その光を頼りに上るのであった。
「ふぅ~」
そして、上がってきた時の光景は実に目を疑った。まさか、
『男子トイレに出ていたなんて』
男子トイレは、女子トイレとは大きく違う点が一個。それは、何か知らない奴があること。生まれて始めてみたんだけど。
「早く行くよ。ここからは人と出くわす可能性があるから慎重にね」
「言われなくてもわかってるって」
そう言うと私と香菜は男子トイレを出る。男子トイレを出た外の風景は全く持ってみたことのない場所だった。
「ここはどこなの?」
未開の土地。暁高校にこんなところってあったっけ。私はあたりを見渡す。教室や廊下などは散乱していて、ところどころになんかのシミがある。よく見ると赤いような気もしてきた。血じゃなかったらいいんだけど。
「ここはね、、、暁高校第四階なの」
えっ?私はその言葉に耳を疑う。だって、4階は明らかになかったはずであるから。
「4階なんて本当にあるの?こんなところ見たことないし」
その瞬間香菜が私を抑えて女子トイレに入る。
「何?」
私が結構大きい声で言う。香菜が私の口を手でふさいでいたからこそこそ話くらいの声になったけど。「しっ」香菜の目が本気だ。何かの問題があると思って、私は動かずにその場所で待機する。だが、その問題は私でも徐々に分かっていくのであった。私たちが女子トイレに入ってから数十秒しただろうか?足音がどこか遠くに消えていった。
少したってから香菜が言う。
「ここを侮ってはいけない。ここは幻の階。私たちは踏み入れてはいけない場所に足を入れてしまったの。ここが噂である『旧暁高校の放火の犯人の拠点地なの』」
え?言ってることの意味が分からない。そのとたん遠くから走ってくる音が聞こえる。私は怖くなってその場にしゃがみ込む。音からして約二人が走っている。
「バン」
乾いた大きい音とともに女性が悲鳴を上げる。思わず私も悲鳴をあげてしまう。そうすると犯人が私たちのいる女子トイレのほうに向かってきて。
毎日投稿と言ってましたが二日投稿をさぼってしまいました。すみません。期末の影響で3月1日までは、投稿の頻度を週1が最低ラインにしていこうと思っています。ここから面白くなっていくので、ぜひ引き続きご覧ください。後、この作品が面白かったらブックマーク評価等をお願いします。




