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秘密

 私は気付くと眠っていた。あまりもの疲れに寝てしまっていたのだろう。起きた理由は、周りがざわついていたからだ。どうなってるのだろうと思い、風景を見渡す。


 すると、暁高校の近くに数台のパトカー。その周りには校門を取り囲む人々がいた。まさにこれが地獄絵図ってやつなのか。前を見ても一向に進める気配がなく、後ろにも下がれないと思う。大渋滞が起こっている。交通整理もしているみたいだけど、圧倒的に追いついていない。


 「後、一時間くらいはかかりそうだね。」


 香菜がそう言う。確かに全く進んでいない。


 待っている乗客の一人がしびれを切らしたのか、運転席まで行く。


 「いつになったらこの渋滞を抜けれるんだ。」


 その声は、冷静にも聞こえるがかすかに怒っていた。


 「私達側からしても何が起こってるのかわからなくて、、」


 運転手さんも困っている。そこで一軒の通知が来た。要点をまとめると、結局学校は全体休校らしい。まだ、ぜんたいは把握できていないみたいなんだけど、事件が起こったのは確か。それが思ったよりも重大な事件だったのがわかる。


 「では、ここで一旦停車いたします。お降りになられる方は前までお越しになってください。」


 そういわれると、大半の人が動き出す。その動きとともに私と香菜も動く。無事料金の支払いが終わり降りる。そして私と香菜は暁高校まで急いで行く。


 でも、バスから見てもわかる通り大勢の人が校門を取り囲んでいる。そこに私たちはつくが、、、、「入れそうにないね」バスの中で見たよりも多くの人々が取り囲んでいた。


 「本当はダメだけど、そこら辺の柵を乗り越えてはいる?」


 香菜が予想の斜め上を超えた意見を提案してくる。これには私もびっくり。この学校の柵の高さは、1mは優に超えている。


 でもそうするしかない、っか。「じゃあそうしよう。人目に見られるとまずいからなるべく人目の少ないところから入ろう」


 そう私が言うと香菜がひらめいた顔をする。


 「そんなことよりも誰にもばれずに学校に入る方法を思い出したよ」


 その顔は実に誇らしげな顔だった。何で知ってるのかは香菜に後で聞くことにしよう。私は香菜の後についていく。


 「ここを通っていくんだよ。」


 そう香菜が指さした先は、川だった。「え?」思わず私は声を上げる。こんなところから入れる気がしないんだけど。でも、香菜はその言葉を待ってましたと言わんばかりな顔をする。まぁ香菜だから何か考えがあるんでしょ。そう思った私がばかだった。


 「この川をわたるんだよ」流石に意味が分からない。


 「どうゆうことなの?」

 「実はね、、、」


 そういうと香菜は地面にしゃがむ。マンホールを開けて何かを押した?すると、自動で橋がかかる。

 「こうゆうことよ。理由は後で説明するから。」


 香菜はその橋を渡る。私も続けてわたる。高さが3mくらいあったので、高所恐怖症の私には怖かったけどなんとかわたりきる。でも、その前には立ちはだかる柵。


 「ここもね、、、」また何か操作を香菜がする。


 「ほら、開いた。行っこ。輝月」


 なんで開いたのか、なんで知っているのかなどの疑問は置いておいて、香菜の後に続くのであった。

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