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変化

 放課後


 一通の連絡とともにほのぼのとした気持ちは急変した。なんと、


 『暁高校のある人が捕まったという連絡』


が来たのだから。さすがにその人の名前は知らされてはいない。だけれど、2年生であることは確か。その証拠に2年生は土日が明けても休みになっている。


 私はいてもたってもいられなくなって、衝動で家を飛び出てきた。早く暁高校に行って情報をつかまないと。お母さんの声がした気がしたけど、私は無視する。そして一つの思考が頭をよぎる。


 まさか、香菜が捕まってないよね?とゆう思考。暁高校に行くよりも前にそっちが気になって、行く気になれなかった。なので、最初に香菜の家によることにした。


 数十分くらい走っただろうか。私は香菜の家の前に来ていた。家に車はあったので、少しほっとした。捕まっていないことを信じて、チャイムを押そうとするが、、、、


 手を伸ばすと動悸がする。ひとまず動悸が収まるのを待った。もしかしたら大事な人がまた失われるのかもしれない。嫌、そんなの絶対に嫌。


 このままくよくよしていても何も変わらないので、私は意を決してチャイムを押す。ピンポンとゆう音と同時に香菜の声がする。


 「どうしたの輝月?」その声と同時に私は膝から崩れ落ちる。


 「よかった」泣きながら震える手を握りしめて、今はただ、ただそう思うだけ。ヤバいと思ったのだろうか。香菜が玄関から急いで出てくる。


 「本当にどうしたの?大丈夫?一応家に上がって」


 そういわれても私は立ち上がれない。なぜか知らないけど、体から力がすべて抜けていた。香菜が手を差し伸べてきたので、私はその手を取る。その手は暖かかった。まるで、私のすべてを包み込むように暖かかった。


 香菜の介護もあって、香菜の部屋まで入る。


 「何があったの?教えて輝月」


 心配するのも無理はないだろう。私が香菜の立場でも、心配で気が気じゃないと思う。言葉を発そうとするが、うまく言葉にできない。


 それを察したのか香菜は「ちょっと待ってて」と言い一階に下りた。


 自分の心を落ち着かせていると、階段が上がってくる音が聞こえくる。それと同時に香菜の部屋のドアが開く。そこには、汗を垂れ流した香菜と、2つのホットココアが目に入った。時間的にも3分もたっていないだろう。相当急いだことがわかる。そして香菜は私の前にホットココアを置く。


 「落ち着いたらでいいから、ちゃんと話して」


 その目からは、笑顔のかけらも感じられなかった。いつもの香菜とは全然違う。私はココアを飲む。ココアはとっても暖かく、心まで暖かくなった。その瞬間私はまた涙をこぼす。香菜はそんな私のそばに駆け寄って私の背中をなでる。


 「香菜がっ、つかまってなくてっ、よかった」


 うまく発音できなかったが、香菜には伝わったのだろう。


 「輝月。捕まってなくてよかったってどうゆうこと」


 はたから聞けば、意味が分からないだろう。自分が捕まっていなかったことを喜んでいたのだから。私は泣き止む。


 「暁高校のスクールメールからある人が捕まったってゆう連絡が来たの。文脈から読み取ると2年生の誰かことだとゆうことが間接的に伝わってきたからもしかしたらって」


 香菜がその言葉を聞いて全てを察したと思う。急に家にやってきたのは、自分自身が捕まってないかを確かめるためで、捕まっていないことがわかった瞬間安心して膝から崩れ落ちたのだと。


 「そうゆうことね。まぁ、私じゃないから安心して。でも、それは誰何だろうね?今から暁高校に行く?」


 「もちろん」私は最初からそのつもりだった。



 香菜が助かって一息つきたいところだけれど、まだ安心はできない。もしかしたら


 『明星君が捕まっているのかもしれないのだから』

ついに一章が終わりそうになってきました。さぁ、犯人は2年生の誰だったのでしょうか?面白かったら、ブックマークや評価等をお願いいたします。もしかしたら、来週から投稿頻度が落ちるかもしれません。

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