9/32
(二)-7
JR織原駅を脇に見ながらさらに進んだ。この辺になると、交通量はほぼなくなり、対向車もまれに来るぐらいになる。それにも関わらず、白沢たちが乗る車の後ろを、一台の黒いミニバンが五〇メートル程度の距離でぴったりとつけてきていた。
白沢は地元の人だろうと思っていたが、駅の先の路地を左折して緩い坂道を上ってもなお、ミニバンがついてくることに気づいた。この田舎道でここまで道が同じ車がどれほどいるというのだろうか。偶然ではないのではないか。
「なにかあったか?」
(続く)
JR織原駅を脇に見ながらさらに進んだ。この辺になると、交通量はほぼなくなり、対向車もまれに来るぐらいになる。それにも関わらず、白沢たちが乗る車の後ろを、一台の黒いミニバンが五〇メートル程度の距離でぴったりとつけてきていた。
白沢は地元の人だろうと思っていたが、駅の先の路地を左折して緩い坂道を上ってもなお、ミニバンがついてくることに気づいた。この田舎道でここまで道が同じ車がどれほどいるというのだろうか。偶然ではないのではないか。
「なにかあったか?」
(続く)
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。