前へ目次 次へ 12/32 (二)-10 入野は車を発進させると、無線で東松川へ向かうと署に連絡を入れた。レンタカー会社に向かうのだ。 JRの線路と並行する道を進んでいき、国道に出た。そして東松川方面へと向かった。 「ついてきているな」 入野が呟いた。白沢は後ろを振り向いて見てみた。すると、確かに黒いミニバンがいた。 「俺たちを尾行してどうする気なのだろうな」 「尾襖会系の人間だと思っているのかもしれない。それはそれで、こっちには都合がいい。やらせておこう」 (続く)