表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

85/392

下−09 負け犬達の挽歌


腹いっぱい食べた後に部屋に入り、スクワットとかして強制腹ごなしできるのは、まだ若い証拠である。羨ましい。

で、小一時間後には銭湯の浴槽に居た3人娘。


「お?薬湯か?これ、、」A

「・・なんか、湯が古いだけ?」C

「やだ、変なこと言わないでよ、、」B


「おやまぁ、、こりゃ薬湯だよ、、このへんで採れるニャマンのすりおろし汁を入れているんだよ、あったまるし、何より肌が わ か が え る のよおおおおお!!!」

(うおおお!!!)おばはんがアップで迫ってきたんで引く引く3人!!


「「「わかがえる?」」」

「そうよ?もろよ?」おばはん、もしほんとなら、このおばはんに見える物体はばあさんなのかもしれない、、


「んじゃ飲んだら?」

「そーねー、、そういう勇者は、いたわ、、過去に、何人も、、、」

あ、もう聞かないでいいパターンだ、、、


「最後まで聞きなさいね?で、この、超薄めてもこの臭い、、わかるわよね?で、こういう臭いでも味がよかったら、とか思うでしょう?勇者達は皆そう思った見たいね、、で、くさいんで、そーゆーのを飲む時って、一気に飲みたいよね?ね?そうでしょう?」

・・・・・・・(なんかこわい、、)C、(へいきだ私がいる!)A,(・・・・)B


「で、当然お医者さんや魔法使いの回復師を呼んで、そーゆーことやるの、、でもね、、

ニャマンにはそんなの効かなかったのよおおおおおおおお!!!」

ずざざざざざぶーーん!! おもいっきり湯船の中で3人がひいたので、大きな波まで起こる


「で?結果は?」A

「髭が生えて、猫語しかできなくなっちゃった。でもね、猫耳も尻尾も生えてこないのっつ!!卑怯よね?すごく卑怯でしょ?!!!」

まぁ、気持ちはわかるが、、卑怯とかじゃないよ思うぞ、、、(A子)

うん、ずるいよね!!(C子)

・・・・・・(B子)


「なので、怒った被害者(???)がそこらじゅうのニャマンをひっこぬいてすりおろし、すりおろしているときにぎゃーぎゃー泣きわめくからね、いくらか仕返しの気分になるんだろーよ。

数が多いし汚れるんで、風呂の浴槽に大量のにゃまんを入れといてどんどんすりおろして、ぜんぶ流して風呂沸かして入ったら、綺麗にしたとおもってもできていなかったんだねぇ、、幾分汁が浴槽についていたらしくってね、、

まーいーか、ってんで入って、出たら、、、肌が若返っていたんだってさ、何が幸いするか、わからないもんだねぇ?」


というホラーっぽい話だった。メビウスループっぽい部分もあるのでSFでもあるのか?!


風呂から出て、食堂で一杯やる3人。

「あれ、カネになるね」C、

やっぱりC子である。


「入浴剤ね?」B

やっぱりB子である。


「めんどくさくね?」A

やっぱりA子である!!!



「まぁ、帰国したから考えましょう」B



で、3人はその食堂の者や他の客から、ここの兵隊の砦の兵たち達の強さの情報を得た。

「喧嘩売りに行くんだ!!」A

という言葉で皆喜んでいろいろ話して来た。

暇なんだろう、、街の者達。



ーーー



「たのもーーーうっ!!!」

「え?何?」入り口の衛兵。


チッ!雰囲気のわからんやつ!!とA

「えーと、私達、中央王国からやってきて、、周辺諸国の兵力確認ってことで、、、弱かったら、、勇者がテコ入れに来て、、なんか地獄の特訓だとか、、、なので、その調査で、私達とここの兵たち全員手合わせしてほしいなー、、とか?しなかったら、強制的に特訓だとか、、」C


なかなかうまいな?メフィ、鍛えてやれば、お前の良い後継者とかになるじゃね?

・・・・いや、、黒いのはちょっと、、、(メフィ)

俺は畑を耕しながら遠目聞き耳で様子を伺っている。


衛兵は返事もせず走って奥に消えていった。

ほどなく

だだだだだだだだーーー!!

「はぁはぁはぁはぁ、、、」

「はぁはぁいってる、、キモイ系?」C


やめろ、かわいそ杉!


「ああ、はぁはぁ、、わるい、、おもいっき、、おえっ!、、走ってきたんでな、、、」

「すみません、そんな慌てなくとも、、、」B

「うん、そんな状態じゃ闘えないし」ぶれないA


「よし、、もうダイジョブ、、うん、、、俺はここの隊長のドグだ。」

「毒田さん?」B

??天然??


「いや、ドグ、です、、、」

「あ、すみません、、」


「兵は全員で50人。通常訓練を受けているごく平均的なふつーの兵達だ。なので、あの中央王国から派遣されてきた者に敵う者は、いないっつ!!!」

負け宣言!!


「いや、、そー言われてもだな、、、せっかくやる気まんまんなのにぃ、、、」A

「と、言われれも、敵う者などいないっつ!!!」ドグ

「いや、やってみて、資質があるかどーかくらい、、」

「いないったらいないっつ!!そんな資質ある者は皆王都に引っ張られているわ!!」

堂々と負け犬宣言のドグ!!!


・・・・・

「わーった、そーいっとくわ、、、」A

「頼んだぞ!!わっはっはっはっは!!!」ドグ


どっちが負けたのやら、、、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ