中−38 狩人3人娘
38層
「おーし!!あと12層!!今日中にこなそう!!」A
「「おー・・!!」」まだ疲れが残っている?BとC
悪い夢でも見たのかな?
つか、Aが疲れ知らず?子供のように。夢も覚えていないほどに?
ここらへんから更に困難さがましてくる。
オーガの3mクラスとか小山だよな?それが群れてくるって、、無理ゲーだよね?
でも
「まぐま」
全滅。
お代わり来ても自らマグマにつっこんでいく魔物達。
あれだね、魔物は魔界の野生の動物なんだけど、こっちの野生の動物のほうが賢いね?熊とか溶岩に飛び込まないよね?それともダンジョンで生える魔物は特にバカなのかな?
放置しておけばどんどん自らマグマに入っていくので、座ってぼーっと見ていると、そのうち終わる。
マグマも程よく冷え始めるんで、凍結魔法が幾分節約できる。
きゅっぽん!をやってから向こう側に転移し、更に下層に。
を繰り返し、
やっと50階層。
「ついでだ、51階層を終えてから戻ろう!!俺らが1つ上だぜ?ってな!」
「えー、、、」なんでそんなめんどうな、、と迷惑顔のC子
「・・・皆がいくというのなら、って言うと思う?」B子
「ええー、、なんでぇ?」A
「んじゃ、とにかくここをクリアね!」タカシ
ぶつくさ言いながら屠っていくA子
いやいや顔したまま屠っていくC子
放心したまま援護のB子
で、気づくと50階層ボスも消え失せていた。
「はーい!お疲れ様でした!!んじゃ帰還!!」タカシ
シュン!!
シュン!!
魔物の森の宿の食堂
「おう、おかえり!ご苦労様!」
「いえいえ、おもしろかったっす」タカシ
「タカシさんの指導で、この子達も結構伸びましたね」メフィが茶を持ってきた。
4人はテーブルに着く。
ずずずずず〜×4、、やっぱおっさんくさいかな?
「え、と、、のびたの私達、、ドラ?」C
振ってくるなぁC子、、
「何言っているかわからんが、、結構のびたな。丸メガネの。」俺
疲れて放心B子
まだぶつくさっているA子
「今日は疲れているから、温泉堪能し、晩飯食った後にでも雑貨屋(土産物屋)で花火セットでもして遊んで、よく寝て、明日になったら、一人で転移、一人でマグマとかやってみ?マグマは訓練場の向こうの端でな。」
「ひとりで?」C
「ああ、もう一人でできるから」
・・・
で、
軽くそば食わせてから温泉に行かせた。
祭りは昨日で終わっていた。
「はぁー、、ここもなんか寂しくなったなぁ、、、って、前に戻っただけだろうけど、、」A
「そうね、、なんかあの雑踏が普通になっていたなー」B
「うん、王都以上に賑わっていたよねー。・・・ここも面白いかもね、住んでみると。」C
・
・
・
「なんか、冒険者に戻りたくなった気、しない?」C
・・
「まぁな。」A
「まぁ、皆がそうなら、、」B
「多分、稼ぎは、、ここに住めたら、、こっちのほうがギルドに勤めているより、いいんじゃねーかなぁ」A
「確実にいいわよ」B
すげーなB、いつのまに?
「そっかー、、いいのかー、、」C
うん、大体Cの性格わかってきた、、やっぱこいつら仲間だなー w
ーー
後日、、
ギルマスが泣いてやってきた。
「助けてくれよぉー、、あいつら辞めるってー」
いやでも俺に言われても、、、
タカシに言ってくれよ、、
「タカシにさ、あのおねーさんが冒険者になったら、あの仕事靴履かなくなるよ?って」
「お!!なるほどっ!!、、タカシえもーーん!!たあすぅけぇてぇええええ!!」って二階に昇っていくギルダー。
でも
「え?こっちに住んだら月に数度ダンジョンに潜るだけで貯金まで出来るくらい稼げるんで、ダンジョン潜る日以外は普通の靴履くわよ?」
とBに言われて、説得を中止したタカシ。
おねいさんも、タカシが俺に使われてそう言いに来たと思っているらしい、まだ。
まぁ、こっちに住めば、そのうちわかるだろう、、真相を。
その間にタカシはB子を魅了できるのだろうか?
ちなみに、ABCはもうこっちの状況を理解しはじめているので、俺権限で村民許可出した。
銀翼、銀猿のうちの数名が、ほんの少し嫌な顔をしたのは愛嬌かな? ぷw
翌月、3人は一人1軒の家を買い、こっちに引っ越してきた。
結婚する気まんまんですな!!