表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

71/392

中−37 高資質ポンコツA子


はーい!

どぞ。

余裕がなければバカもできないと思います!!

却下です。

なぜっ!!?


う、うーん、

「あ、朝か、、、なんか嫌な夢を見たなぁ、、」A

「あ、おはよ、もう朝ゴハン食べられるって」B

「A子、珍しいね、飲んでもないのに遅いのって」C

ああ、なんだろ?と、ぶつぶつ言いながら起き上がり洗面所に行くA


ここはダンジョンB1にある宿。

昨晩の場所から転移して来た。

一般的に冒険者は転移できないので、おもいっきり「宿のひとー、迎えに来てー!!」って何度か叫ぶと、そのうちに迎えに来てくれる。*グマ大使のギャンディー君だかポテチ君だかぐみ君だかに渡されるような犬笛みたいのは無いのだ。


朝飯は野菜スープにパン。この宿の朝食は軽めで消化が早いようなものになっている。


事務職が長い3人は、あまり食った気しねー、とか内心思ったが、他の冒険者がもくもくと食って、少量のみで食い終えているのに、文句言えない。

少しは現場を思い出してきた様子。


タカシは当然そんな空気にもかまわず

「朝定ではなく牛丼ちょうだい!!」、しかもお代わりしている。

ほかの冒険者が「え”っつ???」とか思って、その声の元の顔を見るとタカシ、、ああ、タカシさんか、、と瞬時に納得。そ~言った意味で有名人なタカシ。


なんか納得できねーと3人は思いながらも、昨日の仕舞いの時点に転移で戻る。


「んじゃ、やるかー!」A

「「おう!」」昨日の始めよりはやる気なB,C


たたたたたたたたたーーー×3

タカシはふよふよ〜と浮いてついていく、、人型ゴーストみたいな



15層

うわっ!!

「お代わりだっ!!ダブルできやがった!!」A

「まっじぃ?やばくね?」C

「魔力が、、あと半分くらいっきゃ無いけど、、」B


「あー、きみたち、むちゃくちゃ出てきたときは出し惜しみしないで、どっかんで、一度全部終わらせてみ?3人で手でも繋いで、一緒になって。」タカシ


そのほうがよほど効果的なのだ。出来る者しか使えない手だけど。

3人は手を繋いで一瞬で退避、距離を取る。

顔を見合わせ、、うなずき、、

「マグマ」

えげつねぇ、、とタカシはその絵面を見て思った


範囲がすごく広かったということもえげつなくなった大きな理由だろう

見える範囲全てコレなんで、地獄ってこんなんなってんじゃね?とか、コレを見た者は思うはずだ。


全てを溶岩に飲み込んで終いになってから、タカシが凍結で全てを冷ました。


で、なにもかも凍りついているんで、4人はその向こう側まで転移で行く。


向こう側の終わり、壁の付近まで来なければならないほどであった。どんだけ広く?


「えっと、君たち、こんな魔力持ってたの?」タカシ

「えー?知らねー、」A

「私は多くはないはずだけど」B

「うん、私も普通?」C

こいつらの普通がどの程度なのか?が問題だけど。


ちょと失礼、とタカシは順番に3人と握手する、一瞬だけ。

あ、、

A子だ。

A子の、少しだけできるようになったら「もーいーや」の性格で、魔法使いとしてはダメだっただけで、身体的資質は半端なくでかいもんを持っていることが今確認できたタカシ。

でも性格が半端なく魔法使い向きではない、、、

なので、、

「魔力タンク」

として使わせりゃいいか、、

と、現実的なタカシ


「えーと、、A子さん。魔力量半端ありません。でも性格が全く魔法使い向きではないので、B子さんがデカイ魔法を使うときの魔力タンクになってください」

見も蓋もないよ、、そのまんま、、


「あ?なにそれ?聞いてねーぞ?って、自分のことか、、自分に聞けよ?いやシラネーヨ?」

なんか混乱しているA

「どうどうどうどう、、餅つけ?だっけ?こーゆーときは、」タカシ

・・・・


「えとね、、も一回あのマグマやって、まだ余っているくらいあります」タカシ

「へぇ?すごいねA子ちゃん!」

「うらやましい、、」B子

「いやぁ、、」照れるA子。

「性格のせいで、大魔法使いくらいになれる素養が台無しになっているのがもったいないですね」タカシ

うん、もっと言い方というのを学ぶべきだな


「まぁ、そこがA子なんだよね、、」C

フォローしているようにみえて逆なのがすごいよねC。根が黒いいい子、とかなのかな?


「まぁ、ポーション、持ってきてますよね?皆さん魔力回復させてくださいね」タカシ


きゅぽん、ごくごくごきゅ、、ぷっはぁあああああっつ!!×3


やっぱおっさんくせぇ3人

冒険者になると乙女も皆おっさんくさくなるのか?というと、まったくそうでもない。こんだけ揃いも揃っておっさんくさいのは、もともとおっさん要素が多分に含まれて生まれてきたのだろう。

ああ!だからこの3人は気が合ったのかな?!!おっさん乙女パーティー!!


で、下層に向かう。下層への入り口がマグマにやられなかったのが幸いだ。


下層では

「まぐま」

で、タカシは冷却


「はーい集合!」

ぞろぞろ、

「マグマを使った後は自分らで処理してください。私を戦力として考えてはいけません。いいですね?」

「「「はーい」」」

チッ!

ん?

A?いや、、、C子??? やっぱ黒さある?


でも

「マグマ」

で、殲滅できたな?と確認した後、

「凍結」


で、

キュっぽん!!ごくごくごくごきゅ、、ぷっはぁああああああ!!


を繰り返し、38層の入り口まで来て

「んじゃ、今日はもうここまで、、くたびれたぁー!!!温泉入って食って寝るっつ!!」A

「同じく!!」C

「同左」B


転移でB1宿まで。

タカシとかなら森の宿まで跳ぶけど、一般はそうもいかない。魔力消費が違うからね。


3人は温泉堪能し、飯食って、少し飲んでばたんきゅー。




(まだまだ自覚足りない3人。あまり出てこなかったし、仕方ないかな?でももすこし頑張ろう?これはコメディなんだからね?)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ