中−10 新勇者と元勇者の、みにくい闘い
魔王、温泉を大層お気に召して、、
カッシムを棟梁にして、魔国王都に温泉銭湯を作ることになった。
「ついでに闘技場も作っといて」とカッシムに指示する。
マッシムは中央王国王都銭湯の正支配人になっていた。
タカシは?名誉支配人になっていたwwww
ただ、王都銭湯の従業員は半数が防衛軍やギルドからの者になっている。移行が進んでいるのだ。
ちなみにっ!ギルド依頼を受けた冒険者や防衛軍からの出向で、銭湯や宿や他国防衛軍や他国ギルドや屋台や他国の王宮等応援や僻地平定などなどに行ってる者達は、ほぼ防衛軍とギルド側冒険者の違いなどはほぼ意味ない。皆そこの同僚としてお互いに助け合ったり指導しあったりして、現場を当初の目的に持っていこうと頑張るだけだ。
なので、現場に出ているときはもう現地民を含めてそこの者達は仲間として一心同体くらいになって頑張る。それが、自分たちが最も楽しくかつ効果的に仕事ができる、と、皆もう気付いているから。
そして大半の出向者達は、現場に出ることにハマり始めている。
今まで中央王国王都銭湯にいた魔人達は魔国王都銭湯に行った。
「飯がまずいからいやだなー」と皆ごネタが、
「銭湯に食堂をいくつかつくるから、従業員はそこで食べていいから」と飴を提示したら逆に希望殺到。で、くじ引き。
「どうせ一年くらいで向こうの連中を育てて経営移行しちゃうんだぜ?こっちに戻ってくるまで楽しんでこい!!」
とイサムは言ったが、そんなの言われずとも、奴らはなんでも楽しんでやるのだ。
至るところで働く彼らを見ると、それはよくわかるのだ。
タカシは嗅ぎまくり毎日かな?と失礼なことを思っていたら、なんか上位研修を手伝っているという。
「ええ、結構教えるのうまいですよ。もう何度か一人で全研修行程やりましたよ。研修生全員結構成長してました。変態なのに、上手いですねぇ?」メフィ
ちなみに>研修生全員結構成長してました。←これは、研修内容の厳しさに比例することだろう。 ぷw タカシ、容赦ねーな?
だからタカシの王都銭湯支配人を実質やめさせたという。
そろそろタカシも異界訓練するかー。
嗅覚が異常に発達したりしてなーwwwフラグ?
数日後、タカシが行う研修も一段落した。翔太に言って、タカシを異界に連れて行く。
ああ、その前に魔法をそれなりに使えるようにさせとかんとなー、もったいないわな。
魔法できれば、あっちに居るだけでも同時に強化されるんでお得なのだ。
なのでタカシに魔法研修してみようかな?
訓練場の端の第二訓練場。以前防衛軍隊長達に魔剣(魔法剣術)を教えた時に作ったとこ。
「さてタカシ。おまえ、魔法ってどんくらいできたっけ?」
「えー??これとー
どコーン!
これと
しゅびんっつ!!どっがん!!!
ぶんっ!!ばかっ!!
めぇてぇお・「ストーっぷ!!」それはやめさせる。
防護系は?
木の枝を拾って、指先でちょん、てやって、
でぐま”ぐま”や”ごー”ん”!!きらりん!!
ここら一帯バリア内。
「エンチャントと同時にしてみました」へへん!みたいなタカシ。
「ほう、なかなかじゃないか!
で、回復は?」
・・・・
森からオークふわふわと浮いてでてきた。
タカシのそばに、どっしん!!
で、軽く蹴るたかし
どっこーん!森の大木を何本もへし折って奥に飛んでいくオーク、、
で、ぐちゃぐちゃになったなんか肉塊がふわふわ浮きながら高速で戻ってくる。
ぺっぺっぺ!!血しぶきかかったー、、気を使えよタカシ!!
「回復」
しゅわしゅわしゅーーーううううぅ
その背中を蹴飛ばす
「・・ぐうぅ、、」声を上げ、生き返るオーク。
その目はもう、世の中にこれ以上怯えきっている目はないんじゃないか?くらい?
「合格だな!!、んじゃ異界に行くかい?」
・・・いや、いまいちどころかかすってもいねーよってのわ自覚したからわかったから口から出た瞬間に”ああ、まずった!!”ってわかったから、、、ごめんよ・・
おほん、ま、そのオーク、逃してやれ、、
ポーーーい、、と森の奥に投げるタカシ。
行くぞ!
うし!
異界
ほう、これが、、以外な異界、、(タカシ)
俺と似たようなもんじゃん、ぷw
・・・・むぅ、、(タカシ)
まぁ時間はいくらでもある。好きなように修行しろ。
でもいつでも自分を瞬時に限りなく冷静にできるように、
熱くなっていても、その自分とは別に完全冷静な自分をもっていられるようになれ。
それができたら特訓終了だ。
靴を自由に出せたり、とか勝手なことばかりやっているタカシ。
「でも臭いがなんかちがうーーー、、」
だとー。
「あまりめーだろ?生物じゃないんだからこの世界では」
臭いのものと微生物も生きられないといふことである
チェッ!(タカシ)
まぁ、こいつは早く終わりそうだな。
とか思いながら、時たま隙きを突いて襲いかかる。拳のときもあるし、剣で斬りかかるときもあるし、魔法で一瞬でというときもある。
こいつ、逃げるのうまうま!なので逃げないで防いてみろ、つーたら、大体バリアのみで済ましている。
マッシム・カッシム以上の強力さだな。細かく操作され安定性がかなり高い。変態のくせに?
組手やったらー、こいつ、教えているから自分もかなりのびたな?どら*え*もん?
もしかしたら、魔法とかメフィに教わってたのかな?あいつしかいねーもんな、格上。
もう、ほとんど防護用の強化魔法を解いているんだが、全くケロとしているタカシ。
最後を解く。
びくん!
「はぁーー、開放感っ!!!」
おい、守ってやってたのに、なにそれ?
「早すぎるんで、もう少しやってくぞっ!!」
「ういっす!!」
で、組手を延々と。ぼっこぼこにし合う。
で、剣のみで。ざっくざっくと切り合う。
で、魔法のみで、、
どっこーん!!
・・流石にこれはだめかー、、霧状に粉砕されたタカシを「回復!!」。
「酷いっすよ、、全力っすか?」
「ごめん、半分?」
・・・・がっくし、、、
いや、ほんとは1割いっていないとおもふ、、ごめんよ、、、
ま、こんなとこか、んじゃ帰るか?
うーい、、ハラヘッター
??いや、ここじゃ空腹感すらわかないはずなんだがな???
シュン!
魔物の森の宿1F食堂。
「めふいさーん、ランチクダサーイ!!」タカシ
「あ、わりーけど俺もたのむー」
「はーい!!」厨房内からメフィの声
「おやまぁ!強くなりましたねぇ、、」メフィ
「お、そうかい?へへへ、、」おっさんかよ、
「うん、こいつ、この世界なら俺らの代わりくらいできるよ、もう。あーあとは
「主さま?甘いんじゃ?」
「へ?」
「主様とタカシ、どっちがより怠け者でしょう?」
「そりゃタカ・・・・・げっつ!!!!」
ふっふっふっふっふ
「そうです、先に怠けた方の勝ちですよ怠け者ってのは」
メフィがなんで怠け者を理解しているんだ?!!
「そりゃー、ずっと主さまみてますからねぇ、、」
嫌なやつだなー実験動物かよ俺ー
「ちっきしょーーー!!今度は勤勉なやつを探すっつ!!!」