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下−293 危機!! 思い出せ!これはコメディだっつ!!


イサムが磯に来ました。

わざわざ。

ヨーコと一緒に。


ざわざわざわざわざわ

(イサムさんが女連れ?)

(いいのか?)

(何?)

(いや、彼女さん、アノ件知ってるのかな?)

(・・・ああ、あれな)

(うむ、神様になった件だろ?)

(おうそれよ!)

(ういにー神)

(((((罰当たりがっつ!!!!)))))


(さては・・おまえ、敵だな?)

(え?ちがうよ?おれのもちっさいぜ?)

((((おやしぃ・・))))


「コホン、そこの、青い炎って、好き?」イサム

ぶんぶんぶんぶんとものすごい高速で首を左右に振るので見えなくなっている五人ほど。



怪訝な表情になるヨーコ。


で、イサムはA治と話をして、なぜここで、何をしてるのか?を知った。

A子らしい=A学園らしいとても良い発想である!

あほうなことをできるのは学生のうちだけだ!!

と思うイサム。

ブーメランに気づかないイサム。


海藻も旨くて栄養在るもの多いぞ、と言うと、誰も海藻の種類とか知らない。

「ちょっとまってね」とヨーコが言って、

ひょいひょいと海から何種類かの海藻を転送してくる。


「これらが美味しいわ。調理法は多分あなた達の寮のコックさんが知っているでしょう」

と、A治に手渡す。


「はーい!イマイチぱっとそねーな!インパクト無ぇー、とか思ったやつ手を上げろ」イサム

誰も挙げない。


おいしそうだ、食べてみたいな、と思ったやつと続けようとしたが、わざとらしいのでやめたイサム。

代わりに

「海藻はサラダだ。なのでメインディッシュに槍魚かじきまぐろでも獲ってこい!今見たらここらに回遊してるぞ。」


「おーし!私達の出番だー!いくぞ諸君!」チー

そう言いながら魔法で泥舟を作っている。前回より更にでかく!!


子供はなんでも大きけりゃ大きいほどいいと思っているのだ!!

食い物に苦労してきた子はもっとそうだ!


で、

できがった泥舟を見て、そそられない男子は居ないわけで・・・

皆乗り込んでかってに改蔵!


甲板はチーに、魚をぶち込む時に邪魔になる、と却下されたので、船べりにデカ目の通路程度を作った。

でもそれだけ、何もできない。艦橋も、砲も、飛行甲板も。

困った顔の5人衆


というか、船と言うと戦闘艦以外無いのかよ?!!!


「おまえら、お前らも魔力合わせりゃ実物大巡洋艦程度なら行けるはずだぞ?」

と、助言してやるイサム。


それだ!!とか一同叫びながら磯に降りて、

・・・・

どーすりゃいいんだ?

悩み始めた。


「例えば、A治が外郭と竜骨作って、美雄が甲板やら甲板の支えを作って、椎輔が艦橋作って、デジレが砲を作って、いにゃすが後ろに飛行甲板作りゃいいだろ?」


おおそうか!!(一同)


作り始めると、飛行甲板が小さいとか言い出す。

「おめーら魔法で飛ばせるんだから、8分の1くらいの飛行機でいーじゃん?コクピットと翼さえありゃいんだからよ?」

まぁそうか??、などと??を付けて納得する一部の不満分子w。


チー達はそんなのお構えなしに先に漁に出ている。



A治達の苦労の結晶はできあがり、進水式。

もう最初から浮いているけど、動かして見るらしい。


およ?よよよよ?


ざっぱーーーん!!

横転。


「やっぱ上がおもすぎたか・・。おまえらだから、なんか細工して軽くさせたのかと思ったけど、しなかったんだ?」

と、イサム。


皆口をあんぐり開けて固まったまま動かない。


浜辺に砂で作った全長10mくらいの精巧なヤマトを、でっかい波が一瞬で押し流したってのと、同じくらいのメンタル破壊?


まぁ、・・・・・・

ここらの海から海藻を山ほどとって、奴らの周囲を埋め尽くしておいたイサム。

御見舞?w


かける言葉もないので、イサムとヨーコは宿の浜辺の方に戻っていく。

!!

思いついたイサム。

土でバイクを作り、ヨーコとタンデムして、サイコキネシスでバイクを操って海上を突っ走る!!


爆音が無いが、波を突っ切る音だけでかなりの音だ!

ずざざざざざざざざざざざあーー!!!ざざーー!ざっぷん!ざざざざーーー!!

少々跳ねたりしながら沖の方に出て、ぐるーっと大回りして浜に向かう。


磯で男子達がなんか言っているので

「おまえらは戦闘機でも作って海で走らせりゃいーだろ!」

と言っておいた。


こっちの者達にはわからんだろうが、転生者にとってはかなりシュールだろうなーw


バイクは、なんとなく理解できるだろう。でも、戦闘機はねーよな?w 素直に飛べよ!と突っ込まれること必至!!



浜では注目の的であった♪

で、林の入り口で魔法解除。バイクもヘルメットも土に還る。


浜の食堂でカレーと焼きそばとかき氷食べて、魔物の森の宿に戻った。



魔物の森の宿一階食堂隅の席。

ことん、

湯呑みが置かれた。置いたのはヨーコ。イサムの目の前に。


「お、ありがと。疲れたか?」

ヨーコは帰ってからすぐ食堂の仕事に入ったので。


「ぜんぜん?ごろごろしていたし」

まぁ、そーかな?


「たまにはいいな」

「ええ、また今度連れて行ってね?!」

「おう。」


(西の大陸に行った時の方がデートっぽかったわね。)


ヨーコも仲間たちと同様に、戦闘のある可能性が高い方が良いらしい?


今まで言い寄ってきた男たちを、

(戦闘等が)使えねぇ、とフリまくったのではなかろうか?



なんか路線が変えられつつ在る危機?!!


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