第二十一話 元ゆー、二つ名と掛け声がアレな件については、、
「まっちゃーん、そっち行ったぞー」俺
「了解でーす!」、、ズバッ!
「タカシさん、ほい!」
ズバリん!!
「ありがとかっちゃん!」
なかなか良い出だしである。
ここは魔物の森。
俺らはぷち遠征を始めた。
足慣らし、だな。ここで慣れたらダンジョンに潜るつもり。
今さっきコボの群れを全滅させた。この程度なら2人一組でいける。
「オーガの群れが出ないかなー、10−20くらいでないかなー」
「いいっすねー、魔法使っていいっすか?」カ
「んー、とりあえず剣で行こう。ダンジョンに潜ったら魔法でドゴーンとかやって崩れたらいやだろ?なるたけ剣で始末し、魔法は獲物だけを殺る最小限度の威力に抑えるんだ。」
「えー、そんなの難しいですよー」カ
「うん、すげー難しいかも」マ
・・・・・・
あ、ちょど良いのが来た♪
「タカシ、あのゴブの頭だけファイアボールでも氷礫でもいいから殺ってみ?」
「ういっす、ほれ」
ポン! ゴブの頭が破裂。
「あーやるんだ、どんどんゴブがくるから、マッシムとカッシムはどんどん練習!!」
どん! ぼん! だーん! とん、ぽん、たん、、
少しずつ威力抑えているなー
・
・
はぁはぁはぁはぁ、、
「つ、疲れるっす、、、」マ
「でかいの出している方が全然楽、、、」カ
「まぁそうだな、でもこれは単なる慣れだからな?慣れたら小さい方がよほど楽だからな?」イサム
「「まじ?」」
「まじっすよ?」タカシ
ひとのタカシが言うんだから、そーなんだろうなー、と2人納得。
基本、人は魔力保持量が魔人の数分の1からふた桁分の1程度。だからエコノミーモードで行く事は、ひとにとっては必須なのだ。魔人もそれは常識として知っている。
だが、タカシは魔力膨大だけどね。なんたって一応対魔王兵器として召喚されたんだから、召喚で来る時にいろいろなんだかんだが付与されていないほうがおかしい。どーゆー仕組みかわからんが、どーせ神の奴らが楽しみで作った仕組みだろーよ。
実際、今はもうタカシはマッシム、カッシムより倍ほどの魔力保持量がある。
ぷ! 魔人2人いて、ひと2人のお荷物位置なってるww 超珍しいwww
(ゆーしゃ2人なんだから仕方がないでしょっ!!)念話網張って聞いてるメフィ
「あっはっはっはっ!!!」
「どーしたんすか?突然?」タカシ
「いや、思い出し笑いだ、気にするなーwww頑張るぞタカシ!」
「よくわからんすけど、うっし!!」
「よくわからんですけど、やっぎ!!」カ
「よくわからんですけど、、、、、ブタッ!!」マ
オーク!群れ発見!!
「いっけー!!!」
「「「おーーー!!!」」」
「うっし!!うっし!!うっし!!」
「タカシさん、ここはこれでしょう、ブタ!!ブタ!!ブタ!!」ぽんぽんぽん、「ブーターっ!!」どんどんどん!!
「そうだな!豚相手にはそーだよな!!ブタ!ブタ!!ブターーーー!!!」ずんばらズシャザンズバン!!
「あーはっはっはー!!ブタブタブタブタ!!!」ひゅんひゅんひゅんひゅん!!
うーむ、、なんだろう?、、、、、、、、、、、
「まーいいや、それ終いにしたら、ダンジョン行くぞー、ブタはうまいんだから残さずストレージにしまっておけよー」
「うーい、ブータっつ!!」ずんばらりん!
ダンジョンに向かう途中、オーガ(群)に出くわした。ラッキー♪
やろうと思えばタカシ含め皆転移が使えるのでダンジョンの中迄跳べる。タカシは・・どこ行くか不安だらけだが。
だけど
「普通の冒険者と同じように行動する。点の行動ではなく、線の行動で、点と点の間でのことも重要になる場合もある。なので楽しようとしない。そのあいだのイベントがでかい場合とか、よくあるんだから。」
と説明したら、一番食いついたのはタカシなのは当然であった。
「しかし、毎回拾えるとか思うなよ?1000の努力で1ありゃいい、と思っとけよ?」
「えーー、、」 相変わらずタカシな奴だ。
なので転移を使わなかったごほーびで、
オーガである、群れである♪
「んじゃ、今度は3人で連携っぽく殲滅していってみ?」俺
「「「うがー!!!ぉうがーーーー!!!!!」」」 なるほどwww
まぁ、左右と中にわかれてそれぞれ突進し、そばの獲物を斬りまくって前進、皆剣が見えないよねー、、たまにタカシの剣がズドドーンとか音を放っているのは音速こえたんだろーなー、瞬間、周囲にあるのが破裂したようになるのは衝撃波なのかなー?
音速剣、、ぷーーーwwwwww、厨二にふさわしい剣技である!!
うーむ、さほど練習にならなかった。
それから、
なぜかのんびり歩いてダンジョンに向かっている。
「「ぼーくらは銭湯冒険者♪今日は番台、明日はダンジョン♪明後日はーどこだろー♪戦う銭湯番台員♪いけいけごーごー番台だー♪いけいけごーごーダンジョンだー♪・・」」
「ふむ、お前らのテーマソングか?」
「「はーい!!」」
「そうかそこまで入れ込んでるなら、”戦う銭湯員、マッシム&カッシム”とお前らのコンビ名を授けよう!」
「「わーい!!闘う銭湯員だー!!」」
「嬉しいか?」タカシ
厨二には物足りなすぎるんだろうよ。
「タカシ、お前には”黒衣の秘密勇者、白薔薇の騎士ルージュ”ってのはどうだ?」
キラキラした目!!
「いいっすね!!かっけー!!」
「ちなみに、黒衣は黒いマントとか服装で、白薔薇はそのもの白いバラだな、でルージュは赤、で、秘密勇者だから勇者で、白薔薇の騎士なのだから騎士。・・・」
「わけわからんっ!!!!!」
「いや、簡単だぞ?燕尾服着て黒マント羽織って口に白薔薇を常に咥えててその唇には常に真っ赤な口紅を塗っておけばいい。で、騎士らしくフルメタル甲冑着ている。でも中身は実は勇者設定。
どうだ?完全にクリアしているだろう?」
「すっげーイヤッ!!!」
「わがままなやつだ、、」
・・・・
「あれ?そ言えば、マッシムとカッシム、おまえら銭湯から抜け出て、銭湯の人手大丈夫なの?」一応オーナーだからね?俺
「だいじょーぶでーす、人数いっぱい居るからー」
えー?全部で50人ほどしかいなかったよなー?
旅館(大)+食堂、武具屋、飯屋、土産物屋、ダンジョン1F宿+物販屋、運送部隊、、、
いくら働き者魔人達だと言えど、もうそろそろギリじゃね?
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ダンジョン入り口とうちゃーっく!!
「って、すげー派手になってるなおい!!」
なんつーか、、なんか、クリスマスの時期のおとなの夜のお店か、なんか勘違いしている田舎の遊園地か、に入るような感じの入り口、、、正直「入りたくねぇ」、、
「すっごくきれい!」カ
「うん、きれいだなー!!」マ
そうなの?
どうよ?ってタカシを見る
目を輝かしちゃってるよこいつ!!!
うーん、俺がおかしいのかなぁ、、まーいーや、繁盛してるんだから、、
で、魔物に全くあわないまま、ダンジョン1Fプチ宿に着いた。
「おれ、ちょっと出てくるからおまえら飯でも食って休憩しとけ」
と言い、王都警備部隊本拠地に。