下−124 ヒッキーと月面
何があっても気にしないのがデフォなイサムだが、今回だけはなんか自分がちんちんとしか思われてないんじゃね?と少し落ち込んで亜空間部屋に引きこもってしまっていた。
で、秘蔵の漫画読みまくり。
本棚に前後二重に詰め込んであるんで、何百冊?2−3百あるだろう、、
ほぼ全部読み尽くし、面白いのはまた読んで、とやっていて、ほぼ全てもういいや、ってくらい読みまくったイサム。
飯はメフィが運んできてくれていた。
完全無欠の引きこもり状態になっていたわけだが、、
「あ、、もうすぐアラタと桜の結婚式じゃね?」と思い出した。
ぎりぎりになったら、メフィも流石にイサムを引っ張り出そうと思っていたのだが。
なので念話で魔王に訊く
「結婚式のアレ、どうよ?」
「おう、オカンに丸投げで、何も言ってこないからいんじゃね?」
まぁ、こいつらだ、こんなもんだろう、、
「お祝いの贈り物とか、用意した?」
「あ、、そーゆーのも必要か、、、」
「多分、、俺らめったにそーゆーの関わら無いからなぁ」
あっはっはっはっは×2
んじゃ2人で用意するべぇか、、となった。
そのほが豪華にできるよね?って。
「別荘とか?」イサム
「いいな!」魔王
「ハネームーンで別荘に引きこもってがんがん子作りしていっぱい子供ができりゃ、桜も幾分丸くなるんじゃね?」
「あー、かもなー、、人間は子作りもめんどくせーなー?」
あー、あるいみ、全くだ、、、ぷw
一緒に寝てればある日赤ちゃんが湧いているっていう魔人は楽だよなw
いろいろな意味で、、、、w
「どこにしょうか?」
「うち(魔国)?」
「うーん、、どっか風光明媚で温泉が在り、雪も、、雪はないのか魔国には、、、」
「あるぜ?国境付近でマソが弱いところだと降るぞ」
「そこ、温泉出る?」
「訊いたこと無いけど、おまえなら探せるんじゃないのか?」
まぁ、、できるな、忘れてたけどw
「魔獣多いの?」
「まぁ、マソが弱いからなぁ、、出てもあのアラタと桜じゃ腕力と魔法でちょちょいのちょい程度だろ?つまらんぞ?」
確かに、最新型アラタなら魔国のドラ系だろうが余裕だろう、、
んじゃ、と、イサムは魔王の所に転移した。
魔王は学園にいた。
「なぜ?」
「あ?いや、呼ばれててなー」魔王
「あっはっはっは!たまには魔王様がここに来ないと、まじこの学園が僻地だと思われてしまうだろう?」A子
あ、これC子の仕業だな、とすぐわかったイサム。A子がそんなことこれっぽっちも考えるわけがないのだ!!
で、学園プロモーションは終わったらしく、生徒たちが引き上げようとしていたところ。
「皆!待て!ちょうど、人間側の棟梁が来たんで見てけ!」A子
珍獣扱い?
「イサムさん、なんかして?」A子
・・・・・・
(なぁ、魔王は何やったの?)
(ほれ、そこに、、)
でかい怪獣の足跡
でっかくなって足型残したのか、、相撲取りですか?
「でもなぁ、、この学園の生徒じゃ、、生半可なことじゃ驚きもしないだろう?」
「まぁ、、そーですな、あっはっはっは!」A子
バリア、転移。
シュン!!
「あー、空気がバリア内分しかないから、あまりイられないからな。あと、バリアから出られないからな!」イサム
月面である。
「・・・・おめー、いつの間に?」魔王
「あー、、9回目頃?気付いたら、、」
・・・・・最近じゃねーのか、、、
一人が月の砂を集め始めた。砂つーよりパウダーだな、、なので、このバリア内、人間(魔人)以外の生き物を全て死滅させた。細菌いるとあとで困るからね、多分地上の酸素分で死ぬけど、、でも念の為。
このパウダー状なので、棒倒しが難しくて面白いだろう、と一人が始めた。鉛筆を出して棒にして。
一発で倒れるw
だよなぁ、、
なので小山にして始めた、、
あほー、、、人の背丈より高い、、
あ!と一人がその小山を固定化し、横穴を堀り、中を広く掘った。
「雪壕、ならず、月の砂壕、、ぷw」
皆大爆笑していたが、、、
おもしろいか?
俺にはわからねぇ、、と魔王
像とか作り出すものも、当然だが出てきた。
城とか、な、、
「魔王城!」と、、
魔王、目を輝かせちゃってるよ、、全く一緒だよホンモノと、、す、げーな??
「なぁ、、」魔王
「いいよ?」
「はっぴょー!!大賞は、この魔王城ううううう!!!」マ
おおおおお!と歓声が!!
「ただ遊んでただけなのに賞を付けてくれた魔王に皆拍手だ!!」イサム
ふとっぱらー!
かっけー!!
とか歓声が飛ぶ
「作者を魔国アーチスト、と、魔王認定!!、この作品は魔王城客間に飾ります!!」魔王
おおおおお!!!
「んじゃ、収納するぞー、、あ、その前に、地球の重力に負けないように、魔法強化して、、と」
クッ、、、オチが破られてしまった、、、、地球の重力で潰れちゃった!てへ!とかのオチにしてたのにっ!!
イサム、強くなったな、、