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下−87 タカシ組ノービスナイト 2


くそー、、

妖怪大集合・・・

なんだこの街は?


通りを数往復して歩き疲れたので、ちょっとだけ休憩のつもりで、最もマシだと思えたオカマのお店に入る。

ここで情報収集しよう、つーても、コレだけ見て最もマシだと思えるのかここ(オカマの店)なんじゃ、この街自体が見込み薄だよなぁ、


店内はそこそこ客がいるようだった。あちらこちらで野太い歓声があがっている。盛り上がってるの?

まぁ他がアレだし、、つーか、、アレで採算とれるくらいに売り上げ上がるのか心配になっちゃうよな?



さっきまで居たケモミミ喫茶はハズレではなかった。おとなしい部類の店であった。

ただ、他の客の何組かが、今日は**達はいないの?とメイドに聞いていたのが、、、その**を目当てで来る客がそれなりに居たようなのだ。

**をトリとかに聞こえたんだが、多分気のせいだろう。

ま、どっちにしても今日のあの店は、問題が無かったのだから、俺的には不幸ではなかったのでおkだ?

ケーキもそれなりにだったし、、、

獣人達も愛でる分にはかわいかったし、、


なので、こっちのほうも少しは期待できるかな?と思っていたのだが、、、



さて、

「・・・えと、、ママ?パパ?さん?」 隣りに座ったごっつい人に訊く。

ドッコン! エルボーがみぞおちにめり込む、、、一瞬腹に力を入れるのが間に合って助かった、これ、胃が破ける打撃力あったよな?


「へぇ!凄いわねあなた!はじめてよ、止められたの!!しかもこんなに若く可愛いのに!!」

「・・・・・しょっちゅう客の胃袋破いてるんか?」俺


「いやねぇ、、たまによ、たまーに♪」

「2日に一度くらい?」

「も少し多いかも?」

・・・・・・


「ねぇ、最近夜のお店で遊ぶようになったんだけど、なぜか獣人の女の子がいないんだよね?なぜ?」

「・・・・何?おかまよりそっちのほうがいいの?」


「ちげーよ、絡むなよ、単に聞いているだけだよ!」

えれー形相で睨んできたよ、、、なんか獣人女子に敵対心もっているの?オカマさん達?


「うーん、、、募集しないから?」

「・・なぜ募集しないのよ?」


「・・・・なぜ?」

いや、俺が訊いているんだけど、、?


「なぜだと訊かれても、、事の起こりは厳喜元年!巌流島で」

「それはもういーから!」

「あら?誰かもうやったのかしら?」

「最近はやってるみたいだな?」

あらやだ、、もう古いのね、、、(パパママ)

流行の最先端追うタイプか?


「もふもふの娘がいると、そっち系の人が多くなってねぇ、、、ほかの娘が困っちゃうんじゃないかな?」

かな?って言われても、、、まぁ、、なんだか納得できちゃいそうな理由だけどな


「まぁ、、そうか、、あ、、、んじゃ、ここらのほかの店はどーなのよ?妖怪ばかりじゃん?」

「ひどいわねぇ、、ま、あたしらもそう言っているけど、面と向かって。」

ひでぇ!


「でも、そういうのがイイ!!ってのも少なくないのよ?あとでどっかの妖怪屋敷に入ってみれば?この程度は席が埋まっているはずよ。」

うそ、まじ?何この街?男たちの目がおかしいのか頭がおかしいのかはたまた妖怪が平均なのか?


はっ!と気付いて、見回すと、

生徒たちは皆それぞれ楽しんで?いる。

タカシは、いまいちなんか悩んでいるようだけど、、、床に脱ぎ捨てられた28センチほどのサイズの赤いエナメルのハイヒールをにらみながら。

ガンバ!!タカシ!!!


「はい!あーん!」野太い

「もぐもぐもぐ、、、では拙者もお返しに、、あーん!」

・・


「え?これ人工でありますか!」

「見えないでしょ?最新よ!もむ?」

「いいのでありますかっつ!!??」

・・


「むっ、、、むむむむっ、、、身体強化しているのに、、、」

「うふふふ!その程度?、だめだめねぇ♪」


どこの夜のお店に、店の娘(男)と腕相撲するやつがいるんだよ!


「ぼ、、ぼく、、こーゆーおみせ、、はじめてでごんす、、」

「かわいいわねぇ♪、大丈夫よ?おねいさんが(男)ちゃんといろいろ教えてあげるから?」

・・・


「薄暗くないでありますか?」

「ばかねぇ、これがいいんじゃない、、はっきり見えたら怖いでしょう?」


何が?!!自覚ありかよっつ!!気の毒だなっつ!!!

・・


「皆楽しんでるじゃない?心配いらないわよ!」パパママ

一部心配なとこがあるけど、、まぁ、、男同士なら、、????

どーなんだろ?


「まぁ、、、なんか、、なかなか、、どうして、、」答えようがないんだが、、、

「ウチの娘(男)達はベテランばかりだから心配ないって!!」

何のベテランなんだか、、が、心配ですが、、、


「まぁ、でも、皆優しそうに?はじめての夜遊び??デビューを飾れてるようだから、、いいか、、、いいか???」とか一度はおもったが、、・・・・・・・・・・・・うむ、、どうなんだろう?


はじめての夜遊びのお店がオカマバー、、、デビューにふさわしいっちゃーふさわしいかもしれないかな?と、考えようによっては言えないこともないことも無いかな?

モノホン(女子)だと、きっついのもいるからなぁ、、トラウマになったら、、、本気でこっち(オカマの世界)に来ちゃいそうだし、、まぁいっかー、まいっかー


デビューはオカマバーがイイそうです♪w   (責任持てないけどw)



「うっつ!!!」

ドッカーン!!!!


タカシが勇気を奮って嗅いだ28センチがものすごかったらしく、思わず放り投げだした様子であるw

壁に穴が開いていた。


「お?あんちゃん?儂のかわいいクックちゃんが、臭いってか?」

28センチの持ち主か、、足のサイズにふさわしいガタイである!!

パンパンになった花柄ワンピースのむきむきな小山のようなまっちょである!!

おかまやるんだら筋肉落とせやっつ!!


「え?臭いんだもん、、思わず、、、ごめんね?」タカシ

「いんや、許さん、儂のかわいい赤い靴、、、同じ悲しみを味あわせちゃる!!」

パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、パンパンパンパン、ずんずんずんずん、ぱしぱしぱしぱし、・・・・・・・・


「おまえ、やるのう!」花柄ワンピースマッチョ

「いやー、おねにいさんこそ!!」タカシ


二人はぴたっと止まり、お互いを認めあった。

が、それはそれ、、

花がらが前蹴り、タカシが旨く避け、花柄の股間に軽く前蹴りを、、

「「「「「「「「「!!!!!!!!ひっ!!!!!!!」」」」」」」」」」


息を呑む一瞬の悲鳴とともに、店内は凍った。誰も身動きすらしない、、、

全員、自分の股間を両手で抑えていた。無意識だろう。

花がらは、、そのごつい顔面中から、どっと汗を吹き出させ、どうっ!!と前かがみに倒れた。


全員の悲痛に歪んだ表情は、それから数分、イサムが動きはじめるまで続いた。


「回復♪」

そのあとイサムが花柄の後ろにまわって活を入れた。


「もう痛くないだろ?」

「・・・・あ、、ほんと!全く痛くないわ!!私は蝶!蝶のように体が軽いわ!!」

と踊りだす、、店がずんずんと揺れる、、、


蛾?つか、これこそモスラ級だなー


「ママパパ、モスラって店、知ってる?」

「ぶっとばそうと思ったけど、、ええ、知っているわよ?勇名よあのママは」

・・・・勇名?


「何よ?行ったことあるの?」

「ああ、二度ほど、、」

「ふつーのお店でしょ?よかった?」

いやあれをふつー、、、ああ、この街に基準なら十分に普通なんだな、、


「ああ、まぁまぁ面白かった。いい奴らだったからなー」

「そう?おかしいわね?」


あれ?


「・・・どう、有名なの?」

「いやね、勇名なのよ。料金に文句を言う客をばったばったと、、」

あ、もういいや、、、


「でもそうひどいボッタクリじゃなかったぜ?」

「まぁそーなんけどさ、、もともとあそこいらはケチ臭かったり、ケチ付けて少しでも安くさせようっていうのが多いらしくってねぇ、、今のように景気良くなっても、やっぱ染み付いたケチ臭さはぬけないでしょう?」

まぁ、、そうなのかな?


「あんたは、どーだったのよ?」

「え?数日居たぜ?」

・・・・・・バカ?


「いやね、、どんちゃんした日はそのまま眠り込んで翌日まで居る、ってのはたまにあるけど、居つくってのは初めてきくわ」

そうなの?


「いやー、俺もそういうの知らんし、、好きなことだけやってるし、、」

「何?あなた、遊び人様?」


・・・遊び人って、そういう立場なの?ここではそういう扱いなの?


「いや、仕事つーか、、そういうのはあるっちゃーあるけど、、」

「ああ、メリハリを付ける人なのね?やるときゃやるぞ!ってか?」


それもなんか違うけど、めんどくさいんで

「まーそーなのかなー」俺


「えー、そーですかー?」

いきなり切り込んでくるタカシ。


あ、なんか変な色のカクテル飲んでいる?

ねぇ、あの酒、何?ってパパママに訊く

「アブサンスピリタスね!」


いや、たまたまだが、両方名前知ってるし、、

「そんな恐ろしいもの、よく作るよな?」

「え?オイシイわよ?」

・・・・・・・・・・・・


流石にタカシでも酔うか、、、

「またたび入りよ?」追い打ち


こっちの世界のまたたびは人間も酔うのだ。

・・・・・


「どういった時用の酒なの?」一応訊く


「えとー、とっとと眠らせたい客に出す酒」

正直だね?!


「一口のんでも寝ないって、すごいわねー、コノ子!」

お前の方こそすごいよなーフィジカル的に


でも、そんなのなくたって腕力のみでも余裕で勝てんじゃん、、

とかおもったが、言わないでおこう。


気づくと、他の5人も、なんかいろいろドギツイ色のカクテルを飲んでいる。

あ、口移しされて、、、

ファーストキスが、、、、??、、いいのか?、あ、男同士はノーカンか!!♪


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