第14話~恐怖の身体測定~
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ウチの学校名物の購買と学食で地獄を二日連続で体験した日から、三日後の朝だった。
教室の空気が殺伐としていた理由は勿論、身体測定の日だからだ。クラスの女子達は朝食を抜いてきているのが全体の八割位だった。
因みに残りの二割は前日の夕食から全く食事を取らずに身体測定に挑む強者だ。
僕はそんな健康に悪いことはせずにきっちり食事を取っている。
「ねえ、夏美何でクラスのみんなは殺気立っているの?」
「奏ちゃん、それは……」
夏美はみんなに聴こえないように僕の耳元でそっと教えてくれた。
「夏美、一食や二食抜いても体重って余り変わらないよね?」
「奏ちゃん、それを今ここで言うのはマズイよ……」
僕の発言を聞いたクラスメートの一人が僕の所にやって来た。
「一之瀬さんはスリムだからいいけど、私達は少しでも体重を減らしたいの!」
クラスメートの田嶋さんが僕の身体を撫で回しながら、反論する。
「ひゃうっ!ヘンな所を触らないで……」
「どーしよっかなー?一之瀬さんの反応が面白いから止めたくないなぁ~」
田嶋さんが僕にセクハラ紛いのボディタッチをしていると、それを見ていた他のクラスメート達も次々に過激なボディタッチをし始める。
「も、もう……みんな止めてよ!」
「「だが断る」」
身体測定が開始する直前まで僕はクラスメート達に身体の色々な所を撫でられたり揉まれたり、髪の匂いや身体の匂いをクンカクンカされたりした。
普通にクラスのみんながやっている事ってセクハラだよね?
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