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種族と言語

■種族について■


この世界には、人間以外にも様々な種族が存在します。

妖精族や巨人族、幻獣の類などと個人的な友情が芽生える種族も多数あります。

その中でも人間社会で共存できるのは、エルフとドワーフくらいです。


※獣人の類は居ませんが、狼男などのライカンスロープなら存在します。



●人間族


 歴史的に歩んできた生活の違いから、人間にも複数の人種が存在する。

 それぞれの人種が分かれた年代は、古代エスタモル王国の建国以前まで遡る。


・ルーメル人

 魔法の力を手に入れた人間の血筋。(オルステイン王国の北西部が起源)

 長寿な半面、抵抗力に劣るため、カルモア熱など独自の風土病に掛かりやすい。

 魔術の素養があるのはこの人種のみ。髪や瞳に独自の色が現れやすい。


※現在でも純血種は数多く存在し、魔法の才能は特に顕著けんちょに現れます。


・バルド人

 勇壮な蛮族の血筋。(古代バルレロ王朝の全域が起源)

 厳しい環境を生き抜く必要があったため、毒にも耐えるほどの抵抗力を備えた。

 肉体知能ともに優れており、人間族としては最も進化した人種と言える。


・ネイティブ(本来の人間族)

 どちらにも派生しなかった血筋。現実世界の人間と殆ど同じ特性を持つ。

 ある日突然魔法に目覚める者もいるので、相当に混血が進んでいるとみられる。

 ネイティブを神の子孫と信じているハザーン聖国では、混血を禁止している。


・ハーフエルフ

 人間(ネイティブ)とエルフの混血で生まれることがある。

 寿命は人間の二倍から三倍ほどもあり、老化の速度も相対的に遅いのが特徴。

 エルフの森で育った者なら、エルフ族と同じように精霊術が使える。


※ルーメル人(特に魔術師)とエルフの間からは、決して子供が生まれません。



●エルフ族


 森に集落を作り、そこで暮らす彼らは、不老の肉体を持ち、精霊と共に生きる。

 男女ともに成人しても、平均身長は160センチに満たない。

 美形揃いだが不自然に幼顔な者も多く、耳の先が少しだけ尖っているのが特徴。

 普段は閉鎖的な暮らしをしているが、人間との貿易は盛んに行われている。

 欲や争いの概念が希薄なため、荒くれ者になるような者はまずいない。


・エルフの森で育った全てのエルフは精霊術が使える。

・肉体は老化しないが、1000歳を超えた辺りで精神が寿命を迎える。


※時折、変わり者や特定の人間に惹かれて集落を出ていくエルフも存在します。



●ドワーフ族


 暗い洞窟の中でも暮らせる彼らは、どんな暗闇でも見通す目を持っている。

 非常に発達した筋力を備えているが、平均身長は140センチ前後しかない。

 彼らも妖精族に近い存在なのか、エルフと同様に尖った耳をしている。

 鍛冶や細工に精通しており、ミスリル銀の加工技術を持つのは彼らだけだ。

 見た目が頑固親父なので誤解されがちだが、意外と柔軟な性格の者が多い。


・ドワーフは暗闇の中でも優れた暗視能力で活動できる。

・寿命は約200歳。肉体は頑丈で治癒能力が高く、抵抗力も高い。


酒豪しゅごう揃いのドワーフですが、単にアルコールが作用していないだけです。



■言語について■


それぞれの種族には、(魔物なども含めて)その種族に応じた言語があります。

人間の言葉を理解して意思疎通ができる種族も多数います。

これは、魔法王国時代の影響が、今もなお続いているためだと言う説があります。

人間の世界には複数の言語があり、それは以下の二つに大別されます。



●下位ルーメル語/文字


 古代エスタモル王国期に完成した日常言語。

 オルステイン王国を初め、大陸の北西側に行くほどオリジナルの発音に近い。

 言語としては非常に洗練されており、全世界に影響を与えたと言われる。


※上位言語もありますが、仮に使おうとしても今の人間には発音できません。

 思考を言葉に変換する前の状態を声に出せと言うくらい無茶苦茶な言語です。



●バルド語/文字


 バルレロ王朝から生まれた日常言語。

 新バルド帝国が公用語として使っているほか、近隣諸国にも影響を与えている。

 下位ルーメル語よりも表現力に劣るが、意思伝達の正確さではこちらが勝る。



●ネイティブ語


 現在では伝わっておらず、手掛かりになるような資料も極めて少ない。

 一説によると、文字が無いため自然淘汰されたとも言われている。



●その他の言語


 エルフ語とドワーフ語には、それぞれの生活に則した独自の文字がある。

 それ以外の種族に関しては、独自の言語こそあれ、文字は確認されていない。


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