地図と地名
※大陸に固有名詞はありません。それが決まるのは数千年後の未来でしょう。
●オルステイン王国(首都:王都オルステイン)
古代エスタモル王国の崩壊後、魔物や蛮族との激戦の末に建国された。
魔法王国時代の莫大な遺物に加えて、金、銅、塩などの資源にも恵まれている。
隣国とは良好な関係が続いており、建国以来、一度も戦争を経験していない。
全国土から魔物を一掃することが国是であり、討伐の報酬も高めである。
古代遺跡に眠る財宝で一攫千金を夢見る冒険者も多く、活気に満ちている。
●エルレトラ公国(首都:公都エルレトラ)
オルステイン王国では、国土の中央南方の生存権を確立できておらず、その対
策とバハール地方への監視任務を目的として設立された。
王都と公都を隔てる広大な山林地帯には、現在でも様々な魔物が生息している。
毎年、山林地帯の北半分が雪に閉ざされる時期になると、エルレトラ側に移動
してくる魔物を討伐するための一大事業が行われる。
●バハール地方(草原地帯)
オルステインとダレンシアに挟まれた土地には、雄大な草原地帯が広がる。
大草原では様々な部族が入り乱れて、遊牧民のような生活をしており、友好的
な部族もいれば、追いはぎ紛いの部族もある。
彼らは馬の扱いに長け、独自の品種改良を施した馬はいずれも名馬として有名。
これらの馬を所有することは、貴族たちのステータスにもなっており、高値で
取り引きされた金銭が、部族の生計を支えている。
●ダレンシア王国(首都:シアンフィ)
王城がそびえる南の地方では、一年を通して海に入れるほど温暖な気候を持つ。
●ボルゴナ王国(首都:ベゼア)
国土の東西と北側の三方を、険しい山脈で覆われているため、ダレンシアに面
した方角だけが、唯一国外と接触できる選択肢になっている。
山脈の奥地は魔物の他に、ワイバーンたちの楽園があるとも言われており、首
都べゼアの上空でも頻繁にその姿を目撃されている。
●マルスヘイム帝国(首都:帝都ルキアスン)
オルステイン王国の東に位置する帝国で、気候などでは共通点が多い。
ロイ王国とベル王国が分離したさい、南方のベル王国をけん制するため、内陸
の一部をロイ王国に割譲したが、勢い付いたロイ王国からの侵略を受けた。
現在は大規模な戦闘は行われていないが、政冷経熱の状態が続いている。
●氷の大地
マルスヘイム帝国の北に広がる氷の大地は、水竜の墓場としても知られている。
氷上を彷徨うモンスターは狩りの対象となり、意外にも人口は多い。
この地で加工した上質な毛皮の大半は、オルステイン王国へと輸出される。
●神の寝床(砂漠地帯)
ボルゴナ王国の山脈に阻まれて、数年に一度しか雨の降らない乾燥した大地。
神話の中では、神が寝床にするために作った土地とも言われている。
ゆえに神聖視はされているものの、とても人間のかなうところではないモンス
ターが徘徊しており、聖地巡礼を成し遂げた者の記録はない。




