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リアルハイスクール  作者: 田中ナブン
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プロローグ

 ステージに立ったまな板がなんかくっちゃべってる。現在午前8時と少し。南都科女子高等学校通称ナゾジョの入学式が始まった。

 因みにここに入る前に全員訳のわからない手術を受けさせられる。ヂャパニーズに倫理感なんてもんはない。きっと20年前に行われた核実験でまとめて吹き飛んだんだな。このお国の人間は自分の人生をゲームかなんかと勘違いしてるみたいだし。


 …以上を持ちまして…


 何言ってたか分かんないまま最初の挨拶が終わっちまった。ステージで話していたまな板は俺好みだったんだがな。っうか辺りを見渡して見ると美少女だらけだ。しっかし俺も随分可愛くなっちゃって。うーん、俺は確かに女だったはずなんだけどなんで俺なんて言ってンのかね。このクズの巣窟は技術力だけは高いから手術ミスで人の人格をバグらせることはないと思うんだけどな。となると、多分人を自由に改造できる位の高いクズが面白がっていじったんか。いや、確実にそうだろ。流石ヂャパニーズ、クソばっかだぜ。まぁこんなことになってるのが俺一人ってことはないだろ。それじゃ疑似ハーレムじゃないか、百合百合しいのは流石にな、一応女だし。

 俺の記憶はそこでぶった切れた。意味わかんねー。起きたら改造されたマイクラスメイト暫定と一緒に教室に入れられてた。30人弱か、あっ増えた。天井から降ってきた。へー、そうやって入って来るのね。そこの扉じゃないんだ。

 まぁ俺は社会的なんでね、そんな些細なことなんて気にせずマイクラスメイト暫定と交流を深めることにするか。


 よう、俺はニシキゴイお前は?俺は近くのおっぱいに声をかけた。言っておくが現在のヂャパニーズの名前はみんなこんなもんだ。クソだな。


「俺はパラサイト。よろしく」


 早速遭遇したか、俺と同じオツムをいじられちまってるヤツによ。やっぱり一定数いるんかね。それにしてもおっぱいが俺って言ってると違和感半端ないな。


 おいパラサイト。


「なんだよ」


 えへへ、呼んだだけ。俺ははにかんだ。自分の顔なんて見えないけど俺は可愛い、多分。あっ照れた、おっぱいが照れた。脳ミソいじられちまってるヤツは同じ女にイジられても照れるのか、俺は戦慄した。俺自身もそうかと思うと気持ちわりぃ。それにしても照れてるおっぱい可愛いな。


 ガラガラ


 ドア開くのね。入って来たのはゴリラ。紺のスーツがバシッと決まってる。ゴリラが黒板に文字を書いてる。ふむふむ、俺らの首についてるボタンを押すとバックアップがとれると。この学校を卒業するまでナゾジョの敷地内なら死なないと。ヂャパニーズは不老不死の体を手に入れた。戦争しようぜ。




 リアルハイスクール

 プロローグは終わりました。


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