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「入学式」

 4月1日。

 来てしまった。

 入学式がついに来てしまった。

 困った。

 

 俺は100万Gが欲しいだけなのに!!

 困った。


 調べてみるとこの学校には4年間はいる必要はあるみたいだった。

 困った。


 困ったという言葉が頭の中を反響しつつ俺は入学式に参加することになった。


 ちなみにこの学校は合計1200人の生徒が在籍しており

 その1200人も皆選ばれたエリート集団みたいだった。


「ええ、本日入学した生徒の諸君。おめでとう」


 俺にとっちゃ全然めでたくない話だ。

 校長先生が台の上で入学式の挨拶をしている。

 

「それでは、一位の近藤武夫に賞金の授与を行う。武夫君、台に上がりたまえ」


 校長先生が式の挨拶をした後、名指しで俺を呼んだ。

 俺はその言葉と共に台に向かって歩き出す。


「あれって暫定1位の近藤武夫じゃない?」

「ああ、あの油人間かあ」


 周りの人間が俺を見た瞬間一斉にざわつきだした。

 百歩譲って油人間なのは別にいいだろう。

 だが暫定1位ってなんだ!?

 あれは俺の実力で手に入れた一位だ。

 不正なぞ一切していない。


「カオスとの戦いとか酷かったもんなあ」

「あの挑発に乗るカオスもカオスだけどねえ」


 周りの皆の話題は俺とカオスのことでもちきりだった。


「皆さん、静粛に」


 校長先生のその言葉で皆が静まり返った。


「それではこれより賞金の授与を行う」


 卒業式の卒業書授与みたいに俺に賞金100万Gが行き渡った。

 ついに100万Gとったどー!!

 と喜びたいところだが。


 4年もこの学校に在籍するのかあ。

 まるで刑務所に入れられたみたいだ……。


「それでは2位のマッカート・リンディ君。台に上がりたまえ」


 言い忘れていたが。

 2位から10位までのイベント参加者は賞金10万Gもらえることになってる。

 

 マッカート・リンディ。

 通称カオス。

 俺が倒した相手。

 とりあえず彼に一言述べるとすれば。

 ”100万Gありがとう!!”

 と言いたい。


 4月9日から学校に通うことになった。

 とりあえず金は仕送りで実家に送るとして。

 問題は学校生活だなあ。

 まあ適当にやっとけばいいか。


 



 こうして入学式は終わった。

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