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「強制入学」

 朝。


 昨日は100万Gを手に入れたことが嬉しすぎてすっかり寝落ちしてしまった。

 さて、引渡し日はいつなのかなあ。


「ん?」


 VRBSヘルメットのランプが点滅している。

 俺が寝ている時に鳴っていたのか……気付かなかったぜ!!


 俺はヘルメットを被る。

 もしかして100万Gのことに関してなのかな?

 というワクワク感を抱きつつ


「優勝おめでとうございます」


 頭の中にアナウンスの声が流れた。

 毎回ながらこのヘルメットの機能はすごいと思うわ。

 さて、100万G100万Gっと。


「100万Gの授与は入学時に行います」


 へ?

 今なんて言った?

 

「100万Gの授与は入学時に行います」


 俺の疑問に答えるかのようにアナウンスが再び流れた。

 へ?

 入学?


 俺は急いで張り紙を取り出し、その内容を確認した。

 特別魔法学校マジリティ主催のイベント。

 1位の賞金100万Gという文字が大きく浮かび上がっている。


 うん。ここまではいい。

 俺はこれを見て応募したわけだからな。

 しかしその下にはまだ文字が続いていた。


「1位賞金100万G!+入学金無料!+授業料無料!+寮完備!+特別講師付き!」


 入学金無料?

 授業料無料?

 寮完備?

 特別講師?

 なんだそりゃ……。


 とりあえず俺は入学が目的でこのイベントに参加したわけじゃない。

 ちょっとマジリティに行ってその旨を伝えてこよう。



 ……特別魔法軍事学校マジリティにたどり着いた。

 相変わらずすごい迫力を感じる建物だ。


 俺は学校の入口に入り受付嬢に早速話しかけた。


「あのう」

「なんでしょうか? あっ優勝者の武雄様ですね。優勝おめでとうございます!!」

「あ、ありがとうございます。そのことに関してですが」

「どうしました?」

「これって賞金だけもらうことにしてもらっていいですか?」

「ダメですよ」

「へ?」

「張り紙にもちゃんと書かれてるじゃないですかあ」


 受付嬢はそう言うと、俺に張り紙を差し出しとある文字を指さした。

 その文字にはとても小さくこう書かれていた。





 ”※100位以内の入学が決まった方はそれを取り消すことは出来ないのでご容赦ください。”


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