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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Web上で同性愛者という認識が根付いてしまった、ある可哀想ななろう作者のファン8867号の話。

作者: 棘田 清棘

どっかの教徒「誰かI藤さんの二次創作書いて新たな可能背を見せてくれますように!……藍藤♂さんが二次の許可ださないと無理だけど(チラ」

I藤♂「僕がおっけーすればいいの?いいよ!」


ファン8867号「バイト中とあるなろう作家の二次創作ネタ考えてたや」

I藤♂「楽しみ」


か、書かなければ……(使命感

といった感じです。

軽いネタで言ったのに本人に楽しみとか言われたら書くしかないだろ……

 あれはいつのことだったか?

 別の作家さんが更新遅いなぁ、まだかなぁ? などと活動報告を見に行ったのがすべての始まりだった。

 結構前のことなので正確なことは全然覚えていないが、その作者さんの活動報告にあった某有名動画サイトで第2回のWebラジオの活動報告を見て第三回の予告があった時だった気がする。

 その点を踏まえると2013年12月ぐらいだろう。

 俺は運命の出会いをした。




 「へぇ、こんなラジオあるんだ」


 ある作家の活動報告を見ながらそう言った。

 それは公式のラジオができる大分前、そのサイトで俺が一番最初に見たユーザー生放送である。

 内容は小説投稿サイトの上位の人に質問をしていくってものだ。

 しかしその作者がゲストになる回はすでに終わっていた。

 俺は悲しんだ。どうしてもそのラジオを見てみたかった。

 涙を堪えながらその生放送ページに行くと右下あたりにコミュニティ動画、そして第二回の文字があった。

 放送主は編集してその生放送の内容を動画にしてUPしていたのである。

 俺は感謝した。その生放送主に感謝をものすごいした。おかげでその好きな作家の放送を見ることができた。

 そしてその好きな作家の部分を見終わり、物足りなく感じた俺は第一回の放送を見る。

 とあるその小説投稿サイトの問題児に次に紹介された人物こそ運命の出会いとなる”Ⅰ藤♂”氏である。


 いきなり驚いた。


『♂』

『ホモォ』

『魔♂』


 いきなりこのようなコメントが飛び交っていたのである。

 その時は一人で小説を書いて、読むだけだったので周りの交流も薄く、何の前情報もなしにこれは驚いた。驚かざるおえなかった。

 さらに事件は起こる。あらすじ紹介で放送主が読み間違えてしまったのだ。

 『気が付くと少年は、見知らぬ少女の家に居た……。』を、『気が付くと少年は、見知らぬ少年の家に居た……。』と言ってしまったのである。

 コメントは湧いた。


『少年wwwwwww』

『少年×少年』

『魔♂戦記 ~ゲイの同姓乱世を逝く~』


 これはひどいんじゃないか? と思った。

 だっていきなりのホモ扱いである。

 本人は否定していて、それを楽しむようにコメントが飛び交う。

 マジでこれは可哀想だと思った。

 しかし、すでに終わった放送であり口の出しようがない。

 そんなことを思いながらもすべてを見た。


 その後、時間が多少あったのでそこにいるすべての作家さんの小説を見てみることにしたのである。

 順番通りに見ていき、2番目のその作品を読んだとき俺は時間を忘れて熱中した。


 元々戦記物はあまり読まいタイプの人間である。。

 何故なら魔法があるからとなんでもありだったりする作品も多いからだ。

 どこか俺は空想の世界にも現実性を求めていたので肌が合わない者が多かったのである。

 しかしこの作品は違った。

 あえて魔法を使わず、異世界トリップに等身大主人公。魔剣使いと呼ばれるチート的な存在。しっかりとした目標のある芯があるヒロイン。

 そして何より俺が驚いたのはどの作品も日本から来たってのに魔物や人を殺すことにすぐに慣れすぎてる気がしたが、この作品はそうではなかったのだ。

 殺すことに抵抗感を覚え、敵にも味方にも被害をなるべく出さないようにするその姿はすごいリアルだと思った。

 爽快感が生まれずにあまりそうゆうのが嫌いな人が居るとは思う。しかし俺はそういう小説や漫画にもリアリティがほしいと思うのだ。

 否定する気はない。ただの好みである。

 だからこそ、好みのど真ん中だったこの作品にハマったのである。

 戦記物があまり好きではないなどは関係なく、ただひたすら読み続けた。

 たった一日ですべてを読み終わってしまった。読み終わりすぐにお気に入りに追加した。続きがすぐに読みたいと思った。早く更新されろって祈った。

 公式生放送でレビューを書きましょう的な話を聞き、レビューを書いた。そのぐらい好きになっていたのである。

 そしてありがたいことにその作品は定期更新になっていた。それから毎週日曜はその作品を読むのが日課になっていた。


 俺は某SNSをやっていた。

 その作者も某SNSをやっているみたいだった。

 早速フォローをした。

 まず最初に思ったのがホモォや♂といった記号の数。いったい何個あるんだよと思った。

 有名作家陣にどんどん『ホモはうそつき!」』『Ⅰ藤はホモ、はっきり分かんだね』『……』などとコメントする。

 しかしⅠ藤さんのツイートを見るに否定できなくなっていた。

 いや、否定しない方が面白いと思った。


「うん、本人も面白そうだし問題ないだろう」


 そう結論付けると俺は時々その人のツイートを見た。

 他のフォロワーとも仲良くなっていた。

 そんなある日のことである。


「総統閣下は「魔○戦記」作者Ⅰ藤の世間の認識にお怒りのようです」


 Ⅰ藤さんのツイートからその動画を見た。

 不覚にも笑ってしまった。本当に部屋から出てしまった。

 でも俺は悪くない。みんなやることだろう。

 そのころには多少なりともⅠ藤さんにコメントすれば返信が来るようになっていた

 すでにホモォ扱いするのには抵抗がなくなっていた。

 本人も周りもネタでホモォ扱いしてるだけだとわかっているんだから。そう思い俺もネタでホモォ扱いしていた。


 そして何度もツイートを見て、最初にⅠ藤さんを知るきっかけになった生放送、Ⅰ藤さん本人が始めた生放送を見てるうちにどっちなのか分からなくなっていた。

 いったいどっちなんだ? 何度も何度も自分に問いただした。自分に問いただしたところで結局答えは出なかった。

 当たり前である。付き合いの浅い、それもネットでしか知らないような人の性癖など知るわけもない。

 俺は結論を先延ばしにした。



「Web上で同性愛者という認識が根付いてしまった、ある可哀想ななろう作者の話。」



 そんなことをしてるうちにこんなものが投稿された。


「……」


 いつの間にかⅠ藤さんを白い目で見る会の会員になっていた俺は誰に言われることもなく白い目で見ていた。

 だってそうだろう。誰でもこんなものが投稿されれば白い目で見るしかないだろうが。

 読んでみて分かった。Ⅰ藤はホモだと。

 読んでみればわかる。そしてレビューを見ればわかる。

 気がつけばレビュー数トップ10に入ってたこの作品はなんて言っていいのか……言葉が見つからない。



「Web上で同性愛者という認識が根付いてしまった、ある可哀想ななろう作者のバレンタイン2014 」



「……」


 レビューも受け付け停止になって落ち着いてきた時のことである。

 こんなものが投稿されたいた。

 もちろん白い目で見た。

 これを白い目で見ずにどう見ればいいんだ? 白い目で見るしかないだろう。


「おいおい、こんなの投稿されたらどうなるか分かってんだろ?」


 前回の結果を見れば子供でも分かる当たり前のことである。

 俺の予想通り、いや、当たり前のように盛り上がった。


『やっぱりホモじゃないか(歓喜』

『あのチョコは弟君からだったのか』

『……』


 白い目で見る会、会長はさすがである。

 そしてなんでここにはこんなにホモが多いのだろうか……?

 Ⅰ藤はホモ。

 何を今まで迷ってたんだ? これがまぎれもない真実だろう。

 やっとわかった。いや、むしろ遅すぎたんだ。

 Ⅰ藤はホモ。

 それが絶対で、変わりないのである。











「さっきおまわりに捕まったあるなろう作者の供述。 」



「……」


 うん、Ⅰ藤はホモだろうがホモじゃなくとも変態であることには変わりないな。

 俺は早まったのかもしれない。これが運命の出会いとか言ってしまったなんて…………。


今回許可をくださったI藤様、もとい藍藤♂様には感謝を!

そして読んでくださった皆様に感謝を!

最後に『I藤♂さんはホモ!』

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― 新着の感想 ―
[一言] この作品を読んで、改めて思った。 「藍藤♂さんはホモ、はっきりわかんだね」
[良い点] ネタ以外を取り込みながら藍藤♂先生の魅力のさらに生み出す素敵な作品でした。 自信の体験とそれに至った経緯などが、面白くしっかり研究していて、読みやすかったですね! 作者先生自体の二次創作は…
[良い点] アァーーィフジィ♂先生は真性です [一言] アァーーィフジィ♂先生は読者、リア友、作家仲間に愛される真性だと理解しました
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